日本臨床免疫学会会誌
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7 巻, 6 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 粕川 禮司
    1984 年7 巻6 号 p. 337-349
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
  • 石坂 明人, 崎山 幸雄, 岡野 素彦, 松本 脩三
    1984 年7 巻6 号 p. 350-355
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    common variable imrnunodeficiencyの患者より得た末梢血リンパ球をEpstein-Barrウイルスによってトランスフォームし樹立したBリンパ芽球様細胞(B-LCL)を, Percoll密度勾配法を用いて分画することにより, B細胞分化因子(TRF)に反応する画分(Fraction4)を有するB-LCLを見いだした.このB-LCLのFraction 4は,高密度画分に属しTRFの存在下で免疫グロブリン分泌細胞への著明な誘導がみられたが,その増殖に変化はなかった.免疫螢光法により, Fraction 4には分画前あるいは他のFractionとは異なり表面免疫グロブリン陰性,細胞質IgM陽性細胞がenrichされた. TRF吸収試験によりFraction 4 B-LCL細胞表面のTRFレセプターの存在が示唆された.以上の結果は, Percoll密度勾配法を用いることにより, TRFに反応性を有する細胞を分画することが可能であることを示唆する.
  • 鈴木 定, 中島 澄夫, 鳥飼 勝隆, 前野 芳正
    1984 年7 巻6 号 p. 356-364
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    Sjögren症候群(SjS)の膵病変を検討する目的で, 25症例のSjSについてPancreozymin-Secretin試験(PS試験)を実施した.同時にSecretin静注後60分間の膵液についてβ2-microglobulin(β2-m)濃度およびLactoferrin(LF)濃度をRIA法にて測定した,さらに尿中アミラーゼの連続測定を施行し,膵病変のスクリーニング検査としての有用性について検討した.
    その結果, PS試験における膵外分泌機能低下例は1例(4%)のみであった.しかしSjSでは膵液中β2-m濃度, LF濃度とも正常対照群に比較して高い傾向にあり(p<0.1, p<0.3), β2-m濃度で22例中10例(45%), LF濃度で22例中8例(36%)と有意に高値症例が多く存在した(p<0.05,p<0.1).尿中アミラーゼ連続測定法では25例中16例(64%)が陽性であった.しかし本法においては唾液腺由来のアミラーゼを考慮する必要があると考えられた.
    以上の検討結果より, SjSの膵には何らかの不顕性の病変が存在する可能性が示唆される.
  • 表面マーカーおよび機能的検索
    山口 茂光, 斉藤 昭雄, 田中 正明, 林 良一, 佐藤 良夫
    1984 年7 巻6 号 p. 365-373
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    Cutaneous T cell lymphoma (CTCL)の浸潤T細胞の由来,成熟度を明らかにし,あわせてepidermotropic type (E型)とnon-epidermotropic type (N型)の予後のちがいの原因を追究するため, CTCLの浸潤細胞の表面マーカーをimmunoperoxidase法で同定し,また浸潤T細胞を分離して実際の機能を検索した.浸潤細胞はOKT 3+, OKT 4+細胞が主体であるが, E型にはOKT 8+細胞も多数みられること,浸潤細胞はIa様抗原陽性のものが多く,とくにE型で多数みられること, E型のなかに表皮細胞にla様抗原を認める症例のあること, E型の浸潤T細胞にはhelperおよびsuppressor機能があるが, N型の浸潤T細胞は機能が弱いことが示された. E型とN型の予後の差はOKT 8+細胞およびIa様抗原陽性細胞の多寡と機能からみた成熟度のちがいによることが推測された.
  • 細井 順, 宮田 道夫, 金澤 曉太郎, 向田 直史, 笠原 忠
    1984 年7 巻6 号 p. 374-382
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    recombinant interleukin 2(re-IL2と略), recombinant interferonγ (re-IFNγと略)を用いて, in vitroにおいて, re-IL2が正常人ドナー,および消化器癌患者のnatural killer (NK)活性に及ぼす影響を検討し,その際に考えられるIL2とIFNの相関についても検討した.その結果, re-IL2は,正常人ドナー各stageの癌患者を問わずNK活性を著明に増強させた.このNK活性の著明な増強と,その際に検出されたIFNγ力価との間には相関関係はみられず, re-IL2がNK活性を増強させる際には必ずしもIFNγを介さず, NK細胞に直接作用としてNK活性を増強させる経路のあることが示唆された. re-IL2によるNK活性増強効果とre-IFNγによるNK活性増強効果を比較すると, re-IL2 1~100u-mlの濃度でre-IFNγ 1,000/ml刺激にまさるNK活性の増強を認めたことから, re-IL2の方が効率よくNK活性を増強させるものと思われた.
