日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
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35 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年35 巻4 号 p. Cover13-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年35 巻4 号 p. Cover14-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. i-iv
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. v-vi
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 澤井 晃, 植田 精一, 我有 満, 内山 和宏
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 267-272
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    アカクローバ(Trifolium pratense L.)にジグザグクローバ(T. medium L.)の多年性を導入する目的で種間雑種を育成した。この種間交雑で雑種胚が形成されることに関しては,種子親(T. medium)の遺伝子型の影響が花粉親(T. pratense)の影響よりも大きかった。0.02-0.2mg/lの2,4-ジクロロフェノキシ酢酸,0.005-0.05mg/lのp-クロロフェノキシ酢酸,および0.4-10mg/lのアデニンまたは0.01-1.0mg/lのベンジルアミノプリンの片方を含む12.5%スクロース濃度のL2培地で,遺伝子型が異なる217個の胚を培養した。そのうちの66個の胚をシュート誘導培地へ移した結果,シュートを発生するもののほか,アルビノ・葉緑体欠乏・不規則な形の子葉・褐変カルスがみられた。このように遺伝子型によって培地上での反応が異なるので,雑種植物をえるためには,培地上でシュートを発生しやすい遺伝子型を選抜するのが実用的である。16個のシュートを発根培地へ移した結果,9個体の植物がえられた。これらの染色体数は2n=50で両親の中間であった。これらには花粉親のみにある葉斑・旗弁先端の切れ込みがあった。こういう形態的特徴は,えられた植物が雑種であることを示している。T. pratenseに戻交雑したとき,そのうちの3個体に部分的な稔性があった。そのうちの1個体は,T. mediumより数は少ないが根茎を有していた。今後,雑種の染色体倍加,またはT. pratenseへの戻交雑後代での選抜により,稔性の高い,多年性の遺伝子型を見いだすことが必要である。
  • レディ G. ウベンダー, 大島 光昭
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 273-278
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    イタリアンライグラス緑汁液より蛋白質(LPC)を分離した褐色汁液(BJ),それを酵母培地として用いた際の酵母分離残液(FMTD BJ),及びこれらの灰化物をそれぞれ0,5,7及び10倍に希釈して,ワグナーポットで栽培したトウモロコシに施用した場合の影響について調査した。いずれの施用も,植物の生長を阻害することはなかった。よってLPC調製時の副産物であり,そのまま廃棄すると水質悪化の原因ともなるBJの畑地土壌への還元及びそれによる土壌への無機要素の付加が可能であると考えた。対照に対して有意な効果は,10倍に希釈したFMTD BJにおいてのみ得られた。何故10倍希釈が特に優れていたかについては不明であるが,いずれにしても,BJから多量の酵母が生産されるところから,成分分画の付加価値を高めるためには,BJを直接土壌に還元するよりは,これを先ず酵母の培養に供し,その残液を畑地に施す方がよいと結論した。
  • 伊東睦泰 , 小林 清四郎, 徳重 英明, 村木 尚司, 徳嵩 富士夫
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 279-285
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    1984年5月-1985年10月に,異なる施肥水準と刈取頻度を組合せた4処理条件下のリードカナリーグラス草地で,各刈取時に収穫部を構成する既存分げつ,および刈取直後に発生する新分げつの推移を調査した。両年を通して,刈取時に収穫される分げつ(=生産分げつ,TPT)の密度は,施肥少なく,刈取の多い条件下でやや多くはなるものの,処理間の差は比較的小さく,また刈取回次による違いも少なく,単位面積(m^2)当り800-900茎前後で推移した。各刈取時における生産分げつは,晩秋の刈取時を除くと,主に伸長節間を刈られて再生しない分げつ(CET)によって構成されていた。これに対して,節間伸長しないため茎端が残り,再生可能となる分げつ(NET)は少なく,概ね200茎/m^2以下であった。しかし,両年とも秋の最終刈時にはCETが少なくなり,NETの割合が高まった。いずれの時期においても,刈取後,直ちにCET刈株に着生する休眠芽が萌芽して多数の分げつが外部に出現した。これらの多くは,刈株地下部の節に起源する分げつ(UST)で,地上節からの分げつ(AST)は,USTの1/3-1/4以下であった。これらの新分げつにNETを加えた再生分げつの総数(TRT)は,刈取時期に関わりなく,ほぼ1,000茎/m^2であり,しばしば刈取時の生産分げつ数よりも多くなっていた。乾物収量が刈取時の1茎当り乾物収量(=1茎重)と著しく高い正の相関を示すことからみて,リードカナリーグラスでは,栽培条件に関わりなく,常に一定範囲の茎数密度を確保しようとする分げつ発生機構と,それらの分げつの特異的に強い生長力に支えられた安定的な乾物生産過程が存在すると考えられた。
