化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
65 巻, 10 号
選択された号の論文の21件中1~21を表示しています
Color Gallery
化学教育 徒然草
ヘッドライン 化学とつながる職業
レーダー
実験の広場
5分間デモ実験
科学賞の受賞をたたえて
講座:光と色と物質
  • —身近な薬品を使った化学発光の実験—
    田代 敦士
    2017 年 65 巻 10 号 p. 516-519
    発行日: 2017/10/20
    公開日: 2018/04/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    化学発光は,高校化学においては現在の学習指導要領で「化学反応と熱・光」の例として初めて登場した。このようにその歴史は比較的浅く,授業での取り扱い方も学校によって異なるものと思われる。また,化学発光に関する実験も,あまり種類が多くない。ここではまず,化学発光とは何かを確認する。さらに,身近にある薬品や化学実験室によくある試薬で行う,化学発光の実験を検討したので紹介したい。

  • —光で化学反応を操る機能性分子触媒—
    今堀 龍志
    2017 年 65 巻 10 号 p. 520-523
    発行日: 2017/10/20
    公開日: 2018/04/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    光を化学反応を推進するエネルギーとしてだけでなく,化学反応を操る刺激として用いる,光応答性触媒の開発が近年進められている。光応答性触媒は,非侵襲性の光を外部刺激として用い,反応系中において可逆的に触媒機能を切り替えるため,化学反応を段階的に高次に制御し得る有用な化学変換ツールとして捉えることができる。光による可逆的な触媒機能の切り替えは,光応答性の触媒構造変換(触媒反応空間の構造変換)によって実現されており,フォトクロミック分子の光応答性の構造変換が利用されている。光応答性の触媒構造変換に基づく,①協同機能性触媒の協同機能制御,②触媒活性中心の遮蔽環境制御,③触媒活性中心の電子状態制御等によって,触媒機能の切り替えが実現されている。次世代型化学反応制御に向けた新たな光の利用が展開されている。

シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学 ―カラダの化学―
委員長発 SOMETHING NEW
研究ノート
論文
feedback
Top