人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
2020 巻, SWO-051 号
第51回セマンティックウェブとオントロジー研究会
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 朱 成敏, 小出 誠二, 武田 英明, 小柳 佑介, 西野 文人
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 01-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    ナレッジグラフは情報の表現と連携、推論のような高度な情報を活用を可能とする特徴からAIの基盤として最近注目されている。ナレッジグラフの構築はその利用目的によって基盤となる知識体系と表現形式によって異なり、そこで、本研究ではシソーラスやオントロジーのような既存の知識体系との関連性と表現形式をナレッジグラフを構成する二つの軸として想定し、モデル化を行う。そして、既存ナレッジグラフの分析を通じてナレッジグラフの構築モデルの有用性について考察する。

  • 小柳 佑介, 西野 文人, 朱 成敏, 武田 英明
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 02-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    In the initial stage of system development, the system engineer plans the budget, and period of time, and define the system requirements. In the case of a system that utilizes a knowledge graph, it is necessary to define the requirements of the knowledge graph and estimate the building cost. It is useful for system engineers, in particular, who do not have much experience in the building of knowledge graphs, to understand how much they need to build a knowledge graph for what they want to achieve and how much it costs to build it. However, it is not clear how much the knowledge graph should be constructed in order to realize what it wants to realize, and what requirements the knowledge graph should meet and the building costs for "What you want to achieve". In this paper, as a first step to improve the efficiency of system development utilizing knowledge graphs, we define the building level of knowledge graph and clarify "what it realizes" and "difficulty" for each level of knowledge graph. At first, we investigate the procedure of building a knowledge graph. After defining the level of knowledge graph, "what it realizes" and "difficulty" of the actual knowledge graph is shown.

  • 西村 悟史
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 03-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    The International Association for Ontology and its Applicationは2015年から,The Joint Ontology Workshopsと呼ぶ,Workshop群を開催している.これは,情報科学から,人工知能,その応用,哲学,認知科学等の幅広い分野の形式オントロジーの構築,推論,応用等に関する研究コミュニティを醸成することを目的に行われている.本稿では,2019年に行われたEditionについて著者が参加した視点から参加報告を行う.

  • 朱 成敏, 岡田 忠, 武田 英明
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 04-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本研究では既存の職業情報を職務中心の情報に変換し,職務を定義する意味情報 を抽出する.また,職務における特徴語を対象に分析と分類を行い,職務関連語彙のシソーラスを試作する. 最後にシソーラスを職務検索システムへ導入し,検索の拡張性と利活用の可能性について検討する.

  • 河村 郁江, 白松 俊
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 05-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    これまでに郷土食を理解するための郷土食マップのWebサイトを作成してきたが,今回はバージョンアップのために探索的閲覧が可能なWebサイトの設計と試作を行った.はじめて使用するユーザーが理解しやすいようにファセットナビゲーションを用いた.また,各ページに使用出来そうなWikidataのプロパティを述べる.今後の課題として,今回制作したプロトタイプや考察中の年表ページの表示方法の検討を行いたい.

  • 駒水 孝裕, 小川 泰弘, 外山 勝彦
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 06-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本稿では,法令沿革オントロジーの設計および DBpedia 中の法令エンティティへの紐付けについて述べる.社会のさまざまな事柄が法令に関係しているにもかかわらず,日本の法令に関するデータのオープン化はほとんど進んでいない.特に,再利用性の高い LOD (Linked Open Data) としてのオープンデータはほとんどない.本稿で提案する法令沿革オントロジーは次の2点を達成するために設計されたオントロジーである.(1) 日本の法令を網羅できる.(2) ある時点で有効であった法令(法令バージョン)を特定できる.前者は,法令に関するオープンデータの LOD としての公開を促進することがねらいである.後者は,法令における不遡及の原則や経過措置などの理由から必要である.法令の内容の変更は,その変更内容を記述する法令を施行することにより実現される.このような法令の内容変更の履歴を法令の沿革と呼ぶ.本稿では,法律を対象に設計した先行研究のオントロジーを拡張し,法律以外の法令の沿革も扱えるようにした.拡張したオントロジーをもとに,国立国会図書館・日本法令索引からデータを取得し,法令沿革 LOD を構築した.構築した LOD は,3,412,748 個のトリプルで構成され,106,341 法令を含む.外部ドメインのLODと接続するために,DBpedia 内の法令エンティティとの紐付けを行った.法令名を用いた単純な紐付けにより,99%の適合率,96%の再現率が達成可能であることを明らかにした.

