化学と教育
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69 巻, 7 号
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化学教育 徒然草
ヘッドライン 第27回化学教育フォーラム「観察,実験を位置づけた授業実践ができる教員の育成」
  • —実験中心の授業実践を目指して—
    佐藤 友久
    2021 年 69 巻 7 号 p. 272-275
    発行日: 2021/07/20
    公開日: 2022/07/01
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    2022年度より実施される高等学校理科の新学習指導要領では,観察,実験を中心とした授業が求められている。このような授業実践ができる理科教員を育成するための視点,教員研修の現状と課題について整理する。さらに,理科教員研修(東京都)の実例として,理数系教員指導力向上研修,若手教員研修について報告する。この研修を受講した教員は,実験を授業に取り入れ,研究会などに積極的に参加した。また,実験などの教育研究を発表する教員が増加した。コロナ禍においても,生徒実験の重要性を再認識し,実験指導法の再検討・構築をする必要がある。

  • 飯田 寛志
    2021 年 69 巻 7 号 p. 276-279
    発行日: 2021/07/20
    公開日: 2022/07/01
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    経験豊かな教員の退職とともに多くの若手教員が採用され,教員の世代交代が進んでいる現在,未来を見据えた教員の人材育成が求められている。観察・実験の技能や授業づくりの知識を伝承するためには,校内外の同世代や異なる世代の教員が関わることが必要となる。教員をめぐる現状と課題から,静岡県では新たな研修体系を構築・実施し,コロナ禍においても若手教員の資質能力の発揮・向上を支援するとともに,理科教員に対して観察・実験の技能の習得と向上のための研修機会を提供している。

  • —教員養成大学での教育実習指導の立場から—
    坂井 英夫
    2021 年 69 巻 7 号 p. 280-283
    発行日: 2021/07/20
    公開日: 2022/07/01
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    教員を目指す学生は,高等学校での実験経験が少なく,授業に実験をどのように取り込めばよいのか,実験のアイディアをどのように集めて考えるのか不安を持つ者が少なくない。中等教育で理科を指導する際の実験指導を東京学芸大学キャリア講座の中で実践してきた。講座の振り返りには,簡単な現象を実験で理解させるべきことや,実験を通して化学の面白さを「魅せる」ことの大切さ等が示されていた。教員志望の学生に,理学部レベルの実験の技能を身につけさせることも確かに大切であるが,教員養成大学ならではの実験指導も必要である。

  • 茂串 圭男
    2021 年 69 巻 7 号 p. 284-287
    発行日: 2021/07/20
    公開日: 2022/07/01
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    以前から新学習指導要領が新しくなるたびに実験を通した理科教育の取組が求められてきた。しかしながら学校現場では十分に取り組めていない。その原因と今後の対策について述べる。

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