地理学評論 Ser. A
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58 巻 , 1 号
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  • 渡辺 満久
    1985 年 58 巻 1 号 p. 1-18
    発行日: 1985/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    東北日本弧の脊梁山脈とその東の盆地群との間には,活断層地形が認められることが多い.本稿では,このような山地と盆地の境界部にある活断層の活動と山地と盆地の分化との関係を考察した.研究対象地域には,福島盆地とその周辺を選んだ.
    福島盆地は,その西縁を逆断層で限られる盆地で,その西方の奥羽山脈上の浸蝕平坦面の高度分布,約2万年前に形成された扇状地面の分布,活断層の特徴,および盆地の地下構造から,北半部の伊達盆地,南半部の信夫盆地に区分できる.
    半無限の弾性体に対するくい違いの理論に基づき,当地域の地形・地質構造に適合する断層モデルを求めた.このモデルでは,低角の主断層面が福島盆地西縁から奥羽脊梁山脈の下へ連続しているが,その一部からより高角の逆断層面が派生している.伊達盆地は,低角で地表に達している逆断層の活動によって奥羽脊梁山脈と分化したと考えられる.一方,信夫盆地では二次的で高角の逆断層が地表に達しているものの,地下に潜在する低角の主断層の活動によって,奥羽脊梁山脈との分化がもたらされたと考えられる.
  • 三重県鳥羽市相差地区の事例
    淡野 明彦
    1985 年 58 巻 1 号 p. 19-38
    発行日: 1985/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    観光活動の活発化・多様化につれて,沿岸:域を観光活動に利用する機会が増加し,観光業を沿岸域における有望な産業としてとらえる動きが高まっている.
    本研究は,沿岸域において形成される観光地域の代表的な一形態として,海水浴場と民宿を組み合わせた観光地域について,三重県鳥羽市相差を事例とし,その形成のプロセスと条件を明らかにすることを目的とした.相差は,海女漁業を主な生業として,そのかたわら狭小な耕地で農業を行なってきた.海女漁業の操業規制や商品作物の生産の減少は,沿岸域の利用と労働力の両面において「空き」を生じさせていた.交通条件の改善を契機に民宿が開設された・民宿経営には労働力と食事材料の調達が必要であったが,漁労および農作業の時期の調整により民宿経営への労働力を生み出し,食事材料も自家で調達が可能であった.また,観光関連産業の発達をみるなど,民宿を軸とする産業の地域構造が形成された.
  • 黄 水鎮
    1985 年 58 巻 1 号 p. 39-46
    発行日: 1985/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    In order to study on energy exchange between the ground surface and the lower atmosphere, the effects of the soil moisture on energy balance components at the ground surface were observed.
    The field observations were carried out at the Environmental Research Center of the University of Tsukuba in August and September, 1982. The results can be summarized as follows.
    1. Increase in the volumetric soil water content from 22% to 44% due to precipitation results a decrement in albedo from 0.14 to 0.09. The relation between the soil water content and albedo reveals a step-like variation at critical point of soil water content of 26%_??_29%.
    2. The step-like variation indicates a positive relationship between the incoming solar radiation flux net radiation flux ratio (Rn/I) and the soil water content. The ratio of Rn-G and incoming solar radiation flux also reveals a step-like variation in a positive re lationship with the soil water content.
    3. Higher significance levels in correlation coefficients were found between net radia tion flux and incoming solar radiation flux, and also between soil heat flux and net radia tion flux in the two groups through the soil water content.
    4. G/Rn ratio is proportional to soil water content during nighttime, while it shows rather poor negative relationship during daytime.
  • 1985 年 58 巻 1 号 p. 47-50,52
    発行日: 1985/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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