  • ビスカラ ジュリオ, 悟史 西村, 賢 福田
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 07-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    In this work, we present a methodology that measures the customer service expertise and performance in video by applying several rules and metrics on knowledge graphs (KGs). In our approach, the KGs represent human behavior performed in the video through conversations and actions which are described from the knowledge base (KB). The definition of rules, baselines, and metrics are written by specific notations (Allen's for representing time interval relations and RCC8 for defining location relations). The methodology is composed of four stages: in 1) "behavior pattern definition" the rules, baselines, and metrics/scores are defined for assessment of behaviors in customer service. The 2) "knowledge graph constructions" process video files, extracts, and represent human activities and interactions with objects in video. During the 3) "knowledge graph retrieval" the user behavior is retrieved from a knowledge graph by means of SPARQL queries. Finally, in 4) "knowledge graph analysis" the rules and scores are applied. In order to measure the expertise following certain rules, the methodology implements inferences, queries, filters, and temporal processing on the knowledge graphs. The purpose of this step is to measure expertise in customer service. Consecutively, the user performance in the video is compared with other baselines (user expert and average). As a case study, the work was applied to elderly care customer service using public videos from the elderly behavior library.

  • 鵜飼 孝典, 岡嶋 成司
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 08-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    グラフは通常ノードとエッジでモデル化される。しかしながら、RDFはプロパティに対する型やプロパティ間の関係も定義する。本発表ではプロパティに対するオントロジーが充実したRDFに対して精度の高い埋め込みモデルを提案する。

  • 高橋 大樹, 兼岩 憲
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 09-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    Web情報をコンピュータで処理・活用するためにセマンティックwebではメタデータやオントロジーが用いられる.記述論理はWebオントロジー言語OWLの理論的基盤であり,オントロジーを記述するための言語や,推論を行うための知識ベースを提供する.命題論理の充足可能性問題に対してモンテカルロ木探索を適用した先行研究をもとに,本研究ではモンテカルロ木探索を用いて記述論理の充足可能性を判定する手法を提案する.評価実験では,実装したALC概念の充足可能性判定に対して提案手法が有用であることを示す.

  • 上田 育弘
    原稿種別: 研究会資料
    2020 年 2020 巻 SWO-051 号 p. 10-
    発行日: 2020/07/14
    公開日: 2021/09/17
    研究報告書・技術報告書 フリー

    分類検索システムとしてFターム検索システムとグーグルやヤフー等のインターネット検索システムとの比較異同を通して欲しい情報を的確かつ迅速に探し出す分類検索システムの一般設計論の必要性を論じ、分類検索システムの一般設計論の提示を試みる。インターネット社会の到来によりインターネットを介して欲しい情報を的確かつ迅速に探し出す必要性が随所で顕在化している。現在、事前に分類を付与する分類付与型の検索システムとして特許情報のFターム検索システムが存在している。このFターム検索システムの特徴は事前に分類を付与することに徹しており、いわゆるキーワード検索によるキーワードの多義性を徹底的に排斥している点に大きな特徴がある。一方、グーグルやヤフー等のインターネット検索システムの特徴は事前に分類を付与することを徹底的に排斥しており、キーワード検索に固執している点に大きな特徴がある。従って、Fターム検索システムとグーグルやヤフー等のインターネット検索システムとは、「事前に分類付与」「キーワード検索」に関し全く正反対の設計思想を有している。このように「事前に分類付与」「キーワード検索」に関し全く正反対の設計思想を有しているFターム検索システムとグーグルやヤフー等のインターネット検索システムとを包括する分類検索システムの一般設計論の必要性を試みる。

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