  • 長谷川 泰久, 亀井 秀雄, 寺部 啓介, 渡辺 正, 今泉 宗久, 市橋 秀仁, 近藤 達平
    1984 年7 巻6 号 p. 383-390
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    癌患者血清中に存在する液性免疫抑制因子の一つであるIAPを,胃癌患者,肺癌患者を中心に測定し,種々の免疫学的指標や病理組織学的因子との相関を検討した.
    IAP値は胃癌患者では細胞性免疫能を表すPPD皮内反応やSU-PS皮内反応と逆相関し,また,胃癌患者,肺癌患者ではα1-およびα2-globulinなどの液性免疫抑制因子を多く含む蛋白分画と相関することから,癌患者の免疫能を把握することに役立つと思われた.
    stageとの関係では,胃癌患者,肺癌患者ともにstageの進行にほぼ一致してIAP値は増加した.さらに,癌腫瘤の大きさやリンパ節転移の有無によりIAP値に差があり,とくに,胃癌患者ではこれらの因子との関係が有意であった.このように, IAPが癌の進行度をも表現していることがうかがわれた.しかし, IAPは癌患者に特有なものではなく,炎症との関連が深いことにも留意しなければならない.
  • 長岡 章平, 加藤 清, 谷 賢治, 大久保 隆男, 須藤 伸
    1984 年7 巻6 号 p. 391-395
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    症例は50歳,主婦,右眼視力障害を訴えて当院眼科受診.球後視神経炎の診断をうけ,精査のため当科外来受診〓血液検査にて高ガンマグロブリン血症,血沈軽度亢進,抗核抗体陽性, C3, C4, CH 50の低下および免疫複合体高値,髄液検査にて圧の上昇,蛋白増加およびoligoclonal IgG band陽性を示した.ステロイド剤の投与により臨床症状および検査成績改善するも,離脱後,抗核抗体陽性,低補体血症およびoligoclonal IgG band陽性は存続している.本症例はDuttonらが報告しているautoimmune retrobulbar optic neuritisの疾患概念に一致すると考えられる.
  • 高橋 豊, 有賀 正, 崎山 幸雄, 松本 脩三, 渡辺 徹, 内山 卓
    1984 年7 巻6 号 p. 396-399
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    IL2 receptors (IL2R) are expressed on T cells activated in vitro with antigens or mitogens.
    PHA-activated T cells from patients with primary immunodeficiency diseases were examined for the expression of IL2R, using anti-Tac antibody.
    In this study, we have demonstrated that the expression of IL2R on activated T cells were significantly low in patients with one Wiskott-Aldrich syndrome, two ataxia telangiectasia and two of six common variable immunodeficiency when compared with control. It is likely that, in some primary immunodeficiency diseases, deficiencies of T cell activation might be due to a defect of IL2R expression.
  • 佐藤 薫, 辻 公美, 高橋 清美, 山倉 徹也
    1984 年7 巻6 号 p. 400-402
    発行日: 1984/12/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    It was studied whether the microcytotoxicity test of simple manual method was useful or not to examine the reactivity of monoclonal antibodies (OKT3, T4, T8, T11, M1, Ia1) on human mononuclear cells (MNC). The test materials were MNC of 39 healthy donors and those of 16 patients, and their T and B cells isolated by the column method. Record results of % cell lysis were judged by the 10 grades scale.
    The results of normal MNC were coincident with those of the other manual methods and the flow cytometry. Our test method was confirmed to be useful also to T and B cells isolated by the column method. In case of abnormal MNC, the results of chronic renal failure and adult T cell leukemia were coincident with those of previous reports. As the result, this method could be put to practical use.
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