人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
2012 巻, SKL-14 号
第14回身体知研究会
選択された号の論文の1件中1~1を表示しています
  • 升田 俊樹, 古川 康一
    原稿種別: 研究会資料
    2012 年 2012 巻 SKL-14 号 p. 01-
    発行日: 2012/11/16
    公開日: 2021/08/31
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    オーケストラなどを指導するのにはその作品に適したイメージを持つことが大切になり、その曲の演奏をするためには、更に体をどのように使ったら良いかと言うことが重要となる。そこには、右手の弓への圧力・及びスピードの変化(加速・減速)などの複雑な変化が含まれる。さらに厳密に言うならば右手の問題だけでなく、左手指先のどの部分で弦を押さえたら良いかと言う問題もあるが、実際の演奏ではこれ等の膨大な組み合わせを無意識に出来るまで訓練する。楽器演奏において「教える」ことの最も大切な事は、無意識に体で音楽を表現できるようにする事であり、"無意識”に出来るようにするためには、最初に、体をどのように使うのかを"意識”をした練習から、同じことを何度もくりかえして、無意識に体が動くまでを訓練する。このためにも演奏者に"イメージ”を持ってもらう事が、上達への早道となる。本発表では、第一著者と第2著者によるコラボレーションから2部構成になり、楽器の演奏に特に大切だと思われる"イメージ”についての考察を行う。

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