日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
3 巻, 4 号
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表紙・目次
〔研究発表〕
  • 田村 俊三
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 1-6
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    コンピュータを学習に役立てようという試みは、近年ますます盛んに行われているが、その理由として考えられることは、コンピュータの高速性 (学習者に対する即時応答性)、人量記録性といった、コンピュータ特有の能力を教育に生かそうとしているからに他ならない。そこで、算数学習においてもコンピュータ利用による教授学習システム(CAI)を構築することにより、学習者自身にとっての学習の効率化と教授の最適化という二つの要素をコンピュータを介して統合し、「個に応じた学習」と「個を生かす」学習が可能になるのではないかと考えた。ここでは、研究の取り組み、実践、成果と反省について報告する。
  • 谷口 卓
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 7-12
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本校では, 「学習の個別化を図り,個性能力を育てる授業」をめざし研究を進めてきている。パソコンの即答性, シュミィレーションによるイメージ化, 個々の学習進度に対応できる点等が, 学習を個別化・個性化する上で有効に活用できると考えた。そして, 算数科の授業におけるパソコンの位置付けと効果についての研究を進めてきた。本校におけるパソコンの活用状況を報告する。
  • 増田 貴史雄
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 13-18
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本校は、昭和60年の新校舎完成に伴い、国の助成を受けてパソコン専用教室に、生徒用45台 (LAN)・職員用3台のコンピュータを導入した。導入当時、生徒にとってはゲームなどの遊びを通してではあるがコンピュータとのかかわりがすでにあり、むしろ教師側のコンピュータに対する理解を深め、操作実習の研修を通して抵抗感を取り除くことからのスタートであった。3年間の取組の中から「学習指導での利用」「コンピュータに関する教育」「教育事務援助のための利用」についての成果と今後の課題の概略について述べることとする.
  • 山口 泰徳
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 19-24
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    昭和61月4月、浜松市内中学校として始めての試みとして、パソコン (16ビット) 23台と900本の市販ソフトの予算がついた。同年9月より、旧音楽室をパソコン室として、数学科と英語科を中心にクラプ・部活・放課後の希望学習などに使い現在に至る。このレポートは、パソコン導入の考え方、ハード・ソフトの構成、パソコン室の運営、パソコンを使った学習とその反応などを生徒のアンケートも加えてまとめた。これから20台以上のパソコンを導入しようとする学校に参考になるよう、現実と理想を加えて報告する。
  • 甲斐 寛
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 25-28
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    当研究室では、昭和62〜63年度の2年間にわたり、「個別化・個性化教育に関する研究」というテーマで、パソコン利用による授業改善の研究をしてきた。この研究では、県下の小中高13校に研究を委嘱し、延ベ30回のパソコン利用を中心しした授業を実践した。この概要と学校でのパソコン利用上の課題について報告する。
  • 高橋 等
    原稿種別: 本文
    1989 年 3 巻 4 号 p. 29-34
    発行日: 1989/01/28
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    パーソナルコンピュータの学習への利用が試みられ、ドリル型、チュートリアル型、シュミレーション型など様々なCAI教材が製作されている。しかし、大きな労力と長い時間を費やして製作されたCAI教材も個々の教師の教材感の違いから普及しない場合も多い。そこで、コンピュータの学習現場での役割を「視覚教材提示の教具」という原点に戻り、パーソナルコンピュータならではのグラフィックス機能を用いた教材の開発を試みた。教科書や実験では説明しにくいような事象もコンピュータ・グラフィックスを用いたシュミレーションにより生徒に理解しやすいようイメージ化することができた。本稿では、電気基礎教材より「キルヒホッフの法則」「各種半導体素子」、地学教材より「地層のでき方」「火山灰中の鉱物」「浜名湖の珪藻」を紹介する。
〔シンポジウム〕:『学校におけるコンピュータ利用の展開』
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