生ゴムに充填剤を加えると可塑性流れにおける粘度上昇は大となる。この理論とし充填剤が單なる能釋剤として入っているのでなくこの表面にゴム分子が吸著し系全體の見掛けの分子量を増大くしているとし實験とよくあう理論式を得た。
ここにη
0, η はそれぞれ生ゴム及び充填剤の混入した時の可塑性粘度であり, a, bは恒数, Rはガス恒数, Tは絶對温度, Sは表面積 (cm
2/cm), Nはアボガドロ数, ρはゴムの密度, αはゴム分子1箇が粒子に固定するに要する面積で實験結果より28Å
2となる。
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