日本科学教育学会研究会研究報告

表紙・目次

表紙

原稿種別: 表紙
1997 年 12 巻 2 号 p. Cover1-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_Cover1

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目次

原稿種別: 目次
1997 年 12 巻 2 号 p. Toc1-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_Toc1

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一般研究発表Ａ

一般研究発表A

原稿種別: 付録等
1997 年 12 巻 2 号 p. App2-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_App2

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理科と他教科との関連性に関する研究 : 中学校理科教師の意識

山路裕昭

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 1-6
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_1

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中学校理科教師が理科と他教科との関連性に関してどのような意識や経験等を持っているかを調査した。その結果,次のような点が明らかになった。○関連性の存在には気づいている。○理科と関連の深い教科は,技術家庭,社会,保健体育,数学である。○関連性に対する関心は従来あまり高くなく,授業で意識的あるいは積極的に利用しようとすることはきわめて少ない。○関連性を授業で利用することに対しては肯定的である。○関連性を授業で利用するためには,他教科の内容等について知ること,また他教科の教師と話し合うこと等が必要であると考えている。

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学校べースの横断的・総合的カリキュラムの開発 : 実践スタイルの類型化を中心に

中山玄三

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 7-12
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_7

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横断的・総合的カリキュラムは,いわゆる学究中心主義(discipline-centered)のカリキュラム編成原理の対極に位置づけられ,子供の興味・関心を中心とする経験主義と子供の個性化の過程を重視するものである。科学的素養の育成,環境問題・情報化・国際化への対応として,学校において具体化された実践的クロスカリキュラムの類型は,①単一教科の枠を越えた横断的な学習と②各教科等の教育を基盤にした総合的な学習に大別できる。子供の興味・関心に根ざしたテーマ・課題別の総合学習として教科内容の融合と再構成を行っていくことが今後の課題である。

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環境教育を中心とした小学校教育課程の開発・実施・評価

小林辰至

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 13-16
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_13

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地域の豊かな自然と文化を素材にして現行の指導要領の枠の中でどのような環境教育の教育課程の編成が可能であるのかを,宮崎県山間部に位置する小学校において開発し実践した。その結果,地域の自然や文化等中心となる素材を設定し,それに関連した内容を発達に応じて系統的に配列し,「ゆとりの時間」を活用することが,現実的な教育課程の編成と実践を行う上で重要な要素であることが明らかとなった。

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環境教育プログラムの開発 : 授業実践 1

山下洋, 城祐治, 前田健悟, 三島嶽志

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 17-22
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_17

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環境教育の最終的な目標は,生涯にわたり自然環境との関わりを意織し,積極的に環境保全のために行動していく能力,即ち,環境リテラシーを育成することであると捉えた。そこで,環境リテラシーを育成するための環境教育プログラムの開発をめざし,学習過程の検討,教材・教具の開発を行い,授業実践を試みた。

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地域型コンピュータネットワークから始まるインターネットの活用 : サイバースペースで自由にすごす子どもたち

吉冨一樹

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 23-28
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_23

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ネットワークの活用というと,海外や遠隔地との交流が頭に浮かぶ。もちろん,時間と空間を超えた文流も重要ではある。しかし,遠くにいる人との交流が,こどもたちの意識の中で本物になっているのだろうか。こどもたちにとって顔が見え,実際に会って話すという実体験は重要である。そこで,これからの時代は,人との出合いがある「地域ネットワーク」が重要になってくる。

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子供の調べ学習を支援する分散型地域教材データベースの構築に関する研究

宮田敏郎, 藤井潔

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 29-32
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_29

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インターネットにおける子供の調べ学習を支援するため,各学校のホームページに児童生徒による地域教材を作成し,相互にリンクすることにより分散型地域教材データベースを構築する。今回は,その検索部分について,小学校4,5年生を対象とした実態調査をもとに考察した。

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一般研究発表Ｂ

一般研究発表B

原稿種別: 付録等
1997 年 12 巻 2 号 p. App3-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_App3

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「理科嫌い」の実態 : 子どもと教師の認識比較

中村重太, 岩田秀雄

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 33-36
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_33

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学校における「理科嫌い」,「理科離れ」の実態を,小学校第3学年から中学校第3学年までの7学年にわたる児童生徒を対象に,質問紙法によるアンケート調査で調べた。その結果,子どもはむしろ「理科好き」であり,実験や観察についても,実験や観察の"わかる"機能を確認しており,この点で教師の認識の変革や科学体験活動の増設が必要とみた。

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理科学習における科学的能力育成のための一考察

中村重太, 小嶋秀一

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 37-42
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_37

