放送局が持つコンテンツのオープンデータ化を目指し、番組および番組関連情報を LOD化して外部オープンデータとリンク付けた番組情報データハブの試作を進めている。 本データハブの構造とともに、それを利用したアプリケーション例を紹介する。
CSVなどの形式で公開されているオープンデータをLinked Dataへ変換する際,特に,他のデータセットと組み合わせた利用を考慮すると,統一されたボキャブラリを用い,より多くの外部リンクを与えることが望ましい.本発表では,これらを自動化することで,Linked Dataへの変換を支援する技術について報告する.
ワープロなどテキスト編集システムでの編集操作を記録して分析・活用するシステムは,記録のリポジトリをLinked Open Dataとすることで実現できる. このようなオープンサイエンスの可能性を,リファレンス実装を交えて論じる.
本研究は,Is-a階層間の粒度の差を解消することで,より一貫性の高いオントロジーとするようなオントロジーの内容洗練方法を提案するシステムを試作した. 本発表では,内容洗練支援システムとともに,そのシステムの評価手法を併せて議論する.
大規模なRDFデータを効率的に扱うためには,省スペースかつ検索性の高い構造が必 要となる.本研究では,データ圧縮技術を適用してインデックス構造を構築するこ とでデータサイズの増加を抑えながら,データの検索性を向上させる手法について 提案する.
SPARQLの言語仕様は2013年3月に1.1となり、それまでの1.0から大幅に拡張された。これに伴い、多くのSPARQLクエリ受付可能なトリプルストアが1.1に対応し始めているが、その対応状況はまちまちである。そこで、予め用意したSPARQLクエリセットを、与えられたSPARQLエンドポイントに対して順次発行し、その結果を記録するシステムを開発した。本システムではクエリセットをSPINを用いてRDFとして保存することで、クエリに関する情報を的確に得たり、特定のSPARQLキーワードが使われているクエリのみ抽出して試したりすることが効率的に行える。
高い表現力をもつ記述論理 SROIQ を用いて,誰もがオントロジーやメタデータの知 識を容易に記述することはできない.本研究では,簡潔な表現のみを許すRDF(S) データから極小モデル推論を行い,より複雑な表現を許す記述論理 SROIQ の概念表 現を自動的に構築するための手法を提案する.