1971年にGMP国際シンポジウムが開かれたとき, わが国からの参加者はなかった.当時まだGMPには無関心だったと言えよう.それが1974年4月に実施に移され, 今年で完全実施期に入った.つまり, またたく間に整備され, 今やハード面では世界最高水準に達した.これは諸外国の驚異の的になっている.しかし, ソフト面ではまだ後進性がみられる.GMPを契機に医薬に関する認識が変り, 企画の連携作業が促進された.更に社会との連携を強め, よい薬の保証と確保を推進するとともに, 国際的にもわが国のGMPは大きな役割を果さねばならない.
抄録全体を表示