陶芸における土練りでは,粘土に含まれる気泡を押し出し,均質にすることが目的である.また粘土の乾燥を防ぐため短時間で練ることが必要となる.そのため,粘土に対する力の加え方が重要である.熟練者の特徴である粘土を押し返す時に生じる胴体と手のタイミングのズレにコツが潜んでいると考え,粘土に加わる力とタイミングのズレとの関係について明らかにする.
本研究ではガラス火加工作業をとりあげ,熟練者と初心者の作業を比較することにより,どのような作業の可視化・数値化が有効であるかを検討した.その結果,火加工作業における基礎動作とされるまわし作業の巧拙が作業時間・できあがりの精度に影響を及ぼすことが示唆された.
着眼点の発見を目的として,既知の述語を可制御性などによってタイプ分けし,それに基づいて推論図式の欠落部分を発見し,そこを埋める新述語ならびに既存述語との関係性を発想推論によって求める手法を提案する.
アスリートが「自分の身体を考え,吟味する」ことの重要性は認識されていながら,それを促す方法論の研究は未成熟である.本発表では,身体を考える能力を身につけるためには何が必要か,能力を育成するためのコーチング法や支援環境としてどのような考え方が必要かなどの問いを考察する.
日々の運動で気づいたことをメタ認知してブログに書いたものをキーグラフにより可視化し,さらに時間の変化による,言葉の量と関係の変化を可視化することができた.それによってメタ認知の解釈が進んだ