日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
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14 巻, 2 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1968 年14 巻2 号 p. Cover2-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1968 年14 巻2 号 p. App4-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1968 年14 巻2 号 p. Toc3-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1968 年14 巻2 号 p. Toc4-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 熊井 清雄, 野本 達郎, 長沢 忠
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 89-99
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    飼料作物の高位生産に関する試験研究の一環として,オーチャードグラスの品種をとりあげ,ラジノクローバとの混播条件下で施肥量,刈取り回数を変えて試験を行なったものである。供試品種は早生から3品種(那系1号,鳥取野生,北海道在来),中生種から3品種(アオナミ,S-143,Frode)晩生種から3品種(Latar,那系6号,Pennlate)の計9品種である。2ヵ年間の結果を概括すると以下のとおりである。1.2ヵ年間の生草収量は多肥7回刈り区で2,340kg/a(9品種の平均),標肥7回刈り区で2,150kg,多肥5回刈り区で2,160kgおよび標肥5回刈り区で2,070kgを示し,所期の目的である高位生産を達成した。風乾収量については多肥7回刈り区270kg/a,標肥7回刈り区253kg,多肥5回刈り区273kg,および標肥5回刈り区255kgであった。2.2ヵ年間の風乾収量について分散分析を行なった結果,肥料および品種に有意差が認められたが,刈取り回数,ブロック,1次および2次の交互作用には有意差がなかった。3.草型の差異と収量性については,早生および中生に属する採草型の品種群は多収であったが,晩生の品種は収量が低い。収量分布についても早生品種は1番草の収量が高く,しかも夏から秋の収量が高い特徴をもっている。4.ラジノクローバに対して競合能力をもつ品種が多収性を示し,採草型の品種と一致する。晩生で葉幅が狭く,中肋高の発達が劣り,匍匐型を示した品種群はラジノクローバに対抗できず草地がラジノ化した。5.オーチャードグラスの混在比率の高い品種は草地の生産力が高い。高位生産草地の問題はいかにして,オーチャードグラスを保護助長するかにかかっていると結論できる。6.多収性を示した品種を列挙すれば,鳥取野生,那系1号,Frodeがよく,これにういでアオナミをあげることができる。北海道在来は5回刈りの場合にかぎって収量が高い。Latarは利用年数がふえるにしたがって株形成が進み,比較的収量が高いが晩生で,かつ秋の生長が不良であるので,高位生産向き品種とは考えられなかった。晩生で草丈の低いPemnlate,那系6号,およびS-143は低収を示した。本試験の実施にあたり,供試品種の選定ならびに品種材料の収集に対して,指導と協力を賜わった草地部,宝示戸貞雄技官,北連の赤城望也氏に謹んで感謝の意を表する。
  • 上野 昌彦, 吉原 潔
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 100-103
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    白クローバの節根の定着が夏の高温時に著しく阻害される原因を明らかにするため,定着に及ぼす刈取り,土壌温度,土壌表面の乾燥などの環境条件の影響を調査した。刈取りの影響を一斉刈取り,あるいは新葉の展開とともに刈取るという処理を施して調べたが,いずれの刈取り処理でも定着に対しては影響を与えなかった。定着の温度に対する適応範囲はかなり広く,10℃では発根不良によって定着根節の割合は低下したが,15℃以上では処理による差は認められず,30℃でも定着は観察された。定着に最も影響を与えたのは土壌表面の乾湿状態であり,乾燥によって定着は著しく阻害された。この乾燥による定着不良は土壊の水分状態そのものよりも,土壌へ到達するまでの根の伸長培地である空気中の湿度が大きく関係していることが,ストロンと土壌との距離を変えた試験の結果から推察された。
  • 西原 夏樹
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 104-110
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
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    ベルベットグラス(Holcus lanatus L.),メドウフェスキュ(Festuca elatior L.)およびライムギ(Secale cereale L.)の葉に褐色の斑点を生じて,これを枯らす新しい病気が主として千葉県下に発生した。これらの植物の病斑から得た単胞子分離菌の純粋培養を用い,それぞれの植物に人工接種を行ない,分離菌の病原性を確認した。これら3種の植物の野外の病斑から得た病原菌の分生胞子および分生子梗の形態はほぼ同じであった。そしてこれらはいずれもHelminthosporium sorokinianum Sacc.ex Sorokinに一致した。この報告は野外において,H. sorokinianumがベルベットグラスの葉を侵すことを観察した世界で最初のものであると思われる。なおメドウフェスキュからの菌による人工接種実験においてトールフェスキュ(F. elatior var. arrundinacea Wimm.,Kentucky 31 fescue)はメドウフェスキュよりも,この菌に対して抵抗性を有しているように見受けた。筆をおくにあたり,本稿の周密な校閲を賜わった東京大学農学部教授明日山秀文博士,実験材料をこころよく提供された雪印種苗株式会社千葉農場森山武氏ならびに薄巌氏に心から感謝の言葉を申しあげる。
  • 安達 篤, 鈴木 茂, 山田 豊一
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 111-115
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    乾草・サイレージ生産におけるような刈取り回数の少ない草地で,どのようなタイプの白クローバが望ましいかを知ろうとした。ワイルド型,コモン型,ラジノ型およびラジノの人為倍数体を供試し,一定間隔で移植したのち,長草型のオーチャードグラスあるいは芝生型のレッドトップを追播して,単植区とともにクローバの生育推移を中心として2ヵ年にわたって調査した。刈取り回数が少なく,イネ科牧草に有利な条件では,コモン型・ワイルド型は利用1年目でほとんど消失するようになる。一方大葉少葉型で草丈の高い倍数体のラジノは,このようなグラスに有利な条件のもとでも植生を維持しつづけ,イネ科牧草の収量を増加させるが,利用2年目の後半では過繁茂によって混播相手を抑圧する傾向がある。ラジノ型も倍数体ラジノに似た推移を示すが,激しい旱ばつに見舞われた両年とも夏以降の衰退が甚だしく,2年目の終りにはオーチャード区,レッドトップ区ともほとんど消失する状態となった。人為倍数体は一般に耐旱性に難点があるとする報告が見られるが,旱ばつのきびしかった試験期間を通してラジノクローバにまさる点は注目すべきであろう。イネ科牧草の草種の違いに対するクローバタイプの反応には大きな差を認めることができなかった。
  • 上野 昌彦, 土屋 茂
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 116-118
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 内藤 篤, 中塚 憲次, 奥村 隆史
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 119-122
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 中嶋 紘一, 渡辺 亀彦
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 123-125
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 三秋 尚
    原稿種別: 本文
    1968 年14 巻2 号 p. 126-128
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 文献目録等
    1968 年14 巻2 号 p. 129-130
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1968 年14 巻2 号 p. 131-136
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1968 年14 巻2 号 p. 138-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1968 年14 巻2 号 p. 138-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1968 年14 巻2 号 p. App5-
    発行日: 1968/07/20
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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