日本口腔腫瘍学会誌
Online ISSN : 1884-4995
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21 巻 , 2 号
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総説
原著
  • 栗田 浩, 藤森 林, 瀧沢 淳, 西澤 理史歩, 飯島 響, 倉科 憲治
    2009 年 21 巻 2 号 p. 123-129
    発行日: 2009/06/15
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    ヨード溶液を用いた生体染色は,口腔粘膜癌や異形成性上皮の広がりの診断に有用である。しかし現在,種々の組成のヨード染色液が用いられており,その染色性もまちまちである。そこで今回われわれは,口腔粘膜のヨード生体染色に適した染色液の組成に関して検討を行ったので報告する。
    健常成人男性ボランティア5名を対象とし,8種の異なる組成のヨード溶液(I2 3~10%,KI vs. NaI,KI 8~20%,Glycerin 0~80ml)を用いてヨード生体染色を行い,その染色性(染色域である非角化粘膜と非染色域である角化粘膜の境界を描出する能力)および溶液の刺激性を評価した。
    ヨードの濃度が濃いほど染色性は良好であった。反面,ヨードの濃度が高くなると刺激性が増していた。高濃度のKIは,刺激性が多かった。グリセリンを添加すると刺激性は減ずるものの,添加しすぎるとヨードの染色性は低下した。
    今回の検討結果から染色液の組成(100ml中)は,I2 10g,KI(NaI)10g,グリセリン40mlが適当であろうと思われた。
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