日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
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39 巻 , 3 号
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  • 1989 年 39 巻 3 号 p. 153-183
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 竹谷 徳雄
    1989 年 39 巻 3 号 p. 185-190
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    機能的夜尿症と考えられる62例に漢方随証治療を行った。頻尿が著明でない尿保持群20例において85%の有効率を示し, 全例に何らかの効果を認めた。一方, 頻尿を認める自発覚醒群10例, 夜尿群27例においては無効例がそれぞれ20%, 40%にみられ, 何らかの併用療法を必要とし, 難治な例がみられた。漢方方剤として葛根湯, 麻杏甘石湯, 越婢加朮湯, 柴胡桂枝湯, 桂枝加竜骨牡蛎湯, 小建中湯, 甘麦大棗湯を多用した。特にどの方剤が有効ということではなく, 病型に左右された。しかし越婢加朮湯については有効例がなく, 証の取り違いが考えられた。夜間覚醒困難を麻黄剤の証の一部に取り入れて用いたが, 有効率が他と変らず妥当であったと思われる。漢方治療は副作用が少なく, 長期にわたって容易に継続でき, かつ精神的・肉体的ストレスを和らげて目覚めやすくし, 頻尿も改善するので有用な治療法であると結論できる。
  • 藤平 健
    1989 年 39 巻 3 号 p. 191-195
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 鎌田 慶市郎
    1989 年 39 巻 3 号 p. 197-200
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    消炎作用を示す外用方剤中黄膏に福地石海が消炎効果の増強をはかって山梔子末を加味した中黄膏・福地石海 (福地中黄膏) の外耳道炎に対する治験を実施した。
    昭和62年6月から9月までに来院した同疾患患者82例を福地中黄膏単独使用群 (F-I群), 消炎鎮痛剤併用群 (F-II群), 消炎鎮痛剤および抗生剤併用群 (F-III群) の3群に分け, 対照として昭和60年同期間内の同疾患患者190例をグアヤアズレン軟膏使用群 (A-I群), 消炎鎮痛剤併用群 (A-II群), 消炎鎮痛剤および抗生剤併用群 (A-III群), とにわけ, A-I群とF-I群, A-II群とF-II群, A-III群とF-III群とについて, それぞれの平均治癒日数を Fisher 確率検定, χ2検定法を用い比較検討した。
    治療期間は対照3群とそれぞれに対応した治験3群との間に有意差は認められなかった。したがって中黄膏・福地石海とグアヤアズレン軟膏の薬効に差がないといえる。また単独使用で充分な薬効が期待できるし, 副作用はごく軽度であり, 安全性の高い薬剤といえる。
  • 岩井 孝明, 谿 忠人, 有地 滋
    1989 年 39 巻 3 号 p. 201-205
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    煎剤の調製過程が煎液の内容に及ぼす影響を明らかにするために, 15名の患者が調製した小柴胡湯煎液の特徴を定量的に検討した。15種の小柴胡湯の凍結乾燥エキス量や saikosaponins, glycyrrhizin や baicalin などの活性成分濃度には変動のあることが明らかとなった。
  • 松田 治己, 黒岩 卓夫, 高橋 宏三, 寺澤 捷年
    1989 年 39 巻 3 号 p. 207-213
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    新潟県南魚沼郡浦佐町にある「ゆきぐに大和総合病院」は, 地域医療の基幹病院としての実績を上げているが, 当院には昭和60年専門外来として漢方治療が取り入れられた。3年間の漢方外来の実績を月別受診者数の推移, 疾患分類, 常習性頭痛, 退行性骨疾患, アレルギー性鼻炎における年齢と有効方剤等につき集計した結果を報告した。
  • 松橋 俊夫
    1989 年 39 巻 3 号 p. 215-220
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 中村 謙介, 村山 和子, 太田 東吾, 貝田 豊郷, 佐橋 佳郎, 富田 寛, 村山 暉之, 盛 克巳
    1989 年 39 巻 3 号 p. 221-225
    発行日: 1989/01/20
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    咽喉痛, 疲労倦怠感を主訴とした夏風邪の患者に麻黄附子細辛湯加甘草を与えたところ, 風邪症状と共に疲労倦怠感が消失した。以後患者は風邪とは無関係に疲労倦怠感の治療のために本方を服用するようになった。この症例にヒントを得て, 疲労倦怠感を主訴とする虚弱体質, 自律神経失調症, 術後疲労に本方を投与し効果を得ている。いまだ少数であるが印象に残った数例を報告し, 本方の有効な疲労倦怠感を明確にする目的で, 患者の自他覚症状の病態分類を試みた。この結果麻黄附子細辛湯証は陰証寒候, 虚証, 表証, 肺 (呼吸器) 症状, 水毒の五つの病態の混在したものであり, このうちの虚証が顕著となった易疲労倦怠に本方が有効であると結論した。
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