日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
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ISSN-L : 0447-5933
26 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1981 年26 巻4 号 p. Cover13-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 表紙
    1981 年26 巻4 号 p. Cover14-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1981 年26 巻4 号 p. App8-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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  • 原稿種別: 付録等
    1981 年26 巻4 号 p. App9-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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  • 広田 秀憲, 小林 正義
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 345-353
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    マメ科飼料作物10種の種子を用いて種皮の表面構造をX線マイクロアナライザーを用いたSEM像によって観察した。供試した種は,ダイズ,ルーピン,ヘアリーベッチ,サブクローバ,クリムソンクローバ,アルサイククローバ,アルファルファ,レンゲ,アカクローバおよびシロクローバである。すべての供試した種で種皮の表面にワックス状の突起がみられ,それぞれ特有の形態を観察した。突起の形から次のように5つの型に分類した。1.厚い層の被覆:ダイズ,アルサイククローバ,シロクローバ,レンゲ2.かさぶた状:サブクローバ,アカクローバ3.れんが,石垣型:クリムソンクローバ,アルファルファ4.じゅず珠状:ヘアリーベッチ5.網目状:ルーピン
  • 雑賀 優
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 354-359
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    雑賀優(1981)オーチャードグラスの消化率に対する遺伝率の推定.日草誌26,354-359.消化率に対する選抜効果を予測するために,年間2回刈りの管理の下で遺伝率を推定した。2番草の消化率で高,中,低個体を選抜し,集団ごとに隔離採種した次代個体の消化率を調べたところ,1番草では親株,次代とも高,中,低消化率の集団間にはほとんど差は認められなかった。2番草では,中,低消化率の集団間に差は認められなかったが,これらと高消化率の集団との間に明らかな差がみられ,選抜実験による遺伝率(hBN^2)の推定を試みたところ0.42〜0.60が得られた。つぎに消化率選抜個体と雄性不稔個体との交雑たよって,親子回帰による狭義の遺伝率を推定した。中間親およびF_1個体の消化率の変異幅に差が認められたため,消化率の値を標準化して遺伝率(hN^2)を求めた結果,1番草で0.73と0.84,2番草で0.70と0.84のいずれもきわめて高い値が推定された。しかし,供試した消化率選抜個体がわずか3個体であり,しかも消化率選抜個体の消化率の変異に比較して雄性不稔6個体のそれは小さいため,推定された遺伝率の精度は低いと考えられ,過大評価された可能性が高い。1番草と2番草の消化率に対する選抜効果を比較すると,1番草では個体の消化率と年次間の交互作用が高く,選抜効果が大きいという報告もみられないが,2番草では選抜実験の結果とこれまでの報告かち交互作用は小さく,2番草に対する選抜効果がより高いと推察された。
  • 稲波 進, 鈴木 信治
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 360-364
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    マメ科牧草アルファルファのわが国暖地における重要病害白絹病について,抵抗性品種育成を目標に,既存品種間の発病程度の差異を検討した。試験は1972,'73年に各10品種・系統を供試して,個体植検定で2回行った(7品種・系統が試験に共通)。白絹病菌(Corticium rolfsii)の接種は,6月と7月にアルファルファの株元に,もみがら培地培養の菌糸を培地ごと散布した。白絹病による平均枯死率は,1972年が20.6%,1973年が56.3%で,高温が長く続いた1973年には発病,枯死が多かった。枯死率を品種別にみると,2回の試験ともCherokeeが最も高く,つづいてdu Puits,Europeで,Flamande系統が白絹病に極めて弱いことが認められた。2試験を通じて枯死率の低い品種は,Moapa,愛系4号で,全般に暖地生育型品種の枯死率は低かった。2回の試験の枯死率の間にはr=0.930と極めて高い相関が認められた。さらに2試験を込みにした枯死率の品種間には有意差が認められ,その多くは遺伝分散に基づくものであることが確かめられた。これらの結果から,アルファルファ品種の白絹病抵抗性には明らかに差異があり,極めて多犯性で,抵抗性品種育成が困難とされている白絹病に対して,抵抗性育種の可能性が認められた。
