日本釀造協會雜誌
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65 巻, 11 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 鈴木 恭二
    1970 年 65 巻 11 号 p. 927-928
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • 編集部
    1970 年 65 巻 11 号 p. 929-933
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    外で酒を飲む, その魅力は何であろうか. 料理, 酒, 雰囲気の3つが揃わなければ駄目と彼女等はいうが, 本当に酒の好きな人は銘柄などにはあまりこだわらないともいう。とにかくうまい酒を快よい雰囲気で提供すれば, 銘柄によらずお客はついてくるようにも思える。飲食店作戦も大いに考えなければならない。
  • 編集部
    1970 年 65 巻 11 号 p. 934-936
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    10月のある日, 都内某所で, 中堅サラリーマンのクラス会が開かれた。
    清酒が提供される率が最も多い宴会の席で, 中年諸氏がどのように清酒を飲んでいるか。また, いわゆるインテリ層と呼ばれるこれらの人々は, 清酒に対してどのような考えをもっているか。
    出席者は5人少々。アルコールがまわって気分がほぐれたところで, 心おきない意見を述べていただいた。
  • 谷村 顕雄
    1970 年 65 巻 11 号 p. 937-941
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    我々の食生活にとって食品添加物は必須なものであり, 食品衛生法で決められたとおりの正しい使い方をすれば安全であることを再認識すべきである。食品添加物とは, その指定基準は, 使用基準は, その毒性はなどといった問題に対しての正しい知識を持ち, 人類の大事な財産である食品添加物を守っていきたいものである。
  • 霜 三雄
    1970 年 65 巻 11 号 p. 942-949
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    昨年10月のチクロ騒動をピークとしてサリチル酸問題がおこり, 醸造界にも食品添加物の問題が重要な課題となってきた。本稿はこの道の権威である著者に食品添加物の考えかた, 将来のありかた, 毒性の問題, 毒性に対する安全性, 世論に対する業界の態度等について, わかりやすく解説していただいた。技術者はもとより, 経営者, 従業員各位の一読をおすすめする。
  • 山本 保
    1970 年 65 巻 11 号 p. 950-953
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    食品添加物についての議論はあらゆるT. P. O. で交わされているが, その実際面における知識の導入方法にはまだウトイのが実情である。食品添加物についての正しい知識を充分に消化し, 最後にそれを忠実に実行するところに食品添加物が社会生活に寄与する真の意義が生れるといえよう。本稿は醸造関係に利用される各種食品添加物についての示例をあげて実際的解説をしていただいたので精通していただきたい。
  • 斎藤 実
    1970 年 65 巻 11 号 p. 954-959
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    現在食品添加物はどのように使用されているであろうか? 現在食品添加物の分析の仕事に従事しておられる著者に, 貴重な分析データをもとにした加工食品に対する食品添加物の使用の実態を記述していただいた。
  • 金森 房子
    1970 年 65 巻 11 号 p. 960-963
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    食品添加物に対する関心は, 以前は, 食品製造業者, 食品添加物販売業者ならびに製造業者の間で持たれていた。しかし, 最近, 消費者の間でも食品添加物に対する注意が払われるようになり, 昨年のチクロ問題以降新聞等の投書欄に食品添加物に関する話題がない日はない程度になった。本稿ではあらためて筆者に消費者の食品添加物に対する考えをまとめていただいた。
  • 堀川 迫洋
    1970 年 65 巻 11 号 p. 964-969
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    情報化時代といわれる今日, 消費者はあらゆる媒体を通じて情報という放射能を浴びているため, 今や人々は押し寄せる情報に慣れ切っている。一方企業サイドからは「広告宣伝」という情報を絶えず提供するとともに反面「広告宣伝」のための情報収集をも研究しなければならない。情報という細菌に対する免疫性の強い消費者に効果的な広告宣伝を行なうための考え方を本号および次号にわたって掲載する。もちろん, 醸造業界に個有の広告宣伝手法はあろうはずがない。広告宣伝の本質, 目的, 手法の基礎をこの稿から学んでいただき, 読者の実情に応じた変法を編み出していただく参考となれば幸いである。
    なお, 本稿は先の「市場調査」「OR」と並んで今後の企業活動に必要な戦略要因の一環として掲載したので, 当該各号との併読をおすすめする次第である。
  • 佐藤 信
    1970 年 65 巻 11 号 p. 970-975
