日本臨床免疫学会会誌
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12 巻, 1 号
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  • 神奈木 玲児, 恒松 徳五郎
    1989 年 12 巻 1 号 p. 1-25
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
  • 森藤 隆夫, 大庭 敬, 大久保 義光, 渡辺 一雄, 西間木 友衛, 粕川 禮司
    1989 年 12 巻 1 号 p. 26-32
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    抗ヒトC3dウサギ血清をcoatしたplastic plateのwell中に被検血漿を入れ,これに結合したC3dをperoxidase標識抗ヒトC3血清で測定する系を用いてSLE血漿中のC3dを経時的に測定し,溶血補体価,補体成分C3,免疫複合体との関係を検討した.
    SLE患者の平均C3d (O. D.値)は0.262±0.091であり,健常人の平均C3d値0.212±0.104より高値であった.また, SLE患者のC3d値はCH50と有意(P<0.05)な負の関係(r=-0.509)を示した.血清中免疫複合体の量が20μg/ml以上を示した時期の平均C3d値は0.280±0.098であり,以下であった時期のC3d値0.191±0.063より有意(P<0.05)に高かった.活動期SLE患者をステロイド剤で治療すると, C3d, C3,免疫複合体, CH50の順で正常化した.
    以上の成績から,血中補体の消費分解は免疫複合体量と関係し, SLE患者血漿C3dの経時的測定は補体活性状態を知るのに有用と思われた.
  • 今井 史彦, 鈴木 輝彦, 石橋 俊子, 秋山 雄二, 片桐 敏郎, 原 清
    1989 年 12 巻 1 号 p. 33-39
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    ヒト末梢血より樹状細胞(DC)を取り出し,自己のT細胞と37°Cで混合培養することによりクラスターを形成させ検討を加えた.
    抗CD4抗体,抗OKDR抗体およびγ-インターフェロン(γ-IFN)の存在下にクラスターが形成されることが確認された.しかし3H-サイミジンの取り込みで評価したクラスターの増殖反応は,抗CD4抗体および抗OKDR抗体によりdose-dependentに増殖反応の抑制が認められた.一方クラスター非形成細胞は抗CD4抗体および抗OKDR抗体の有無にかかわらず3H-サイミジンの取り込みは低値にとどまった. DCをインターロイキン1(IL-1)で前処理するとクラスターの増殖反応の上昇が, γ-IFNで前処理すると低下が認められた.
    これらの結果はDCのクラスター形成には影響を及ぼさないものの,クラスターの増殖反応にたいしIL-1は促進的に,抗CD4抗体,抗OKDR抗体およびγ-IFNは抑制的に働くと考えられた.
  • 阪上 吉秀, 溝口 靖紘, 申 東桓, 関 守一, 金 鎬俊, 坂口 浩樹, 黒木 哲夫, 小林 絢三, 森澤 成司, 門奈 丈之, 山本 ...
    1989 年 12 巻 1 号 p. 40-47
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    慢性B型肝炎患者8名(全例HBe抗原陽性)に対して,ヒト遺伝子組替え型のインターロイキン2 (IL 2)を用いた治療を施行した. IL2は, 250U~1,000/日を, 28日間連日の点滴静注で投与した.発熱,全身倦怠感,および食思不振が主な副作用であったが,いずれも軽微であり,これらは治療終了後すみやかに消失した. B型肝炎ウイルスマーカーの1種である血清中のB型肝炎ウイルス関連DNAポリメラーゼ(Hepatitis B virus-associated serum DNA polymerase)は,全例において, IL2の投与中に減少した. 8例中5例において, IL2投与開始後,血清DNAポリメラーゼ値の低下とともに,急速かつ一過性の血清GPTの上昇を認めたが,投与終了時には,いずれもGPT値はほぼ投与前値または前値以下に減少した. 8例中1例は,投与中に血清GPT値のみならず,血清総ビリルビン値も上昇したが,その後, HBe抗原と血清DNAポリメラーゼ値は陰性化した.今回の結果から,ヒト遺伝子組替え型IL2は, B型肝炎の治療に有効である可能性が示唆された.治療効果の判定には,今後さらに,投与方法や投与量の検討とともに,治療後のB型肝炎ウイルスマーカーの変動に対する長期の観察が必要であると思われる.
  • 伊保 澄子, 倉 文明, 奥野 芳章, 高橋 隆幸, 星野 孝
    1989 年 12 巻 1 号 p. 48-59
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    1, 25 (OH)2D3(VD3)はmitogen刺激CD4細胞と同様にCD8細胞のDNA合成およびインターロイキン2 (IL 2)産生を用量依存性に抑制した.これらの作用はmitogen非刺激細胞では認められなかった. VD3添加培養したphytohemagglutinin (PHA)刺激CD4, CD8細胞のIL 2リセプター発現率は培養の中・後期にやや低下したがいずれもIL 2に反応して増殖した.一方PHA刺激CD4, CD8細胞のトランスフェリンリセプターおよびIa抗原の発現は, VD3添加によって抑制された.以上の成績はVD3がCD4細胞に特異的に作用するのではなく, CD8細胞にもCD4細胞と同様に抑制的に作用することを示している. VD3は活性化あるいは特定の増殖サイクルに入ったCD4, CD8細胞にVD3リセプターを介して作用し,それぞれの細胞内情報伝達機構を修飾することによってそれらの機能を低下させるものと考えられる.さらに生体の免疫反応の場では免疫調節を司るホルモンとして重要な役割を担う可能性が示唆された.
  • 折原 明, 打田 和治, 高木 弘
    1989 年 12 巻 1 号 p. 60-70
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    臨床肝移植の開始に先立ち,免疫抑制剤シクロスポリンの代謝に及ぼす虚血性肝障害の影響を実験的に検討した.肝門部血流遮断により虚血性肝障害犬を作成し,シクロスポリン5mg/kgを投与,血液および胆汁を経時的に採取し, high performance liquid chromatography法およびradioimmunoassay法によリシクロスポリンおよびその代謝産物を測定した.
    虚血障害により,血中濃度はほとんど変わらず,胆汁中の濃度は上昇し排泄量は減少した.シクロスポリンの代謝産物を検討するのに,現行RIA法は不十分な点が多く,より特異性の高いHPLC法による測定が必要と思われた.
    胆汁検体のクロマトグラフに代謝産物のM1, M17, M21と思われるピークを認め,それらの定量に成功した.虚血性障害により, M1, M17 (水酸化されたもの)と思われるピークは増加し, M21 (脱メチル化されたもの)と思われるピークは減少した.代謝経路により虚血障害の影響は同一でなく量的関係が変化する可能性が示唆された.
  • Propionibacterium acnesの臓器分布と単核細胞浸潤誘導能
    溝口 靖紘, 久保井 広志, 小林 絢三, 森沢 成司, 矢野 郁也
    1989 年 12 巻 1 号 p. 71-77
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    Propionibacterium acnes (P. aches)の加熱死菌を静注すると,約1週間後に肝組織内にマクロファージを中心とする単核細胞浸潤が認められ,さらにlipopolysaccharide (LPS)を追加静注すると,肝細胞壊死が起こる.そこで, P. achesの単核細胞浸潤誘導の機序を解析する一端として14Cで標識したP. achesをマウスに静注して臓器分布を調べるとともに, P. acnes菌体成分を用いて, P. acnesの単核細胞浸潤誘導能を検討した.その結果, 14C-標識P. acnesは静注後,肝に長時間残存することが示された.また, P. acnes菌体の細胞壁クロロホルム不溶性成分は単核細胞浸潤誘導能を有しており,その後のLPS追加静注において,急性肝不全が誘導された.
  • 抗HTLV-I抗体陽転時,血清IgG1とG3 subclassは上昇する
    五十嵐 かおる, 若杉 和倫, 坂本 昌隆, 中村 浩彰, 小沢 ゆかり, 山根 伸吾, 鈴木 秀子, 鈴木 満
    1989 年 12 巻 1 号 p. 78-87
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    HTLV-IはATLの病因ウイルスであり,その伝播経路は夫婦間,母子間,そして輸血がある.輸血によって抗HTLV-I抗体の陽転したと思われる白血病の5症例について抗HTLV-I抗体(particle agglutination; PA, Western blotting; Wb),と血清中のIgG subclasses (IgGs.), β2-microglobulin (β2-m), fibronectin (FN)を測定し,その推移経過を検討した.その結果,
    1) 血清IgGs.は輸血前値に比較して一過性あるいは持続的にIgG1, IgG3値が増加し,
    2) 血清β2-m値はPA陽転時に一過性の増加がみられた.また,血清FN値も同時期に一過性の減少傾向がみられた.
    3) PA値は輸血後約1ヵ月以内に陽転した.
    4) Wbによる解析ではPA陽転初期からp19, p24, p53などの蛋白に対する抗体が認められ,陽転初期にそれらの抗体はIgM型優位で後にIgG型に移行した.
    5) HTLV-I感染における宿主のウイルス感染防御機構の初期反応の解明をするうえでこれらのパラメーターの検索は有意義と考えられた.
  • 海老原 次男, 小山 捷平, 深尾 立, 大菅 俊明
    1989 年 12 巻 1 号 p. 88-96
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    進行胃癌患者(切除可能10例,切除不能10例)の末梢血リンパ球(PBL)をrIL 2ならびにrIL 2+rlFNγを加え14日間培養し,そのeffector機能と免疫学的phenotypeの解析を行った.
    胃癌患者のPBLをrIL 2で培養すると, PBLに比べてK562ならびにDuadi細胞に対する強い細胞障害活性を獲得した.しかしながら,切除不能胃癌症例のPBLにおいては健康正常人ならびに切除可能胃癌症例のそれと比べて,各々有意に細胞障害活性の低下が認められた(p<0.05).この際, rIL 2によって誘導・活性化された細胞(いわゆるLAK細胞)はkiller T細胞のマーカーと考えられているCD8+CD11-細胞が増加したためではなく, helper T細胞のマーカーと考えられているCD4+LeU 8-細胞が増加し, LAK-effector T細胞として働くことが示唆された.
    癌の進行に伴い低下したLAK細胞活性は, rIL 2にrlFNγを追加して培養することによりその活性は健康正常人群の値まで回復・増強された.しかしながら,健康正常人群ならびに切除可能胃癌群のPBLをrlL 2とrlFNγを用いて培養しても, LAK細胞活性の増強は認められなかった. rIFNγ添加培養によるLAK細胞活性の増強はCD4+LeU 8-細胞のさらなる増加によるのではなく, CD8+CD11-, LeU 7+CD16-細胞の増加によった.このことからLAK細胞のphenotypeは少なくともCD4+LeU 8-, CD8+CD11-, LeU 7+CD16-よりなるheterogeneousなものであることが判明した.
  • 池田 桂三
    1989 年 12 巻 1 号 p. 97-106
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデス患者血清中の,抗DNA抗体の抗イディオタイプ抗体活性を検討した. 11例のSLEから得られた血清35検体の,抗イディオタイプ抗体を標準抗DNA抗体活性の抑制で検討した.抗イディオタイプ抗体活性は, 25検体をELISAで. 14検体をFarr法で測定した.抗DNA抗体の抗イディオタイプ抗体には,抗ds-DNA抗体またはhigh avidity抗DNA抗体の抗イディオタイプ抗体と,抗ss-DNA抗体またはlowavidity抗DNA抗体の抗イディオタイプ抗体が存在することが示唆された.
    抗イディオタイプ抗体活性が認められなかった12検体のうち5検体は抗DNA抗体価が高値であった,残り7検体は抗DNA抗体価が低値で,いずれも中枢神経系を侵すSLEがあるか,その既往のある症例からの検体であった.以上より,中枢神経系を侵すSLEと抗イディオタイプ抗体との関連が示唆された.
  • 村川 洋子, 坂根 剛, 鈴木 知子, 藤原 茂芳, 小林 祥泰, 山内 康平, 恒松 徳五郎, 長岡 三郎
    1989 年 12 巻 1 号 p. 107-113
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    肺癌と結節性多発性動脈炎(panarteritis nodosa; PN)をほぼ同時期に発症した62歳,男性の1症例を報告する.本症例では,血清補体価の低下,血清carcinoembryonic antigen (CEA)および循環免疫複合体の上昇を示し,筋生検でPN型の血管炎像が認められた.酵素抗体法で,手術で切除された肺の癌組織にCEAが染色され,肺癌がCEA産生性であることが証明された.一方,筋生検組織ではPN病巣血管壁にCEAとIgGとの存在が認められた.本症例は,悪性腫瘍またはその関連抗原の免疫複合体の血管壁への沈着がPNの一病因となる可能性を示した
  • 奥川 忠正, 袴田 睦, 大橋 弘幸, 遠藤 茂樹, 後藤 吉規, 福間 尚文, 伊藤 光泰, 山崎 昇
    1989 年 12 巻 1 号 p. 114-122
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    SLEにおいて肺胸膜病変は高率に認められるが,肺高血圧症の合併は稀である.肺高血圧症の生命予後はきわめて不良であり早期の診断が必須である.今回我々は, 4年間にわたる臨床経過をretrospectiveに追跡することができた肺高血圧症を伴ったSLEの1例を経験し,心電図が,その早期診断の一助となりうるものと考えられた.肺高血圧症の治療は困難であるが,我々の症例において亜硝酸剤およびα-blockerが肺動脈圧を軽度ながら降下させ,その有用性について今後さらに検討することが必要と考えられた.
