日本蚕糸学雑誌
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10 巻, 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 1939 年10 巻2 号 p. 7-12
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • I. 産卵を誘發する刺戟
    大村 清之助
    1939 年10 巻2 号 p. 49-57
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    家蠶に於て産卵を惹起するものは、交尾である事を確め、交尾の雌蛾に與へる刺戟を直接的なものと間接的なものとに分ち、實驗的に兩者の作用を解析して行つた。而して間接的なもの即ち雌生殖器内に於ける精子の行進が産卵の誘因をなす事を知つた。この際交尾嚢より貯精嚢に至る精子行進は未だ産卵を誘發せず、産卵は貯精嚢より前庭に至る行進の間に誘發される事を證明した。併せて受精や産卵なる行動は完全な反射運動に非る事を推論した。
  • 中嶋 茂
    1939 年10 巻2 号 p. 58-63
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • 梅谷 與七郎
    1939 年10 巻2 号 p. 64-76
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • 1) 地圖まだらの場合
    田中 義麿, 蒋 同慶
    1939 年10 巻2 号 p. 77-80
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • 畑村 又好
    1939 年10 巻2 号 p. 81-85
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    d-斑油性が蠶の發育、環境、性の變異に基いて如何なる變化を來すかに就いて實驗した。
    1. 幼蟲期の皮膚のd-斑油に對應する漿液膜細胞色の斑が、d-油蠶を雌親とした場合の卵に認められる。
    2. 30℃催青の幼蟲に於ては、15℃, 20℃, 25℃催青のものに比し、d-斑油因子の正常因子への轉化率が少い。
    3. 雌に於ける轉化率は雄に比し大である。
    4. 5齡期迄の轉化は4齡期迄の轉化より大である。
  • 金 順鳳
    1939 年10 巻2 号 p. 86-97
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    蠶の C. A. の作用を知る爲に幼蟲期及蛹期にその摘出及移植を行ひ、これが脱皮、化蛹及性成熟と密接な關係のある事を知つた。
    即3齡及4齡の各齡期の略2/3迄に摘出を行へば、そのまゝ化蛹して夫々2眠蠶及3眠蠶となる。然し齡期の2/3以後に摘出すれば1囘脱皮した後化蛹する。5齡に於て行へば正常の經過をとつて化蛹し、蛹に於て行へば正常に化蛾する上記の場合化蛹したものは殆ど皆正常に化蛾し、成熟した配偶子及完成した生殖器を生じ生殖可能である。
    4齡の前期に C. A. を摘出したものに直ちに他の C. A. を移植すれば4眠するが、數日後に移植すると最早4眠せず3眠蠶となる。
    之等の事實を以て著者は脱皮及化蛹に夫々作用する2種のホルモンが存在し、前者が C. A. より分泌される事を證明するものと見倣した。而して前者を corpus allatum ホルモンと稱した。但し兩種ホルモン間の相互作用については未だ決定的判斷は下し得ない。唯 C. A. の分泌作用には限界期があり、これが3及4齡に於ては齡期の略2/3、即盛食期頃である事はわかる。
    尚分泌は爆發的でない事を推定した。
    C. A. の摘出により不自然に早く化蛹せるものが化蛾し、性成熟を來たす事は C. A. ホルモンと化蛹と性成熟との間に密接な關係のある事は示すが、この3者の間の具體的な関係は未知である。
  • 1939 年10 巻2 号 p. 98-117
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    冬作緑肥と桑樹凍害との關係について
    桑園間作緑肥 (夏作) の肥料價値比較
    家蠶卵のカタラーゼの行動
    家蠶の白ハゼ卵に就いてIII
    蠶の白ハゼ卵に關する研究I 冷藏浸酸種の再冷藏に依り生ずる白ハゼ卵
    家蠶の内分泌器官特に食道下腺の化性に對する生理的機能
    5齡期に於ける飼育條件の蟲質並に繭絲質に及ぼす影響の發育時期的差異 (5齡期に於ける飼育條件の繭質絲質に及ぼす影響II.)
    原蠶品種と製絲練減染色との相互關係の實驗的研究I.
    家蠶蛹の飼料化に關する研究I. 飼料用蠶蛹麹及蠶蛹味噌の製造法
    家蠶蛹の飼料化に關する研究II. 蠶蛹味噌の養豚飼料としての價値
    家蠶蛹の飼料化に關する研究III. 蠶蛹及蠶蛹味噌の養鷄飼料としての價値
    家蠶蛹及桑葉の養兎飼料としての價値
    家蠶蛹のフラビシ (ヴイタミンB2) I. 家蠶蛹中のフラビン (ヴイタミンB2) 含有量
    柞蠶屑絲の化學的再生に就てI. 中性鹽濃厚溶液による柞蠶絲の溶解
    柞蠶屑絲の化學的再生に就てII. 柞蠶絲溶液の粘性
    セリシンの研究 III. セリシン・フラクシヨンのN-分布と糖及アミノ糖含量に就て
    セリシンの研究IV. 絹絲蛋白質の濕潤時加熱に於ける變化に就て (1)
    セリシンの研究V. 絹絲蛋白質の濕潤時加熱に於ける變化に就て (2)
    フイブロイン纎維の諸性質とミセル配列の關係 III. 張伸度とミセルの配列度に就て
    電子廻折による有機薄膜の研究I. 纎維状蛋白質
    人造纎維の性質の指票の一としての纎維引掛け引張り強力に就て
    繰絲速度に關する試驗
    接緒器廻轉速度に關する試驗
    被服の衛生學的研究I. 衛生上より見たるステープル・ファイバー織物の研究
    交織物纎維の簡易定量法に就て (補遺)
    顯微鏡による絹絲の形態的研究 特に繭絲の形状に就て
    セリシンの特性二、三と其の應用
    人造纎維の捲縮の測定
    落下傘用絹の特性と貯藏に關する研究
    纎維の二三の物理的性質の測定に就て
    咸鏡北道に於ける桑樹の害蟲目録
    高周波電流の蠶絲學への應用V. 殺蛹に最も有利な電場への繭の入れ方の有無
    On the Circulation of Blood in the Silkworm. (蠶兒に於ける血液循環の經路)
    Acceleration of Development of Silkworm Ovary by Transplantation into Young Pupa. (若蛹への移植に依る家蠶卵巣の發育促進)
    Untersuchung über den Fettstoffumsatz des Seidenraupen Körpers. Über die Veränderung des Steringehalts im Brutstadium der Seidenraupe. (蠶體の脂肪代謝の研究、蠶の孵化時に於けるステリン含量の變化に就て)
  • II. 家蠶の發育に伴ふ Vitamin C 量の變化に就て
    蒲生 俊興
    1939 年10 巻2 号 p. 118-120
    発行日: 1939/06/20
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
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