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    「ORとは, 経営の執行部門に対して, 計画と行動のために必要な数量的基礎を与える科学的方法である」という定義から理解されるように, 非常に広範囲にわたる問題, しかも全く性格を異にする多くの問題がORの対象になるのである。
    したがって, すべての問題に共通した解法が存在するわけではなく, 問題が異なれば新しい解法の開発が要求されることになる。
    しかしながら, 種々雑多な問題であっても共通点を拾って類型化することはできるのであって, したがってすでに開発された手法を新しい問題の解決に援用することができる。このような意味で, 前回に引続き, いくつかの例を紹介する。
  • 群馬県酒造組合
    1970 年 65 巻 11 号 p. 976-978
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • 火落菌の清酒中における増殖および耐アルコール性
    百瀬 洋夫, 三宅 正太郎, 野白 喜久雄
    1970 年 65 巻 11 号 p. 999-1002
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    72株の火落菌について清酒中における増殖と生育限界エタノール濃度を調べた。
    ホモ発酵型真性火落菌は清酒中で旺盛に生育し, 多量の酸を生成する。火落性乳酸菌, ヘテロ発酵型真性火落菌は, 生育が悪く, 酸生成も少ない。
    生育限界エタノール濃度は, 火落性乳酸菌が16.5-18.5%, ヘテロ発酵型真性火落菌が18.5-20.5%, ホモ発酵型真性火落菌22.5%が以上であった。
  • 製造工程および瓶詰工程における火落菌の生態
    佐々木 定, 山口 平, 原田 直喜
    1970 年 65 巻 11 号 p. 1003-1006
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    火落ち防止対策の一環として, 清酒製造工場における火落菌の生態を, メンブランフィルターを用いて調査した。
    1. 製造工程前半においては, 製麹以降の工程, すなわち麹, 酒母, 醪から僅かであるが火落菌が検出され, 現在一般に行なわれている細菌学的な管理体制のより一層の強化が必要であることを示している。
    2. 消毒殺菌を行っている上槽工程を通った上槽中の清酒中からも菌が検出されており, 上槽分野のあらゆる点に再検討を行う必要がある。
    3. 清酒濾過の工程では, 菌数の減少が見られるので, 火入れまでに十分な濾過を行うことが望ましい。火入後の倉内清酒からは全く検出されていない。また濾過残渣には菌が濃縮されているのでその処理に当っては注意を要する。
    4. 製造場内の溝, 瓶詰場の溜り水からはかなりの菌が検出され, 清酒工場内での火落菌棲息の場と考えられる。
    5.瓶詰直前の空瓶, 王冠, コルク栓等からは検出されず, 十分の管理を行えば, 製品の火落は完全に防止し得るものと考える。
  • 原 昌道, 村上 英也, 片桐 清, 大場 俊輝
    1970 年 65 巻 11 号 p. 1007-1011
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    H202, diethyl pyrocarbonate (DEPC), 卵白リゾチーム, サリチル酸, n-heptyl p-hydroxybenzoate (P-7), p-heptoxycarbonyl phenyl phosphate (PP-7), ethy1-α-(2-hydroxyethylamino)-β-benzoylpropionate hydrochloride (EBPE) の7種の防腐剤の最小発育濃度 (M. I. C.) におよぼす接種火落菌のAgeならびに接種量の影響を5種の火落菌を使って試験した。リゾチーム, DEPCのM. I. C. は接種菌体量に著しく影響され, 接種量が多いと異常な高い値をしめした。またサリチル酸, EBPE, PP-7も接種量の多い程M. I. C. は増大した。他方H202は殆んど影響されなかった。
    またH202, DEPCのような殺菌剤のM. I. C. は接種火落菌のAgeにより殆んど影響されなかったが, サリチル酸, EBPE, PP-7, リゾチームではわずかにAgeの若い方がM. I. C. が大きかった。
  • 黒粕に影響をおよぼす醪の要因および黒粕と酸化酵素力との関係について
    藤井 正道, 小林 昌夫, 本馬 健光, 松田 利庸, 村上 英也
    1970 年 65 巻 11 号 p. 1012-1016
    発行日: 1970/11/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    (1) 実地醸造における黒粕に影響をおよぼす醪の要因および黒粕と酒造工程中の酸化酵素力との関係について検討を加えた。
    (2) その結果, 醪の初期のpH, 特に留水麹のpHと醪の褐変性とは関係が深いことがわかった。
    (3) したがって製麹中に生成された褐変前駆物質は, pH3.8-4.0に保持されると分解, 生成が進み上槽後粕に移行し空気の接触および酸化酵素の働きによって黒粕に結びつくものと考えられる。
    (4) 麹および醪の酸化酵素力と褐変性とは相関しないが, 粕の酸化酵素力と黒粕とは高度に相関する。
    (5) 酸化酵素は製麹中, 酸素の供給の少ないときでも生産され, 嫌気状態での酸化酵素の生成状態は, 正常状態で製麹したときの酸化酵素やアミラーゼ等の他の酵素の生産と異なっていることがわかった。
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