製品を構成する部品の材料は,それぞれに必要とされる機能に応じて選ばれるため,各種の異なる材料で構成されることが多い.その製品が電解質中で使用される場合,電位が低い材料は異種金属接触腐食によって激しい被害を受けることがある.本解説では,異種金属接触腐食の定義,機構,腐食事例および対策技術(適切な材料選択,カソード/アノード面積比の減少,回路抵抗の増大,絶縁,その他)について説明する.また,異種金属接触腐食とカソード防食の予測と診断のために開発された境界要素法解析システムについても紹介する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら