平成14年7月に全国21会場で行われた全国高校化学グランプリ2002の第一次選考(筆記問題)の内容と成績の分析結果について2回にわたり報告する。今回は全4題のうち前半の2題で,第1問は原子量,同位体,放射性同位体を扱った問題であり,第2問は,マグネシウム化合物を題材にした2部構成で,前半は「マグネシウムアルバ」を,後半は最近超電導物質として注目を集めている「ホウ化マグネシウム」をキーワードとした問題であった。平均点や得点分布を見ると,問題1は比較的取組みやすい題材であったようだ。
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