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64 巻 , 12 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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展望
解説
  • 栗原 朋之
    64 巻 (2015) 12 号 p. 519-524
    公開日: 2016/06/29
    ジャーナル フリー
    化学プラントにおける設備管理への活用を目的とした損傷データの収集と統計解析の具体的方法について,検討事例をもとに解説する.輻射管の酸化減肉事例では,実際の損傷状況から肉厚測定データを分類して統計解析と寿命推定を行い,更新計画に反映した.外面腐食に関する二つの事例では,検査結果や関連情報をデータ化し,統計解析によって,各条件における腐食速度分布を求めることで,加速要因を定量的に把握した.これをもとに,外面腐食発生可能性評価手法を提案し,実際のプラントの外面腐食検査が計画,実施された.これらの検討事例より,損傷データの解析において,損傷現象の特徴把握が重要であることが認識された.
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論文 -材料と環境2015 速報論文特集-
  • 平野 伸一, 長岡 亨, 伊勢 孝太郎, 天野 由記, 松本 伯夫
    64 巻 (2015) 12 号 p. 535-539
    公開日: 2016/06/29
    ジャーナル フリー
    本研究では土壌環境微生物を対象として,その腐食能およびそのメカニズムについて知見を得るために,4種(有機物の有り/無し,汽水/淡水)の培養条件で,一般的な湖沼より採取した土壌試料を植菌源として金属鉄とともに培養を行った.その結果,いずれの培養条件でも炭素鋼を腐食,減損する活性が見られ,特に有機物添加・汽水培地において硫酸還元活性,メタン生成活性とともに高い腐食活性が得られた.次世代シーケンス技術により,網羅的に環境試料(植菌源)と培養試料の微生物群集構造を比較したところ,培養により大きく微生物群集が変動し,環境試料では極めて低い割合でしか存在しなかったDesulfovibrio属細菌やClostridia綱細菌のような硫酸還元能の報告されている微生物グループが培養試料では優占化していることが明らかとなった.また,硫酸還元菌,メタン菌の抑制試験から硫酸還元菌がこの腐食に対して主たる役割を果たし,メタン菌の共存により腐食活性が強化されていることが推定された.土壌埋設設備への微生物の腐食影響を適正に評価するためには,硫酸還元菌,メタン菌などの相互作用を踏まえた評価が必要と考えられる.
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  • 若井 暁, 藤井 創太郎, 政成 美沙, 宮永 一彦, 丹治 保典, 三本木 至宏
    64 巻 (2015) 12 号 p. 540-544
    公開日: 2016/06/29
    ジャーナル フリー
    微生物が関与する金属の腐食現象を微生物腐食と呼ぶ.これまでに,石油タンク底水を用いて実験室レベルでの腐食再現試験に成功し,DGGE解析によって微生物群集構造の変化が起こっていることを明らかにしてきたが,群集構造の詳細と腐食現象の関連付けが出来ていなかった.そこで,本研究では,次世代シーケンサを用いてタンク底水および培養・腐食試験液中の微生物群集構造の詳細を明らかにし,腐食現象と微生物群集構造の関連付けを試みた.タンク底水を用いた群集構造解析では,タンクごとにその群集構造が大きく異なることを定量的に明らかにした.また,その群集構造が,置かれる環境条件によって変化することを明らかにした.加速された鉄の溶出を示した試料KTD1-M-Feでは,Acetobacterium属酢酸菌とDesulfovibrio属硫酸塩還元細菌が集積していた.Desulfovibrio属硫酸塩還元細菌のみが集積した試料で腐食が生じていないことから,Acetobacterium属の酢酸菌が腐食に強く関与することが示された.Acetobacterium属細菌が主要な原因菌として引き起こされる腐食例は,これまでに報告がない.以上の結果から,培養に依存した腐食再現試験と次世代シーケンサを組み合わせた比較解析は,腐食現象と微生物群集構造を関連付けるために有効な手法であると言えるだろう.
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