日本草地学会誌
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22 巻, 1 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 22 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 22 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 22 巻 1 号 p. A1-A4
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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  • 美濃 羊輔, 前田 寛蔵
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    刈取後の再生過程にあるチモシー(Phleum pratense,L.)の球茎中における炭水化物の変動ならびに庶糖(opt. pH5.0)およびフルクトサン加水分解酵素活性(opt. pH5.5)の消長について調べた。球茎の生重量は刈取後4日間はほとんど変化しなかったが,20日目にはもとの重量の約5/6になった。球茎中の全糖濃度は初日から減少し始め20日目において最初の約20%になった。蛋白質濃度は初めの12日間は増加したが,その後激減した。フルクトサン含量は除々に減少し,8日目から12日目にかけて急速に消失した。庶糖加水分解酵素活性は4日目と12日目にピークがあり,フルクトサン加水分解酵素活性は12日目においてのみピークとなった。このことよりフルクトサン加水分解酵素活性の増加とフルクトサン含量の減少との間には相関があるものと思われる。
  • T.E. DEVINE
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    本研究は,炭そ(疽)病抵抗性がアルファルファの生産力改良に寄与している機作を明らかにしようとしたものである。炭そ病の影響をみるための植物指標として,炭そ病抗抵性を目標に育成した4系統と,それらの母材4品種を供試した。メリーランドの2地点における炭そ病害と秋の霜害の調査結果によると,炭そ病抗抵性と耐霜性は全く一致した関係を示した。これは,炭そ病害のストレスの影響で罹病個体の霜害感受性が増大したためであろう。メリーランドの1地点では,炭そ罹病性が葉を著しく変色させる結果を示した。3地点の成績によると,抵抗性系統は単位区面積当りの株数や茎数が多かった。株当り茎数に対する炭そ病の負の影響は,春,秋いずれの場合も見られなかった。草丈は,抵抗性系統が高い傾向にあった。結論として,抵抗性系統は,炭そ病が発生した後において,単位区面積当りの生存個体数と茎数が多く,草丈が高く,耐霜性が増大する点で優れていた。
  • 橋爪 健, 西村 修一
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 13-16
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    An experiment was conducted to investigate the use of preceding oats or Italian ryegrass with undersown Setaria (Setaria anceps cv. Kazungula) herbage. It consisted of five combinations of the crops, that was three pure plots of Setaria (S-pure), oats (O-pure), and Italian rygrass (I-pure), and two undersowing plots of Setaria with oats (O-S) and that with Italian ryegrass (I-S). Sowings and cuttings were practiced as shown in Fig.1. Results were summarized as follows, 1) Germination percentage of Setaria was reduced, but not significantly, when accompanied with the preceding crops. About two months later, Setaria establishment percentage among aftermath of the accompanied crop showed significant reduction owing to the low light intensity (Table 1). 2) Earlier dry matter yield of preceding crops was added in undersowing plots, but the differences in the total yield among those and S-pure were not significant as shown in Fig.2. Higher Setaria component was resulted in O-S than in I-S plot. 3) At the third cutting (2 Aug.), when Setaria growth alternated with the aftermath of preceding crops, both undersowing plots yielded only about a quarter of S-pure, reflecting heavy competition for light. 4) Growth analysis of Setaria plant at the alternation period was shown in Fig.3. At the 25th day from sowing, Setaria plant weight under oats and Italian ryegrass was retarded to 1/9 and 1/90 respectively, comparing to that of the pure plot ; this shows delay of about 11 and 33 days growth respectively. Relative growth rate per day of Setaria showed the highest value of 0.078 in case of with oats, which supposed to be better combination than with Italian ryegrass.
