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65 巻 , 6 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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展望
解説
  • 南谷 林太郎
    65 巻 (2016) 6 号 p. 229-236
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    世界中の国々で電子装置を安定稼動させることは,グローバル事業戦略の観点から重要な課題である.環境の厳しい新興国・地域で,耐食性に対する余裕度が少ない電子部品を搭載した電子装置を利用する機会が増える傾向にある.電子装置の安定稼動を保障するためには,腐食損傷の兆候を見つけて防食対策を講じることである.本稿では,電子装置が設置された環境の腐食性の測定・診断技術,また対策・評価技術を解説する.測定・診断・対策・評価技術を統合することにより,電子装置の腐食によるロスコスト低減および安定稼動に貢献することができる.今後は,迅速に環境の腐食性を診断できるこの技術を,新興国・地域での腐食評価に適用していく.
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論文-第62回材料と環境討論会 速報論文特集
  • 平野 昭英, 中路 紘行
    65 巻 (2016) 6 号 p. 245-249
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    酸素低減処理を行っている温水槽でDO濃度が0.5mg/L以下にもかかわらず銅電極の腐食電位は220mV(SSE)に上昇し,緑青を生成した.温水に殺菌剤を投入すると腐食電位が低下することから,電位上昇には微生物の関与が示唆された.孔食抑制のため電位低下策を検討したところ,ヒドラジン系水処理剤で銅電極の緑青を還元すると腐食電位は低下し,その後の電位上昇も抑制された.同水処理剤を温水に投入しても銅の腐食電位は低下した.
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  • 大工原 毅, 小向 茂, 小森 光徳, 中里 直人
    65 巻 (2016) 6 号 p. 250-254
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    銅合金継手と組み合わせた延長500mm以下のSUS316Lステンレスフレキ管の80℃程度の温水を流す配管としての適用可能条件を明らかにするため,実環境模擬条件で耐食性評価を行った.温度,残留塩素濃度,塩化物イオン濃度とpHを一 定にコントロールできる温水循環装置で12か月間の通水試験を行い定常腐食電位Espを測定し,定電位分極試験で局部腐食発生電位Vcを測定した.その結果,銅合金継手と組み合わせたSUS316Lフレキ管は,温度80℃・pH=7において残留塩素濃度1ppm(浄水場の水質管理目標値)で塩化物イオン濃度200ppm(浄水場の水質基準値)であれば局部腐食を起こさないことが分かった.
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  • 豊田 紘嗣, 森 直樹, 古賀 敬浩, 筬島 光広, 村上 隆, 矢野 正明
    65 巻 (2016) 6 号 p. 255-258
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    めっきなどの表面処理において排出される貴金属などを含む廃液は,多くが中和沈殿法によりスラッジとして埋め立て処分されている.資源を有効活用するため,本実験ではニッケルを対象とし,電解による回収を試みた.その際,回収には不溶性陽極を用いるため,電解液中のpHが低下し,回収効率が大きく損なわれる.そこで陰イオン交換膜を用いた回収装置を製作し,回収を行ったところ,廃液に含まれるニッケルの約98%を回収することができるようになった.
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  • 芝辻 雄一, 西村 瑞希, 石井 知洋, 青木 聡, 酒井 潤一
    65 巻 (2016) 6 号 p. 259-263
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    本研究は大気腐食環境下における21Crフェライトステンレス鋼の食孔深さに及ぼすNiの影響を明らかにすることを目的とした.1,3,6,12,18か月間の大気曝露試験を行った.大気曝露後に各食孔の深さをレーザー顕微鏡で測定した.その結果,推定最大食孔深さは1.5 mass% Ni添加により浅くなった.孔食電位測定,アノード分極測定,自然浸漬電位測定を行ったところ,Niは孔食電位に影響を及ぼさなかったが,活性溶解を抑制し,再不働態化を促進した.これら電気化学的要因により食孔深さが浅くなったと考えられる.
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  • 森橋 大樹, 入江 智芳, 廣畑 洋平, 春名 匠
    65 巻 (2016) 6 号 p. 264-268
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    393 Kおよび438 Kの濃厚LiBr水溶液中に短時間(約0.2 ks)浸漬したSS400炭素鋼の腐食挙動に及ぼすLiOH濃度およびLi2MoO4濃度の影響を,分極曲線を測定することにより調査した.その結果,次のことが明らかになった.65 mass% LiBr水溶液中にLiOHを添加すると自然電位近傍のカソード電流が減少し,自然電位が低下した.また,LiOHの添加によって,自然電位近傍における2段の活性溶解電流とその後の不働態電流が確認された.65 mass% LiBr + 0.2 mass% LiOH水溶液に0.03 mass%のLi2MoO4を添加すると,自然電位近傍のカソード電流がわずかに減少し,Li2MoO4濃度を0.06%に増加させると,カソード電流が増加した.一方,Li2MoO4の添加によって,自然電位近傍に認められた2段の活性溶解電流とその後の不働態電流に大きな変化は認められなかった.393 Kの試験溶液に短時間浸漬した試料の腐食速度はLiOH濃度にもLi2MoO4濃度にも大きな影響を受けなかった.一方,438 Kの試験溶液の場合の腐食速度はLiOH濃度の増加とともに減少したが,Li2MoO4濃度の増加とともにわずかに増加した.
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  • 下村 育生, 亀井 裕次, 森田 拓之, 竹田 航哉, 吉葉 正行
    65 巻 (2016) 6 号 p. 269-273
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    高効率廃棄物発電ボイラの蒸気条件のさらなる高温・高圧化が強く要求されている.高効率廃棄物発電ボイラにおいては,塩化物や硫酸塩系の溶融塩を含む付着灰と塩素成分を含む排ガスによる複雑な高温腐食環境が形成され,過熱器管の腐食減肉対策が不可欠である.本研究では,炉内の煙道に天然ゼオライト粉末を吹き込む手法の高温腐食抑制効果について,高温電気化学インピーダンス測定や酸化皮膜のX線分析などの方法により検証した.以上の検証により,天然ゼオライトは主要な腐食性成分であるK,ClおよびSを吸着捕捉する効果を有していることが分かった.またその結果として,保護性に優れた高Cr濃度の酸化皮膜の形成が促進されることにより,酸化皮膜の腐食抵抗性が改善されることが明らかとなった.
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論文
  • 面田 真孝, 原田 宏紀, 梶山 浩志, 木村 光男
    65 巻 (2016) 6 号 p. 274-279
    公開日: 2017/02/04
    ジャーナル フリー
    暴露試験中の環境の変化に起因する実環境における鋼の腐食速度の変化を評価するためには,電気抵抗法を用いた腐食モニタリングがもっとも有効であると考えられる.本研究では,沖縄と川崎における暴露試験において,年間を通した詳細な腐食速度変化を計測することができた.また,腐食速度と同時に計測した温度,相対湿度, 飛来塩分量などの環境因子の関係を詳細に解析可能であることが示唆された.加えて,本手法の腐食速度の計測精度を腐食試験片と比較することで検討した結果,その精度は,従来のACMセンサから予測されるものより高かった.ACMセンサから予測される腐食速度の精度が電気抵抗法より低かったのは,腐食速度が高い温度依存性を有するのに対して,ACMの出力は温度依存性が非常に小さいためであると考えられる.
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