  • 三田村 強, 小川 恭男, 岡本 恭二
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 286-292
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    落葉広葉樹伐採跡地からシバ-オーチャードグラス型草地を不耕起で造成する方法を検討した。本試験では施肥量の異なる3処理区を設け,シバ,オーチャードグラスおよび二次遷移過程において出現する代表的草種5種類の種子を混ぜて秋季に表面播種して,これら草種の定着特性からシバ-オーチャードグラス型草地が成立する生態的特性の一端を明らかにしようとした。1)秋播きしたオーチャードグラスは無施肥条件でも定着が良好であり,またその生長はリクーの存在する播種床の方が裸地状態の播種床よりも良好であった。一万,シバの定着および生長は裸地+無施肥の播種床条件で良好であった。これらの結果からシバ-オーチャードグラス型草地を造成するためには伐採跡地のリターを部分的に除去して,無施肥でシバとオーチャードグラスを秋播きすることが有効であることがわかった。2)二次遷移過程において出現する代表的草種の定着状況から,シバ-オーチャードグラス型草地を造成するためにはシバ草地の造成の場合よりもさらに貧栄養的土壌条件が必要であることが考察された。
  • 木曽 誠二, 菊地 晃二
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 293-301
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    窒素(N)施肥配分が,数種チモシー品種の年間および各番草の乾物収量に及ぼす影響を検討し,各品種の年間収量を最も高める配分法を明らかにした。チモシー品種として,年3回刈取りのクンプウ(極早生),および年2回刈取りのノサップ(早生),ホクシュウ(晩生)を用いた。1)N施肥量の増加により,各番草収量は高まった。しかし,その増収程度は1番草で大きく,2,3番草で小さかった。そのため,年間収量は,1番草に対して多く,2番草以降では順次少なくする配分が,各番草に対して均等配分する場合,あるいは1番草以降に順次多く配分する場合より高かった。これらの傾向は3品種とも同様であった。2)各番草に対して同量のNが施肥されたときの収量は,クンプウでは1,2番草が3番草より,ノサップ・ホクシュウでは1番草が2番草よりも高かった。また,牧草が吸収したN1kg当たりの乾物生産量は,どの品種でも,1番草が2,3番草よりも多かった。3)各番章収量に影響を与える再生茎の種類は,品種により異なり,クンプウの1,2番草およびノサップの1番草では有穂茎数の確保が,またホクシュウの1,2番草では無穂茎数の確保が重要であった。4)ノサップ,ホクシュウでは秋分施により,越冬前および翌春の茎数と茎葉重は増大したが,出穂期刈りの1番草収量は高まらなかった。5)以上より,年間のN施肥量が同一の場合,年間収量を最も高めるN施肥配分は,クンプウでは早春:1番草刈取り後:2番草刈取り後=3:2:1,ノサップ,ホクシュウでは早春:1番草刈取り後=2:1が適当であった。
  • 月星 隆雄, 春日 重光, 君ケ袋 尚志
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 302-308
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ソルガムの紫斑点病(病原菌Bipolaris cookei (SACCARDO) SHOEMAKER)に対する抵抗性について検討し,その遺伝様式を明らかにした。ソルガム42自殖系統を供試し,幼苗を用いて噴霧接種による温室内検定を行なったところ,15系統が抵抗性を示した。抵抗性系統上の病斑は非常に小さく,罹病性系統上の大型病斑と容易に区別できた。抵抗性の4系統,罹病性の4系統を選び,圃場で抵抗性検定を行ったところ,幼苗検定の結果と一致した。したがって,本病に対する抵抗性は温室内検定により判別可能であると考えられた。選抜された8系統を用いて,抵抗性(R)×罹病性(S),S×R,R×R,S×Sの組み合わせで交配を行ない,F1,F2および戻し交配系統の温室内検定を行った。R×SおよびS×RのF1はすべて罹病性を示し,F2の分離比も抵抗性:罹病性=1:3の仮説を満たした。また,戻し交配(R×S)×Sにより得た系統はすべて罹病性を示し,(S×R)×Rの場合はほぼ抵抗性:罹病性=1:1の比率で分離した。したがって,本病に対する抵抗性は単一劣性遺伝子支配であると結論される。
  • 篠田 満, 萬田 富治
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 309-317