  • 稲波 進, 藤本 文弘, 中嶋 紘一, 鈴木 信治
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 365-371
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    マメ科牧草アルファルファのわが国暖地における重要病害白絹病について,前報の結果に基づいて抵抗性品種の育成を開始し,白絹病菌(Corticium rolfsii)の接種条件下で選抜し育成した系統についてその選抜効果を検討した。選抜育成したCRSY系統群(3系統)の検定は,主要母材品種のナツワカバ,第1報で最も高い抵抗性を示したMoapaおよび炭そ病抵抗性系統のAR 50-1を加えて,2場所で行った。愛知農総試では個体植検定とマイクロプロットによる群落条件の検定で,九州農試では個体植検定であり,白絹病菌の接種は第1報と同方法で行った。個体植検定における発病率,枯死率の2場所間の相関は,いずれも有意性が高く,信頼できる結果が得られた。CRSY系統群はいずれもナツワカバより高い抵抗性を示し,白絹病抵抗性を主目標に選抜育成したCRSY 521-1は両場所で最も高い抵抗性を示した。2場所を込みにした多重検定では,発病率でCRSY 521-1と523-1がaランクに,枯死率ではCRSY 521-1が単独でaランクとなった。愛知におけるマイクロプロットによる検定でもCRSY系統群は抵抗性が認められ,群落条件下でも抵抗性があることがわかった。以上の結果,アルファルファに白絹病抵抗性の選抜効果が認められ,抵抗性品種育成の可能性が立証された。
  • 〓見 明俊
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 372-376
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    1979年9月,北海道枝幸郡浜頓別町において飼料用エンバクに黒さび病の発生を認めた。病原菌はPuccinia graminis PERS. f. sp. avenae ERIKSS. et HENN.のレース94と同定されたが,最新の表示法によれば13,15,16,a/1,2,3,4,8,9で,北米においても未記録のレースであった。本菌に対し,かつて本邦で試作されたことのあるエンバク100品種のうちJunegrainのみが抵抗性を示した。しかし,最近の市販12品種中5品種が抵抗性を示したことと,北米における新レース出現の経過とから,本菌は恐らく輸入種子に伴って侵入したものと推定される。Avena属6倍体野生種のうちCAV 2095(A. fatua L.)は本菌に抵抗性を示した。
  • 小川 恭男, 三田村 強
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 377-383
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
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    オーチャードグラス草地を4年間にわたって休牧して,永年草地土壌の無機環境に及ぼす休牧の影響について検討した。試験区は休牧開始時に石灰を施用して休牧した区(石灰休牧区),無施用で休牧した区(無施用休牧区),従来通り輪換放牧利用したものを対照区とした。本報では土壌の物理性に及ぼす影響について次の結果が得られた。1.対照区の0〜15cm土層の三相分布は経年変化が小さかった。しかし,両休牧区は固相率と水分率が減少し,空気率が増加した。また,この様な変化は0〜5cm>5〜10cm>10〜15cm土層の順に大きく現われた。2.対照区の土壌硬度は放牧に伴って高くなり,冬の間に減少する年変化を繰り返し,両休牧区に比べ常に高かった。両休牧区の土壌硬度は0〜5cm土層では急速に減少し,その後一定値を保ち,5〜15cm土層では緩慢な減少を続けた。3.対照区の0〜15cm土層における粒径1mm以上の団粒割合は,表層で高く下層で少なかった。石灰休牧区では休牧初年目に各土層とも対照区より著しく増加し,その後表層で滅少して対照区と逆に下層で高くなった。また,無施用休牧区では休牧初年目に石灰休牧区ほど増加しなかったが,4年目には石灰休牧区と同様の垂直分布を示した。以上の結果から,永年草地を休牧すると土壌は膨軟になり,下層の耐水性団粒が増加することが明らかになった。
  • 小川 恭男, 三田村 強