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理科の学習において育成すべき思考能力や観察・実験の能力すなわち科学的能力を効率的に育成する方略についての実践的研究を行った。能力育成のための方略を検討し,その有効性を調査するため,「グラフ作成」の学習内容を取り上げ,実験群(能力育成の方略を持って学習指導を行ったクラス)と対照群(方略を持たないで学習指導を行ったクラス)を対象にして,二回の授業を約4カ月の間隔をおいて行った。この授業による生徒の変容を,両群の授業前後の自己評価や生徒の描いたグラフの分析を通して調査した。その結果,方略の有効性が,生徒の意識の変化,実際のグラフ作成行動の分析からも見いだすことができた。

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音の伝わり方に関する学生の考え方

岩切信二郎, 日高俊一郎, 高山真理子, 高尾伸介, 奥野正志, 川北一彦

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 43-48
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_43

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音波は身近な自然現象でありながら,目に見えない上,流体であるため理解しにくい自然現象の一つとして考えられている。今回,小学校から音の学習を学んできた大学生を対象にして,音の伝わり方についての実態調査を行ったものである。その結果,次のようなことが明らかになった。①音が粒子の振動として伝わっていくことを認織していない。②音の伝わりを波(音波モデル)としてとらえている者が多い。最後に,調査の結果から,大学生の持つ音の伝わり方の理解について考察する。

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光学的現象についての児童の認識に関する研究

小牧啓介

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 49-54
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_49

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子供が「ものが見える」ことをどのように認識しているかについて調べた研究は海外でいくつか見られるが,国内ではほとんど見られない。そこで,本研究では,光の伝播,光の物体による反射,目による光の受容ということに関する児童の認識の実態を面接法により調査した。その結果,児童の考え方を6つのカテゴリーに分類することができた。また,その中には「光の活動領域」と「ものを見る」こととを関連づけていない児童がいることがわかった。

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「落下運動」に関する学習の問題点 : 「慣性質量」に着目して

日高俊一郎, 中山迅

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 55-60
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_55

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「落下運動」に関して,既習者は「真空中での落下の速さは質量に関係ない」と考え,その根拠として「重力加速度一定」をあげている。一方未習者の半数が「重いものほど早く落ちる」と考え,その根拠は既習事項の「重力は質量に比例する」によるものであった。この結果から「落下運動」の学習において,学習事項「重力は質量に比例する」と生徒の構成概念「力が大きいと速く動く」が「真空中での落下の速さは質量に関係ない」という事象と矛盾することが明らかになった。この矛盾を解決するために必要な「慣性質量の概念」について調査したところ,生徒は,「重い物ほど動きにくい」,「重いものほど止まりにくい」の概念を構成していることがわかった。

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小・中学生の磁石と鉄の力についての理解 : 比喩的概念に着目して

宮川雄司, 中山迅

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 61-66
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_61

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学習者は,力を2つの物体の相互作用の結果起こるものとして考えず,1つの物体にのみ思考を向けている。今回の研究では,学習者のこのような考え方の構成をメタファー的思考に焦点を当て分析した。その結果,学習者は力を「擬人的に働くもの」,「動きをもたらすもの」,「物が持っているもの」という3つの考え方で捉えていることが分かった。

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ディベート中の脳波表示について

村井護晏, 中島光実, 永田輝彦

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 67-72
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_67

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コミュニケーションのあり方を生理反応特に脳波を指標として解明することを試みている。そこで,コミュニケーションの場としてディベートを使い,ディベート中の脳波を測定分析した。その中で,脳波の状態の表示にはデータが多いので呈示には難しいものがあったが,脳波の遷移状態を考慮して表示することにより,見やすくなることがわかった。

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コンピュータ使用中の脳波について

村井護晏, 有田憲仁, 中島光実, 永田輝彦

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 73-76
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_73

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マルチメディアやインターネットが急速に普及しかけているが,その教材や使用についての評価に関する研究はこれからである。そこで,本研究では生理反応からそれらの研究に取り掛かった。その結果,インターネット等の自分からコンピュータに仕掛けていく教材の方が一方的に試聴するVTR教材よりも,脳の活性化が強い傾向にあることが示唆された。

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シンポジウム「コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発」

シンポジウム

原稿種別: 付録等
1997 年 12 巻 2 号 p. App4-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_App4

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : ディベートの設計と問題点

村井護晏

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 77-80
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_77

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九州の国立大学の教育学部の理科教育の研究室の学生間で,ディベートをおこなった。テーマはクローン問題を取り上げた。賛成派は「人間のクローン研究は禁止されるべきである。」であり,反対派は「人間のクローン研究も大いにすべきである。」とし,ランダムに別れて討議した。コミュニケーション媒体はインターネットのホームページを介しておこなった。本報告はその実際と問題点についてである。

