応用地質
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39 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 亀井 健史, 榎本 雅夫
    1998 年 39 巻 2 号 p. 174-182
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    フラット・ダイラトメーター試験 (DMT) は, 北アメリカ・ヨーロッパを中心に最近よく使われている. DMTは, その迅速性, 試験結果の再現性・信頼性, 経済性等の面から原位置試験としての評価はかなり高い. 試験結果としては, 得られたDMTインデックス (ID, KD, ED) を基に, 多くの地盤情報が推定できることが報告されている.
    本研究では, DMT結果に基づいたMARCHETTIおよび亀井・岩崎による地盤情報に関する推定式の松江平野完新世堆積物の地盤工学的性質に対する適用性を検討している. ここでは代表例として土質分類, 一軸圧縮強さ, 変形係数, 過圧密比を取り上げ, DMT試験結果と室内土質試験結果との比較検討を行っている.
    結果として, DMTはその試験装置自体が頑丈であり, 操作も極めて簡単で, 試験時間が短く, 得られた試験結果の再現性も極めて高い. また, 1回の試験で他の原位置試験よりもはるかに多くの地盤情報が得られ, その得られた地盤情報の信頼性も高い. 以上のことから, DMTは今後日本においても有用な原位置試験の一つとなる可能性を示唆した.
  • 亀井 健史, 阪上 最一
    1998 年 39 巻 2 号 p. 183-192
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    筆者らは, すでにKo圧密された粘性土の非排水せん断挙動を簡便に評価できる手法を提案し, その信頼性を得られた解析結果と実験結果とを比較検討することにより明らかにしている.
    本研究では, 上記解析手法を地盤変形挙動の評価へとさらに進展させるため, 物理試験結果のみに基づいた簡便な地盤変形解析手法を構築し, その有意性を深く堆積した軟弱粘性土地盤上に建造された神田試験盛土基礎地盤の沈下挙動と本解析手法から得られた解析結果とを比較検討することにより実証している. また, 本解析手法は, 地盤の土質定数およびモデリングを簡単な物理試験結果から決定することが可能なため, 経済性の面からも極めて優れた解析手法でもある.
    今後本解析手法をより多くの実地盤に適用することにより, その工学的有意性が明らかになるであろう.
  • 横田 修一郎, 岩松 暉
    1998 年 39 巻 2 号 p. 193-201
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    鹿児島湾に面して急崖をなす竜ヶ水地区では豪雨時に崩壊や土石流が頻発している. これまで漠然としていた急崖構成層の分布形態や水理特性について, 台地上からのボーリング調査結果を中心に地表踏査や電気探査の資料をも併せて検討した.
    その結果, 火山岩類, 火砕岩類と堆積岩類の急崖での正確な分布形態が把握でき, 層状をなす各岩層はボーリング・コア状態から透水層と難透水層に識別できた. それらは急崖に対して受け盤に近い地質構造をなすこと, 透水層と難透水層は交互に重なっていること, 顕著な断層は存在しないこと等が明らかになった. これらは, ボーリング時の孔内水位の低下過程や電気探査による比抵抗分布によっても裏付けられる.
    このような地質構造に基づけば, 台地面への降雨水の大半は急崖側とは違った方向に流下すると推定され, これは急崖河谷での流水の少なさとも対応している. ただし, 透水層部分では, 強雨時には地下水位の上昇に伴い, 崩壊・土石流の誘因となる急崖側への湧水も可能性がある.
  • 川崎 了, 小泉 和広
    1998 年 39 巻 2 号 p. 202-207
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
  • 小坂 和夫
    1998 年 39 巻 2 号 p. 208-216
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    帯磁率は岩石や堆積物の基本的な物理量の一つであり, しかも, 室内・室外において簡単に測定することができる. このような帯磁率の特徴を生かして, 応用地質の調査に様々に利用することができる. 例えば, 帯磁率の相違による岩石の識別や成因・帰属の推定, 探鉱, ボーリングコアの特徴の迅速な把握, 帯磁率変化による岩盤の物性や変質の評価, 地すべり堆積物の吟味, 流域ごとの山地浸食速度の推定, 肉眼では識別することのできないテフラの検出, 河川堆積物の特徴付け, 帯磁率と汚染物質等との相関に着目した環境地質・環境変遷への応用, 砂や泥の出所に関連した考古学研究や犯罪・事故捜査への応用等がある.
  • 高橋 学, 李 小春, 張 銘
    1998 年 39 巻 2 号 p. 217-220
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
  • 中村 康夫
    1998 年 39 巻 2 号 p. 221-229
    発行日: 1998/06/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
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