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 384-389
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    オーチャードグラス草地を4年間にわたって休牧し,永年草地土壌の生物相ならびに無機環境に及ぼす休牧の影響について検討した。試験区は休牧開始時に石灰を施用して休牧した区(石灰休牧区),無施用で休牧した区(無施用休牧区),従来どおり輪換放牧利用した区を対照区とした。本報では大形ミミズ類とコガネムシ科の幼虫の個体数ならびにミミズの糞土量について検討し,次の結果を得た。1.両休牧区の大形ミミズ類(サクラミミズAllolobophora japonica,フトミミズ属Pheretima sp.)の個体数は,対照区より著しく増加した。ことに石灰休牧区は,フトミミズ属の増加が著しかった。2.対照区の大形ミミズ類の垂直分布は,5cm以上の土層に集中したのに対し,両休牧区では5cm以下にも多く分布した。3.休牧初年目に地表に堆積したミミズの糞土量は,石灰休牧区で最も多く1227DMg/m^2,次いで無施用休牧区で214DMg/m^2,対照区で20DMg/m^2であった。4.両休牧区のコガネムシ科(Scarabaeidae)の幼虫の個体数は,対照区より著しく減少した。以上の結果から,永年草地を休牧すると大形ミミズ類が増加し,コガネムシ科の幼虫が減少することが明らかになった。
  • 川鍋 祐夫
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 390-397
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    同じ著者の今までの発芽および生育の温度反応に関する研究から,イネ科植物は亜科(または族)のレベルで温度型が異なることが推測された。温度型の異なる亜科・族は地理的分布も異にするであろう。すなわち,低温型(C型)とみられるウシノケグサ亜科(F亜科)は温帯・亜寒帯または冷涼地帯に,高温型(W型)とみられるキビ亜科(P亜科)およびスズメガヤ亜科(E亜科)は熱帯・亜熱帯または高温地帯に分布することが考えられる。イネ亜科(O亜科)とダンチク亜科(A亜科)は族または属のレベルで温度型が異なり,地理的分布もそのレベルで変ることが考えられる。これらのことを証明するため,亜科,族の分布を文献によって研究した。フロラの水平分布についてわが国とその周辺およびツンドラ地域,草原の優占種の水平分布についてわが国,熱帯山地の垂直分布についてインド,東ネパール,ケニヤ,タンガニイカおよびガテマラを扱った。赤道近くの高山では,Andropogon,Muhlenber giaなど少数の例外を生ずる場合があるが約2,350mの高度でW型のE・P亜科とC型のF亜科の交代が起ることが認められた。熱帯の低地ではW型だけが,ツンドラや高緯度地域,高標高地では主にC型だけが分布し,その中間の緯度または標高の地域では,W,Cの両型が混在することが明らかにされた。これらの結果から,F,E,P各亜科およびO,A亜科の亜科・族レベルの分布と温度型のまとまりについて考察した。
  • 門馬 栄秀
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 398-403
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    イタリアンライグラスの2品種(早・晩生1品種ずつ)を供試して,4段階の窒素水準と自然倒伏区および倒伏防止区を設け,高窒素(ここでは2kg N/a以上をさす)施肥による採種量の低下が,倒伏だけによるものかどうかを明らかにしようとした。採種時の茎葉重は,窒素施肥によって無N区より大きくなったが,倒伏防止区では,窒素施用量の違いによる差異は全く認められなかった。それに対し,自然倒伏区では窒素施用量が高くなるほど,茎葉重は増大した。倒伏の発生は,無N区において最もおそく,その程度は最も小さかった。次いで,1kg N/aが小さく,しかも高窒素施用区より折損が少なかった。穂数は,品種・窒素水準にかかわらず,倒伏防止区が自然倒伏区より大きかった。ヤマアオバの穂数は,倒伏防止区と自然倒伏区とが,窒素水準に対して平行に推移し,ともに1kg N/aで最大となったのに対し,ワセアオバでは,倒伏防止区は2kg N/a,自然倒伏区は1kg N/aにおいて最大となり,ワセアオバの高窒素による穂数の低下は,倒伏によるところが大きかった。それに対し,ヤマアオバでは倒伏だけに起因しているのではないことが明らかとなった。一穂粒重も,倒伏防止区の方が自然倒伏区より大きく,ヤマアオバではいずれの窒素水準,倒伏処理でも無N区より大きくなったのに対し,ワセアオバでは,高窒素施肥により無N区より小さくなった。採種量は,いずれの品種,倒伏処理でも,1kg N/aにおいて最大となり,2・4kg N/aでは激減した。また,いずれの品種,窒素水準においても倒伏防止によって採種量は著しく向上したが,とくに高窒素での倒伏防止効果が高くなった。このことから,高窒素による自然倒伏区での採種量の低下には,1kg N/aの場合よりも倒伏が,より関与していることが認められた。しかし,倒伏防止区において高窒素によって,採種量は1kg N/aより低下していることから,高窒素による採種量の低下は,倒伏だけでは説明できないことが明らかとなった。
