巻号一覧
71 巻, 6 号
選択された号の論文の5件中1～5を表示しています
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森島 済, 三上 岳彦1998 年 71 巻 6 号 p. 393-410
発行日: 1998/06/01
公開日: 2008/12/25
ジャーナル フリー熱帯の大気循環場の変動がアジア地域の降水量変動に与える影響を明らかにするために,インドから東アジアを含む夏季降水量とインド洋から太平洋の海面気圧とを使用して統計解析を行った.夏季降水量と海面気圧相互の時空間変動を同時に議論するために特異値分解解析を行い,これらの空間パターンと年々変動の特徴を記述した.第1モードはエルニーニョに関連したモードとして特徴づけられ,インドおよび華北域の降水量変動と熱帯域の東西循環の変動を示す.このモードの降水量および海面気圧の時間変動にはそれぞれ10年規模の時間スケールを持つ変動が含まれている.第2モードは,東アジアの華中を中心とした降水量変動と西部熱帯北太平洋域の海面気圧変動を示す.この海面気圧変動は,同領域の対流活動の変動との関連が強い.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2757K) -
川瀬 久美子1998 年 71 巻 6 号 p. 411-435
発行日: 1998/06/01
公開日: 2008/12/25
ジャーナル フリー中部日本の矢作川下流低地において,ボーリング資料の整理,加速器分析質量計による堆積物の14C年代値の測定,珪藻分析,考古資料の整理を行い,完新世後半の三角州の離水過程と地形環境の変化を明らかにした.縄文海進高頂期以降, 3000～2500年前に三角州の離水が広範囲で進行した.これは相対的海水準の低下(弥生の小海退)の影響と推定される.また,この時期に離水した地域およびその上流では,約3000年前以降は安定した後背湿地的環境であったが,約2000年前頃から洪水氾濫の影響が強くなり(河川氾濫期I),古墳時代には顕著な自然堤防が形成されるようになった(河川氾濫期II).この一連の堆積環境の変化には,気候の湿潤化による洪水氾濫の激化と,人為的な森林破壊による土砂供給量の増大とが関与している可能性がある.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3477K) -
榊原 保志, 伊藤 由香1998 年 71 巻 6 号 p. 436-443
発行日: 1998/06/01
公開日: 2008/12/25
ジャーナル フリー長野市(人口35万)における夜間気温分布を1996年に調査した.観測は自動車の移動観測により市街地内外における47地点で27回行った.また,観測地点において天空率∅を魚眼レンズ写真から求めた.この観測により,天気が快晴で風速が最も弱かった11月3日において,天空率が大きくなると,都市気温は小さくなる傾向が認められた.しかし,風速1.5m/s以下の14ケースにおいて,都市気温と天空率との相関係数は最大0.4程度であり,また両者の関係において雲量の影響は認められなかった.さらに,都市内の気温分布が風の影響を受けることは高温域が拡大することで認められたが,最高気温記録地点が風下側に移動することは確認できなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1453K) -
1998 年 71 巻 6 号 p. 453
発行日: 1998年
公開日: 2008/12/25
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (157K) -
1998 年 71 巻 6 号 p. 454-480_1
発行日: 1998/06/01
公開日: 2008/12/25
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (4091K)
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