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    発酵品質の異なるサイレージおよびアンモニア処理乾草の長期給与が子めん羊の成長および消化生理に及ぼす影響を検討するため,イネ科主体混播の1番草を用いて,高水分(水分83%)無細切,高水分細切,低水分細切(水分29%)の各サイレージ,アンモニア処理乾草及び自然乾草を調製し,子めん羊に給与して,5週間の成長試験を実施した。高水分細切では良質なサイレージが調製されたが,高水分無細切では新鮮物中に酪酸を0.8%含み著しく劣質なサイレージであった。TDN含量は,高水分細切(以下良質)サイレージが71%と最も高いのに対して,高水分無細切(以下劣質)サイレージでは,61%と約10%の差がみられた。他のサイレージおよび乾草のTDN含量は両者の中間であった。窒素の蓄積率は,乾草が最も高かった。劣質サイレージの体重当りの乾物摂取量は2.3%と低いため体重増加はなく,個体間の変動が大きかった。一方,他の区では乾物摂取量は3%を超え,また,5週間で10%の増体を示した。飼料効率は,劣質サイレージはマイナスとなったが,他の区は10%前後を示した。給与4時間後の第一胃内のアンモニア濃度は,アンモニア処理乾草が最も高く,次いで劣質サイレージが高かった。VFAの構成比では,乾草及び低水分サイレージは酢酸のモル比が高かった。また,良質サイレージではプロピオン酸のモル比が高かった。劣質サイレージでは酪酸のモル比が高く,プロピオン酸のモル比が低かった。劣質サイレージ給与子めん羊の血中ケトン体濃度は10.2mg/dlと他の区の6.0-6.7mg/dlよりも高かった。一方,血糖,タンパク質濃度は低かった。また,アンモニア処理乾草および高水分サイレージを給与した場合の血中尿素窒素濃度は自然乾草よりも高かった。
  • 近藤 恒夫, 小松 敏憲, 加藤 忠司
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 318-324
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    トールフェスク品種の消化率に及ぼすイタリアンライグラス遺伝子の導入の影響とその品種間差異を明らかにするため,トールフェスク6品種(ケンタッキー31,マナード,Maris Kasba,Tallmo,Pastuca,ヤマナミ)とそれらのイタリアンライグラス(品種ワセアオバ)との交雑雑種第1代の細胞壁構成成分(NDF,ADFおよびリグニン)の含有率を比較した。ケンタッキー31,マナードおよびMaris Kasbaでは,イタリアンライグラスとの交雑によりNDF,ADFおよびリグニン含有率が低下したが,Tallmo,Pastucaおよびヤマナミでは一定の傾向は認められなかった。この結果から,トールフェスクの消化率に対するイタリアンライグラス遺伝子の導入の効果はトールフェスクの品種間で相違すると推察された。
  • 田中 重行, 川村 修, 三秋 尚, 三角 守
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 325-330
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    グリーンパニック乾草のアンモニア処理効果を部位別に検討するために,梱包乾草(平均水分含量12%)を細切し,風選法により葉部と茎部を分離した後,ビニールバックサイロを用いて,2.6%(DM)のアンモニアを添加し,25日間処理した。1.アンモニア処理により,粗蛋白質含量は葉部および茎部ともに高く,NFE,NDFおよびリグニン含量は低い値を示した。2.緬羊による消化試験の結果,乾物消化率はアンモニア処理区の葉部で高く,茎部では差異はみられなかった。TDN含量も同様の傾向がみられた。粗蛋白質および粗蛋白質消化率ならびにDCP含量はいずれの部位もアンモニア処理区において高かった。3.乾物,DCPおよびTDN摂取量はいずれの部位もアンモニア処理区が高い値を示した。4.窒素出納試験の結果では,各部位ともアンモニア処理により窒素蓄積率が高くなり,とくに茎部において上昇割合は高かった。
  • 加藤 忠司, 近藤 恒夫, 秋山 典昭, 水野 和彦
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 331-339
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    植物試料に含まれるNO_3-Nを紫外吸光度法によって簡易定量する方法について述べる。0.2gの試料に,400℃で6時間,または330℃で16時間,加熱・酸化処理した活性炭1gと0.025MAl_2(SO_4)_3(0.1%,w/v,スルファミン酸含有)溶液40mlを加え,30分間激しく振とうした後,東洋ろ紙No.5Cを使ってろ過する。ろ液中のNO_3-N測定は以下のように行う。ろ液の225nmにおける吸光度から,260nmの吸光度に経験的に得た係数を乗じた値を妨害物質の吸光度として減じ,正味のNO_3^-の225mmにおける吸光度を求め,同様に活性炭処理して得た標準溶液の225nmにおける吸光度からNO_3-N量を計算する(2波長UV法)。225nmにおける吸光度がおよそ0.1を下回る試料(NO_3-N含有量にして約100μ/gを下回る。)に対してはこの方法の精度が劣るので次の方法で測定する。ろ液の210nmの吸光度から,金属ZnでNO_3^-を還元除去した後の210nmの吸光度を減じ,正味のNO_3^-の吸光度を求める(1波長UV法)。なお,1波長UV法はNO_3-N含有量や植物材料に関係なく全試料に適用できた。