  • 河野 憲治, 尾形 昭逸, 安藤 忠男
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 404-411
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    イタリアンライグラス(Ir)草地に暖地型牧草を不耕起追播する場合,Irと数種暖地型牧草間で養分吸収競合の生じる時期と成分を推定,把握し,さらにその成分の補強による追播牧草の定着向上効果とそれら草種間差異を明らかにした。1.同一施肥,地温条件下でIr草地にローズグラス(Ro),シコクビェ(Am),ソルゴー(So),グリーンパニック(Gp),カラードギニアグラス(Cg),メヒシバ(Fg)を追播した場合,耕起区に対する割合で示される相対無機成分含有率は,各草種とも発芽後15日目まで特にNで低い値を示した。また相対N含有率はAm,Fg>So>Ro,Gp,Cgの順に小さい値を示した。このことから,前植生Irとの養分吸収競合は発芽後15日目まで主としてNで生じているものと推察された。また特に,Ro,Gp,Cgで吸収競合が著しいものと考えられた。2.Ir草地にAm,So,Roを追播した場合の施与Nの動態を^<15>Nを用いて追跡した結果,施与NはIrにも大きく吸収利用されており,追播牧草の施与Nの利用はAm>So>Roの順に大きい事が明らかとなった。さらにN吸収競合に強い草種は,根長/草丈比,根重/地上部重比が大きいなどの特徴を有することが明らかとなった。3.N施与を5段階に変え,Am,So,Roを不耕起追播したポット試験の結果,N施与は追播牧草とIrとのN吸収競合を軽減し,Am,So,Roの定着を向上させたが,過量のN施与は逆に各牧草の発芽定着率を著しく低下させた。4.N多施与した場合の発芽定着率の低下は主として表層土壌の高塩類濃度によるものと考えられた。また施与N源によって土壌塩類濃度は異なり,発芽定着率の低下は硫安よりも尿素で小であった。
  • 名久井 忠, 岩崎 薫, 早川 政市
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 412-417
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    早生品種「ヘイゲンワセ」「ワセホマレ」を供試して,飼料成分,発酵品質,乳牛の採食性,栄養収量の面から,ホールクロッブサイレージとしての刈取適期を検討した。(1)子実重歩合は登熟とともに増加し,黄熟後期にはヘイゲンワセが48.3%,ワセホマレが46.2%に達した。(2)サイレージの飼料成分のうち,水分はワセホマレが糊熟後期が79.4%,黄熟後期が66.6%,過熟期が62.5%と登熟とともに低下した。ヘイゲンワセも同様の傾向を示した。でんぷんは登熟とともに増加し,黄熟後期にはワセホマレが29.6%,ヘイゲンワセが28.4%であった。粗蛋白質はヘイゲンワセが10.2%から7.2%へ,ワセホマレが9.9%から7.2%へ登熟とともに低下した。(3)pHは登熟とともに上昇し,黄熟後期はワセホマレ,ヘイゲンワセとも3.8であった。サイレージの評点は黄熟後期が最もすぐれていた。(4)乾物あたりTDN含量はヘイゲンワセが乳熟期70.4%,黄熟初期および黄熟後期73.6%,過熟期70.8%であった。また,ワセホマレは糊熟後期70.8%,黄熟中期68.1%,黄熟後期69.1%,過熟期65.4%であった。DCP含量はヘイゲンワセが登熟とともに低下したが,ワセホマレは過熟期に至って低下した。(5)乳牛の乾物摂取量は乳熟期8.39kg,黄熟初期10.87kg,黄熟後期12.3kg,過熟期11.3kgであり,黄熟後期が最も多かった。(6)10アールあたり栄養収量は黄熟後期が最もすぐれていた。(7)以上の知見をもとに総合的に判断した結果,ホールクロップサイレージの収穫適期は黄熟後期であることが確認された。
  • 岩崎 薫, 名久井 忠, 早川 政市
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 418-423
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    トウモロコシサイレージの原料が被霜した場合,サイレージの発酵品質,飼料価値,圃場損失にどのような影響を及ぼすかについて検討した。供試品種は交8号,ホクユウ,P3715で,被霜の程度は軽微なものは2〜3回,強いものは5〜14回であった。軽微な霜を被ると植物体の上部1/3程度が脱色し,強霜を被ると全体が脱色した。また,被霜により,サイレージの水分,粗蛋白質,単少糖が減少した。サイレージの発酵品質は,強霜を被ると総酸が顕著に減少し,その結果pHが4.5〜5.3に上昇した。粗蛋白質消化率は被霜回数が増加すると共に低下し,DCP含量も同様に低下した。一方,乾物消化率,TDN含量は被霜しないものと同等か,やや低い値を示した。ハーベスター収穫による圃場損失は被霜により増加した。以上の結果,良質なサイレージ原料を得るためには,2〜3回の降霜後にすみやかに収穫することが望ましいと推察された。
