医薬品の情報活動は, 医薬品を扱う人を対象に発展し, 定着してきました.しかし, いかに優れた薬であり, 処方であっても, 患者さんが服用しなければ, 薬物療法の効果はあげられないことは言う迄もありません.患者が薬について説明を求める声も強く, どんなアドバイスが必要かということが大変重要になってきました.医療チームの一員として, 患者への医薬品情報提供はいかにあるべきか大変むずかしい, これからの課題です.今回は, 薬学の御出身で, 東京女子医大教授, 消化器内科医として御活躍の竹内先生を中心に, それぞれの立場で, 現状, 願望, これからの課題など気楽にお話しいただきました.
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