Zairyo-to-Kankyo
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58 巻, 7 号
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展望
解説
  • ―腐食劣化防止は再生可能エネルギー使用の鍵―
    橋本 功二, 熊谷 直和, 加藤 善大, 泉屋 宏一
    2009 年 58 巻 7 号 p. 250-259
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    1990年から2006年の世界のエネルギー消費量を将来に外挿すると,地球上の石油,天然ガス,石炭,ウランはそれぞれ2037,2042,2055,2057年までに使い尽くされることになる.筆者らは太陽エネルギーを使って世界中の人々が生き延びられるグローバル二酸化炭素リサイクルを提案している. 砂漠の太陽電池で発電した電力を最寄りの砂漠沿岸で海水電解に用い水素に変える.輸送とインフラがない水素は,エネルギー消費地で回収した二酸化炭素と砂漠沿岸で反応させメタンにかえる.グローバル二酸化炭素リサイクルの要素システムの中で産業になっていないのは海水電解と二酸化炭素のメタン化である.水素製造のための省エネルギー陰極,海水電解でも塩素を発生せず酸素のみを発生する陽極,水素と二酸化炭素の反応によりメタンを製造する理想的触媒を創製してきた.グローバル二酸化炭素リサイクル実現の鍵は,電極,触媒などの活性の向上と腐食劣化の防止である.
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