地理学評論 Ser. A
Online ISSN : 2185-1735
Print ISSN : 0016-7444
68 巻 , 9 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 石崎 研二
    1995 年 68 巻 9 号 p. 579-602
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,クリスタラーの中心地理論の配置原理に関する疑問を提起し,疑問を解消する再解釈の提示,再解釈に基づくモデル化,さらに仮定緩和を考慮したモデルの展開を試みた.供給原理によってK=3システムが導出される理由を吟味し,提起した疑問の妥当性を確認した.そして,財の到達範囲に関する新たな表現方法に基づき,再解釈・モデル化を図ったところ,モデルは立地一配分モデルにおけるp-メディアン問題の一種として定式化された.さらに,(1)財の階次および到達範囲,(2)財の未供給地点の容認,(3)財の包括的保有の条件,について仮定緩和を考慮したモデルは,供給原理をより現実的な理論へと拡張し,数値例への適用からもモデルの柔軟性が確認された.また,これらの緩和モデルの一般形は,既往のさまざまな公共施設配置モデルを統合する,一般化最大カバー問題として位置づけられ,現代の公共施設配置モデルの基盤としての供給原理の含意を再認識した.
  • 中川 清隆
    1995 年 68 巻 9 号 p. 603-620
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    新潟県上越市高田市街地およびその周辺の1987年6月における天空率の分布が調査されるとともに,その前後3年間のLANDSAT/MSS画像7シーンを中川・大井(1992)の方法により処理して地表面アルベド分布が解析された.その結果,都市構築物のみによって天空の一部が遮蔽されている地点の地表面アルベドにはかなり明瞭な天空率依存性が認められ,高田市街地では天空率の変化により2~3%の地表面アルベドの地域差が生じていることが明らかにされた.さらに,LANDSAT/TM第6バンドのデジタル値にも市街地内における明瞭な負の天空率依存性が認められるとともに,地表面アルベドとLANDSAT/TM第6バンドのデジタル値の間に明瞭な負の相関が認められた.これらの事実は,市街地の発達により生じた天空率の減少で表現される表面形状の変化が地表面近傍での多重反射を増大させるために地表面アルベドが減少し,吸収日射量が増大して,少なくとも-部の表面温度が上昇する関係が実在することを示唆する.
  • 碓井 照子, 小長谷 一之
    1995 年 68 巻 9 号 p. 621-633
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    Many studies are being conducted on the 1995 Hanshin-Awaji Earthquake from the earth science and architectural technological aspects, but urban structure is an important intervening factor link-ing causes and damages of an urban earthquake. This note will give a few insights from this point of view.
    The distribution of debris of collapsed structure clustered around (1) Suma-Nagata district, (2) Sanno-miya-Yamate district and (3) Nada-Higashinada district was analyzed; (1) and (3) are inner-city areas with many wooden houses, located 3 to 10 km from the central business district.
    Some network analyses are further performed usig GIS in the district of cluster (3). The number of arcs within a given road distance shows a characteristic decay caused by the earthquake, but its pat-tern varies by the distance band given. The fractal dimension of road network effectively summa-rizes this information. Calculation of the fractal dimension extracts many points either restricted by transportation facilities or river lines, or enclosed by debris as “dead ends”.
  • 1995 年 68 巻 9 号 p. 634-638,641_2
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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