  • 沼田 真
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 17-32
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    国際生物学事業計画(IBP)のプロジェクトの一つとして草原の生産力に関する研究があったが,私どもがわが国で行った「草地生態系の解析法に関する研究」(1967-1968),「草地生態系の生産と保護に関する研究」(1969-1972)については,JIBP Synthesis(東京大学出版会,1975)のVol.13: Ecological Studies in Japanese Grasslands with Special Reference to the IBP Areaとしてまとめられた。現在国際的なまとめも進行中で,Cambridge Univ. Pressから逐次刊行されることになっている。このためにも私は温帯性草原の一章を書いたが,そのために世界の多くの国々のデータを送ってもらって検討した。以上のまとめは頁数の制限もあり,外国人の編集者の意向もあって,極めて短縮した形のものとなってしまった。ここでは,改めてそれら外国および国内のデータを検討し,世界の温帯地域の採草地草原について,1.半自然草原の構造と組成2.現存量の季節的および年間の変動2.1地上部2.2地下部2.3T/R比3.一次生産の推定と比較4.外的要因の効果4.1火4.2採草4.3冠水4.4施肥4.5食葉性昆虫4.6気侯と土壌
  • 太田 顕
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 33-38
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    牧草地植生の動態を明らかにするため二,三の草地において数種の草種の個体の分散構造の動きを検討した。1.個体の分散構造は,草地造成後しばらくは播種と発芽の不均一を反映して集中分布をするが,近接した弱小個体がより高い頻度で枯死することによって次第に均質化した。2.集中分布から機会分布への移行の時期は多肥や刈取間隔の長いことなど競争条件の激しいときに早まることを認めた。3.混播草地において,ある構成草種の分散構造は優占度とよい照応を示し,優占度の高い場合には機会分布をし,低い場合には集中分布をした。4.D区について草地の状態を分散構造によってみると,D-3区のオーチャードグラス,ペレニアルライグラスの分布は機会的で,草地はもっともよく,D-1区も古い草地ながら良好な状態が維持されている。D-2区はオーチャードグラス,ペレニアルライグラスの分布が集中的で,衰退の傾向にあると思われた。
  • 小川 増弘, 高橋 英伍, 阿部 林
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 39-45
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    1.イタリアンライグラスの年内刈,4月刈,6月刈で,水分含量3水準,貯蔵温度2または3水準,貯蔵日数4水準として,各要因の交互作用,および刈取回次間の比較を行った。2.材料成分は,水分含量は4月刈>6月刈>年内刈,CP・WSC含量はともに,年内刈>4月刈>6月刈の順となり,WSCでとくに差が大きかった。予乾によって,WSC含量は各刈取回次ともかなり減少し,CP含量は変化が小さかった。3.サイレージ品質に対する各要因の効果のうち,水分含量と貯蔵日数については,高水分では,年内刈で貯蔵日数を長くしても品質の低下はみられず,4,6月刈では低下し,6月刈でとくに著しかった。これは材料中のWSC含量の高低とよく一致した。予乾は,VFAの増加を抑える効果がみられ,一方,ある程度までは乳酸発酵を促進する効果が認められた。4.水分含量と貯蔵温度については,4,6月刈の高水分で高温度による品質の低下がみられ,年内刈高水分,予乾したもののすべてについて,みとめられなかった。5.貯蔵温度と貯蔵日数について,交互作用はほとんどみられず,サイレージ品質の変化は,高温度の順,また貯蔵日数が長い順に,加算的に示されることが多かった。6.本試験の範囲内(15〜30℃)で貯蔵温度を高めることと,同一温度下での貯蔵日数を長くすることは,同様の効果をもつ,すなわち,貯蔵温度は,発酵品質よりもむしろ発酵速度に影響すると推察された。7.刈取回次間の比較について,材料中のWSC含量の高低と高水分での品質の良否はよく一致し,貯蔵日数が進むほどその差は大きくなった。水分含量が約60%の予乾サイレージはいずれも良質だった。しかし,刈取回次間で有機酸含量などに差がみられ,発酵内容の相違が推察された。
  • 萬田 富治, 高野 信雄
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 46-51
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    草食家畜の実験動物としてハムスターを使用するためには,ハムスターの粗飼料利用特性を明らかにすることが必要である。本実験では乾草と基礎飼料の混合比率が増体量および消化率に及ぼす影響ならびにマメ科牧草単一給与条件下で飼育・成長が可能であるかどうかを検討した。基礎飼料と乾草の混合比率を変えて幼若ハムスターに24日間給与した結果,乾草の混合比率が50%までは増体が認められ,75%でも生存した。また,マメ科牧草単一給与条件下でも増体が認められ,増体量はアカクローバよりもアルファルファの方が勝れていた。アカクローバ生草の乾物,粗蛋白質,細胞壁構成物質,エネルギーの各消化率はかなり高く示され,粗飼料利用能力の高いことが推察された。
  • 萬田 富治, 後藤 信男
    原稿種別: 本文
    1976 年 22 巻 1 号 p. 52-57
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
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    開花初期および開花期に刈取ったオーチャードグラスと着蕾期に刈取ったアカクローバの生草を用いて,採草地で捕獲した小型の草食獣ハタネズミと実験動物ハムスターによる消化試験を行なった。各牧草は擂砕後,基礎飼料と混合して給与した。消化試験は予備期5日間,本期5日間とし,全糞採取法によって行なった。ハムスターとハタネズミのメタボリックボデイサイズあたりの乾物採食量には差がなく,両種動物ともにアカクローバを好んで採食した。ハタネズミの増体量はアカクローバ給与群が最も大きく,オーチャードグラス給与群の増体量はアカクローバ給与群の半分にとどまった。ハムスターの増体量は,いずれの給与群もハタネズミよりもすぐれ,給与群間には差がなかった。乾物消化率はハムスターとハタネズミの間に差はなく,草種の比較では両種動物ともにアカクローバの乾物消化率がすぐれていた。CWC消化率はオーチャードグラス給与群の開花初期では両種動物間に差はなかったが,開花期ではハタネズミの方が高く,アカクローバ給与群ではハムスターの方がまさっていた。N消化率はオーチャードグラスの開花初期を除いてハタネズミの方が高かったが,N蓄積率はいずれの給与群でもハムスターの方がまさっていた。これらの結果から,ハムスターとハタネズミの牧草消化能力は大差ないものと推察された。
  • 原稿種別: 付録等
    1976 年 22 巻 1 号 p. 58-62
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 22 巻 1 号 p. 64-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 22 巻 1 号 p. 64-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 文献目録等
    1976 年 22 巻 1 号 p. 64-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 22 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1976 年 22 巻 1 号 p. Cover4-
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
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