  • 宮沢 香春
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 424-429
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    肉用牛繁殖経営は,粗飼料の利用を不可欠とするところから土地への依存度が高い。そこで,本稿においては,(1)繁殖専門経営における経営土地面積規模の変化に対応した合理的な飼料生産方式の解明,(2)標準的土地面積規摸の肉用牛経営における収益性の高い土地利用方式の解明を課題とした。研究方法は,課題(1)では,肉用子牛(素牛)生産と粗飼料の利用方式を12通りの生産プロセス(牧草・青刈とうもろこし)に設定したものについて,労働制限量は家族労働力(基幹労働力)を2人,土地制限量は,土地面積を30ha,40ha,60ha,80ha,100haの6つの規模水準とし,線形計画モデルを構築し課題に接近した。課題(2)では,地帯の標準的な経営土地面積規模(30ha)をもった代表的な3つの土地利用方式を前提とした繁殖専門経営を想定し,各々のタイプごとに最適解を求めた。演算結果によると,課題(1)では,肉用牛繁殖専門経営においては,家族労働力を2人とすると,経営土地面積規模が小さい経営では集約的土地利用が,また土地規模が大きい経営では粗放的な土地利用が合理的であることが,課題(2)では,同一経営土地面積規模のばあい,収益性視点からみると集約的な土地利用方式による肉用牛飼養の方が収益的であることが認められた。
  • 石栗 敏機
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 430-434
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ペレニアルライグラス(Pr)とオーチャードグラス(Og)の単播草地を用い,2か年間,1から7番草まで収穫し,めん羊による自由採食量と飼料価値を比較した。PrはOgに比べて細胞壁物質含有率が低く,細胞内容物に富む牧草であった。また,Prは春と秋に生育した番草で消化率,自由採食量,可消化エネルギー摂取量,nutritive value index (NVI)ともにOgより高い値を示したが,夏期間の気温の高い時期に生育した番草で,PrはOgよりこれらにおいて劣った。乾物消化率が65%以下になった番草は,Prで1978年3,4番草,1979年4,5番草,Ogで1978年2,3,4,5,6番草,1979年4,5,6,7番草であった。生育期間中の平均気温と乾物消化率との間には両草種ともに有意な負の相関係数が得られ,乾物消化率が65%以下になる気温を推定すると,おおむね,Prでは20℃以上,Ogでは15℃以上であった。また,高温と過旱時には牧草の乾物含有率が高い傾向があり,再生草の乾物含有率と乾物消化率との間には両草種ともに有意な負の相関係数が得られた。
  • 増子 孝義, 大谷 忠, 淡谷 恭蔵
    原稿種別: 本文
    1981 年26 巻4 号 p. 435-437
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年26 巻4 号 p. 438-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年26 巻4 号 p. 440-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年26 巻4 号 p. 440-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1981 年26 巻4 号 p. i-iii
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1981 年26 巻4 号 p. iv-vi
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1981 年26 巻4 号 p. vii-viii
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 索引
    1981 年26 巻4 号 p. ix-xi
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年26 巻4 号 p. Cover15-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年26 巻4 号 p. Cover16-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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