重合の開始反應の核となるラヂカルの生成反應の操作は勿論動力學的形式も未だ確立してないが, 一般に
vA=
kA [
C] であらわし, kAは單量體濃度の函数f ([
M]) と考えて考察することにし, 次に觸媒より生ずる重合開始のラヂカル
R*とこれに次々に單量體分子の附加した高分子ラヂカル
RMn*とを動力學的に區別して考え, 各素反應の動力學を考え, なる實験的によく認められている關係を満足するものとしてはなる反應が支配的であると考えればよく, なる反應は少くともこの反應が支配的であると考えれば上記賢験事實に余わない事を認めた。又
R*, M*が夫々單量體と反應する速度恒数あ差粟は如何に大きくても重合形式は影響せず, 重合速度にも影響しない。
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