激動の時代において, これからの学校教育に望まれることは, 社会の急速な変化に自ら主体的に対応し, 心豊かに生きていけるような力をはぐくむことである。そこで本校では, 児童や地域の実態を踏まえ, 地域の自然を素材とする環境学習を通して, 豊かな心と自ら考え実践する力を育成しようと考えた。この研究は3年目になるが, 環境学習を通して学んだり感じたりしたことをもとに, よりよい環境をめざして自ら行動をしていこうとする実践力は, まだ十分ではない。このような反省をもとに, 今年度は地域の自然から学んだことを他者に働きかけることにより, 確かな実践力をはぐくんでいきたいと考えた。ゴミ問題をテーマに取り組んだ授業などの実践例を挙げながら研究の実際を紹介していく。
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