  • 細川 吉晴
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 340-349
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    低コストで雪害の少ない牧柵を設計するために,4つの牧柵を3年間放牧利用し,試験した。牧柵I型は慣行型で柵柱間隔が4m,4段張りの有刺鉄線を針金で柵柱に留めた。牧柵II型は柵柱間隔が4m,4段張りの有刺鉄線を割りピンで柵柱に留めた。牧柵III型は柵柱間隔が9m,線間隔保持材間隔が3m,有刺鉄線3段張りとした。牧柵IV型は柵柱間隔が25m,線間隔保持材間隔が5m,有刺鉄線3段張りとした。架線の緊張はI・II型では人力で20kgf,III・IV型では緊張器を用いて100kgfとした。牧柵の維持管理は,I・II型では冬期間そのままとし,III・IV型では退牧後に架線と線間隔保持材とを倒伏し春に復元した。これら4つの牧柵について脱柵状沢,建設費,放牧後の構造変化,雪害の状況および3年間の維持管理費を調査した。放牧牛の脱柵は試験牧柵にはなかった。最深積雪は1986年2月に148cm,1987年2月に90cm,1988年2月に80cmであり,積雪沈降荷重が試験期間中に架線に作用し,I・II型では架線に断線や弛み,針金やピンが壊れる雪害が生じた。III・IV型では架線と線間隔保持材とを倒伏したので雪害はなかった。牧柵コストの比較から,建設費は柵柱間隔を広くし柵柱数を減らせば低減でき,牧柵の維持管理費は雪害のないように架線と線間隔保持材とを倒伏することで低減できた。したがって,積雪寒冷地ではIII・IV型のような"lay-down(倒伏)型"牧柵が勧められる。この倒伏型の牧柵システムは平坦地では便利であるが,起伏傾斜草地で有刺鉄線を使用することは刺が柵柱に引っ掛かり緊張が困難となる。
  • 平田 昌彦, 杉本 安寛, 上野 昌彦
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 350-357
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ホルスタイン育成牛によるバヒアグラス放牧草地への糞の排泄様式について調査した。1日1頭当りの排泄糞乾物重量ならびに排糞回数は,牧草および濃厚飼料の乾物摂取量と正の直線関係を示した。1回の排糞で生じる糞塊個数は,1.66個前後の比較的一定した値をとった。草地と休息場を31の区画(約60m^2)に分けて,排泄糞塊個数を計数した場合,それぞれの区画内に落ちる糞塊個数の割合は,区画と休息場との距離および区画と休息場と反対側の牧柵との距離により説明できた。休息場ならびに休息場と反対側の牧柵は,どちらも,糞塊を集中させる要因であった。草地の各区画内での糞塊の分布は,一般にポアソン分布に従った。
  • 西條 好廸
    原稿種別: 本文
    1990 年35 巻4 号 p. 358-362
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. 363-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1990 年35 巻4 号 p. 365-367
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1990 年35 巻4 号 p. 368-370
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1990 年35 巻4 号 p. 371-374
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1990 年35 巻4 号 p. 375-379
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1990 年35 巻4 号 p. 380-383
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1990 年35 巻4 号 p. 384-390
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. 391-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. 392-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. 393-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年35 巻4 号 p. 393-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年35 巻4 号 p. Cover15-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年35 巻4 号 p. Cover16-
    発行日: 1990/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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