  • 柴崎 敏昭, 中野 広文, 村井 誠三, 児玉 和也, 石本 二見男, 宮原 正
    1989 年 12 巻 1 号 p. 123-128
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    26歳,女性,約7年間,混合性結合組織病(MCTD)の診断のもとに, prednisolone 10mg/日を主体として加療中,血清補体価の低下とともに全身にじんま疹様の皮疹が生じ,臨床上urticarial vasculitisと考えられ皮膚生検にて形態的にleucocytoclastic vasculitisと診断された.このためprednisolone 60mg/日に増量したところ,皮疹は消退と再発を繰り返したが,約1ヵ月後にほぼ消失し,ステロイド剤を維持量まで減量し得た.全身性エリテマトーデス(SLE)によるleucocytoclastic vasculitisの合併は以前よりよく知られているが,今回MCTDに全身性の本症が合併した稀な症例を経験したので報告する.
  • 原 清, 鈴木 輝彦, 今井 史彦, 田中 政彦, 大野 修嗣, 松尾 寛
    1989 年 12 巻 1 号 p. 129-134
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    PanniculitisにOKT 4 epitope欠損を伴った1症例を経験した.症例は47歳女性.心窩部にpanniculitisを認め摘出および皮膚移植するも同部位に潰瘍形成す.臨床検査にて白血球減少,高γ-グロブリン血症,モノクローナル抗体を用いた末梢血Tリンパ球表面マーカーの検討ではOKT 4 epitopeの欠損を認めた.
    潰瘍部皮膚生検にて脂肪組織,血管周囲にリンパ球浸潤を呈し,血管炎に伴う皮膚潰瘍と診断した.ステロイド療法開始後,当初低値だったPHA刺激による幼若化反応が改善し,皮膚潰瘍の治癒傾向を認めた.本症例は諸家の報告と異なりOKT 4 epitope欠損にリンパ球機能障害を呈した興味ある症例と考えられた.
  • 鍔田 武志, 熊谷 俊一, 石田 博, 梅原 久範, 石川 和弘, 斉田 恭子, 杉之下 俊彦, 井村 裕夫
    1989 年 12 巻 1 号 p. 135-141
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    症例は52歳,男性. 15年の経過の眼症状を欠く不全型ベーチェット病の経過中,入院1年前より炎症症状の増悪とともに四肢先端の疼痛,冷感,知覚低下をきたした.入院時,四肢の筋力低下と四肢先端の知覚低下を認めたが,脳神経の異常や中枢神経症状は認めなかった.末梢神経伝導速度は著明に低下し,腓腹神経生検では中小動脈の血管炎に基づく多発性単神経炎の像を認めた.またサーモグラフィーにて手指先端の皮膚温の低下を認めたが, RIアンギオグラフィーでは大血管の閉塞などは認めなかった.非ステロイド系消炎剤,コルヒチン,プロスタグランディンの投与により,炎症症状や手指の冷感は軽快し,末梢神経炎も改善した.ベーチェット病では,中小動脈の血管炎に基づく末梢神経炎をきたすことは稀である.本症例はベーチェット病においても中小動脈の病変も惹起しうることを示唆し,血管炎の成因や分類を考えるうえでも重要な症例と考えられ報告した.
  • 村上 聡, 高田 清式, 安川 正貴, 稲月 明, 藤田 繁, 小林 讓
    1989 年 12 巻 1 号 p. 142-149
    発行日: 1989/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    多発性骨髄腫や原発性マクログロブリン血症などの単クローン性高γ-グロブリン血症をきたす疾患では,しばしば免疫グロブリン産生に対する二次的なサプレッサーT細胞活性の上昇が認められることがある.私どもは,肝硬変を合併した原発性マクログロブリン血症患者における免疫グロブリン産生機構を,モノクローナル抗体二重染色法ならびに患者リンパ球と正常ヒトリンパ球との混合培養による免疫グロブリン産生能により検討した結果,末梢血サプレッサーT細胞の活性化が認められたので報告する.本症例は,単クローン性高γ-グロブリン血症における免疫グロブリン産生異常の病態を考察するうえで示唆に富むものと思われる.
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