Linked Open Dataは,コンピュータ処理に適したデータを公開することで,データの利活用を推進するサービスの1つである.中でもWikipediaを知識リソースとするDBpediaは,多くのユーザが利用している.しかし,データの中身としては,類似情報や利用者にとって必要ない情報が多数存在しており,データの抽出方法を深く考えながら利用しなければならないといった問題点が存在する.そこで本稿では,DBpedia Japaneseを対象に,類似情報に関する複数の異表記意味リンクへのマルチラベル分類による統合手法を提案する.本稿ではまず特定のカテゴリを対象として調査した異表記意味リンクについて報告する.その後,複数の意味リンクを出力とするマルチラベル分類を利用して異表記意味リンクの統合結果を示し,考察する.
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所は、健康増進法に基づき、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料とするため、「国民健康・栄養調査」を実施している。本データを然るべき記述子を用いて汎用的なオープンデータとして公開すれば、すでに公開されている様々なオープンデータと統合することにより新たな価値創出が期待される。