個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指した活動として「自己決定できる場面」,「地域資源や人材を活用した場面」を取り入れた地域の地形に関するパンフレット作成活動を行い,その効果を検証した.
中学1年生「地層から読み取る大地の変化」の単元を11時間で実施し,前半の5時間では基礎的・基本的な知識の習得,中盤の4時間では前半の授業で習得した知識を活用した地域の地形に関するパンフレットづくりを行った.パンフレットづくりでは,誰とどのように何を活用しながらパンフレットを作成するのかを生徒が自由に選択しながら活動を行えるようにした.成果として地域の地形や地質の特徴と既習事項を関連付けながら学習を行うことができた.また生徒に実施したアンケートより57%の生徒はこのような学習活動に肯定的な意見を示した.
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