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コンピュータ通信を活用した理科教育学生訓練法の開発 : ディベート法を利用した試み

前田健悟, 三島嶽志

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 81-84
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_81

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大学間で,理科授業の共有を図るために,コンピュータ通信を利用したディベート法による授業方略が研究されてきた。本論文は,WWWのホームページを利用した大学間でのディベートの実践を通し,学部レベルの講義人数(30人程度)がディベートヘ参加する場合について,ディベートの有用性やそれを実施するに当たっての問題点を明らかにすることを試みた。ディベートのテーマとしては,クローン人間の問題が取り上げられている。

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : ディベートをとおして, 長崎大学の場合

山路裕昭

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 85-90
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_85

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従来から開講していた理科専攻学生用の授業の中にディベートを導入し,並行して受講生の一部をインターネット上の大学間ディベートに参加させた。その過程で,学生たちは全体としてきわめて自主的・積極的に活動し,授業へのディベートの導入自体に対してはかなり肯定的な態度を示した。しかし,今後ディベートを実施する上でさらに以下のような点について検討すべきと考えられる。・理科教師教育に適切な論題はどのようなものか。・どのような授業にディベートを導入することが可能あるいは適当であるか。・事前の十分な情報収集や学習を学生にどのように実施させるか。・インターネット上の大学間ディベートのための適切な形式や実施手順はどのようなものか。・大学間ディベートを実施する際の適切な参加大学数はいくらか。

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : 遠隔地間ディベート教材の吟味,「クローン羊」の場合

八田明夫

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 91-94
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_91

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遠隔地間ディベート教材として「クローンは人類に何を問いかけるのか」という番組を使い,その教材としての価値を吟味した。その結果この番組は学生にクローンについて冷静に考えさせるために効果のある教材であることが明かとなった。ここに番組の内容と学生への影響を示した。

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : Collaboration Toolによる遠隔教育モデルの試行

米盛徳市, 徳村政秀, 江尻有郷

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 95-100
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_95

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世界的な広がりをみせるインターネットは,教師教育において新たな訓練の場となっている。教育的な利用として,WWW上のデータベースを利用した情報検索学習をはじめ情報発信,双方向コミュニケーションなどの教室を飛び越えたバーチャル・クラスルーム (Virtual Classroom)が展開されている。そこで,本研究では,動的(同期)なコミュニケーション・ツールであるビデオ会議システム(CU-SeeMeなどのCollaboration Tool)に,静的(非同期)なWWWブラウザー上での理科教材の提示を併用し,より効果的な遠隔授業の達成を試みた。

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : コンピュータに関する大学カリキュラムと学生の技能習得状況

中村重太

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 101-106
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_101

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大学入学後の学生がどのようにコンピュータ技能を習得していくかを,大学で開講されているコンピュータ関係授業の履修との関連でとらえるため,大学1年次生から4年次生までの学生を,人文系と理工系に分けて無作為に抽出し,質問紙法によって調査した。その結果,次のような実態が分かった。① 1年次生のコンピュータ体験の状況は,2〜4年次生のそれとは異なっていること。② 理工系学生の使用状況及び技能の習得状況は,人文系と比べると,3年次及び4年次で大きな差が生じてきていること。③ 学生の技能の習得状況は3年次から所属する研究室のコンピュータ環境に大きく影響されること。

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コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発 : 実験・観察の共有授業の試み

川北一彦

原稿種別: 本文
1997 年 12 巻 2 号 p. 107-112
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_107

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プロジェクトとしての研究の目的は,九州地区教員養成系大学間において,コンピュータ通信網を利用し,大学間同時授業の方法・内容等を模索することにある。特に,本研究においては,小学校・中学校の教員養成を対象とした,実験・観察に関する共同授業の試みとして,豆電球の明るさを比較する課題とアルミ箔の電気抵抗の課題について報告する。実験に関する回路図,説明,写真・映像等の情報を,ホームページ,及びCU-SeeMeを利用して共有できるように準備する。適当な時間を設定し,その実験について教官と受講学生との質疑応答を行う。

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[OTHERS]

原稿種別: 付録等
1997 年 12 巻 2 号 p. App5-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_App5

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裏表紙

原稿種別: 表紙
1997 年 12 巻 2 号 p. Cover2-
発行日: 1997/11/22
公開日: 2017/11/17

DOIhttps://doi.org/10.14935/jsser.12.2_Cover2

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