化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
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65 巻, 4 号
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化学教育 徒然草
ヘッドライン 市民として必要な基礎・基本の化学XI
児童・生徒・学生は,ここがわからない
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実験の広場
5分間デモ実験
講座:光と色と物質
  • 田中 勝久
    2017 年 65 巻 4 号 p. 194-197
    発行日: 2017/04/20
    公開日: 2017/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    無機物質に見られる様々な色は,可視域の特定の波長の光と無機物質との相互作用の結果として現れるものであり,光の吸収と発光が本質的に無機物質の色の違いにかかわる。また,散乱や反射といった現象は色の見え方に影響を及ぼす。光の干渉が独特の色調をもたらす場合もある。無機物質における光吸収や発光の起源として重要なものは,遷移金属イオンのd軌道が関与する電子遷移,結晶におけるバンド間遷移などである。また,金属光沢は光の反射に基づく現象であり,金属中の自由電子がその起源となる。本稿では具体的な例を挙げながら,無機物質における光の振舞いと色との関係を解説する。

  • 山口 佳隆
    2017 年 65 巻 4 号 p. 198-201
    発行日: 2017/04/20
    公開日: 2017/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    金属錯体の諸性質は,混成軌道の立場から考える原子価結合法,金属のd軌道と配位子との静電反発によるd軌道の分裂に基づく結晶場理論,さらに分子軌道法を用いた配位子場理論から考察することができる。結晶場理論を用いた金属錯体のd軌道の分裂を説明し,電子遷移に伴う金属錯体の色について解説する。

シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学 ―カラダの化学―
委員長発 SOMETHING NEW
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