理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
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26 巻 , 4 号
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原 著
  • 山野 薫, 小寺 正人, 小堀 博史, 西川 仁史, 松永 秀俊, 秋山 純和
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 467-473
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕2010年4月に理学療法士免許を取得した理学療法士(新人理学療法士)を対象にリスクマネジメントに関する不安について,その現状把握と問題点の整理をおこなった.〔対象〕新人理学療法士47名(平均年齢23.9±3.8歳)とした.〔方法〕自記式アンケート調査により,回収した回答を分析した.〔結果〕新人理学療法士の診療を行ううえでの不安の第1位は「自分の評価や治療に自信がないこと」(31人)であった.職場の規則やシステムなどにおける不安の第1位は,「緊急時に組織の一員としての動きに自信がないこと」(19人)であった.〔結語〕新人理学療法士のリスクマネジメントに関する不安は,個人の能力に帰属する卒前教育の要素と入職直後に取り組む施設内教育システムの要素があることがわかった.
  • 西 美咲, 菊池 礼乃, 神谷 晃央
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 475-478
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕股関節疾患患者の治療に活かすため,健常者において前額面での骨盤傾斜角度が股関節外転筋力に及ぼす影響を検討すること.〔対象〕健常者37名の利き足.〔方法〕骨盤傾斜角度の条件の異なる5つの測定肢位において,等尺性股関節外転筋力を測定した.この筋力に各測定条件間で差があるかどうかを検討した.〔結果〕骨盤傾斜角度が中間位の状態に相当する中間位が最も筋力が高く,他のすべての肢位間に対して有意差を認めた.〔結語〕健常者における股関節外転筋は前額面での骨盤中間位にて最大の筋力を発揮する.
  • 菊池 礼乃, 西 美咲, 神谷 晃央
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 479-482
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕股関節外・内旋可動域が床からの立ち上がり時の動作パターンに与える影響および体幹筋活動量に与える影響を明らかにする.〔対象〕男女同数の健常成人38名〔方法〕股関節外・内旋可動域の大きさから股関節外旋群と内旋群の2群に分けた上で,性差ならびに股関節外・内旋に着目して分類された動作パターンの人数を比較した.また,股関節外旋パターンと内旋パターンで立ち上がり可能であった男性9名において,腹直筋と多裂筋の筋活動量を比較した.〔結果〕股関節外旋群は両股関節外旋パターンで立ち上がる人数が多く,男性が多かった.また,股関節外旋パターンでの立ち上がりにおける多裂筋活動量は有意に小さかった.〔結語〕股関節外・内旋可動域の大きさに動作パターンは影響し,男性において股関節外旋位での立ち上がりが背部筋の活動量減少に繋がる.
  • 芹田 透, 丸山 仁司, 加藤 宗規, 菅沼 一男, 榊原 僚子, 増田 紗嘉, 伊藤 裕介
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 483-488
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕椅子からの立ち上がり動作と座り動作における体幹前傾角度,下腿前傾角度,動作速度の関連について検討するとともに,高齢者における椅子からの立ち上がり,座り動作の特徴を検討すること.〔対象〕若年者10名と,高齢者16名とした.〔方法〕背もたれのない台上での端坐位から立ち上がり,立位となった後,再び端座位となる連続動作を三次元計測システムで解析し,体幹前傾角度,下腿前傾角度,動作速度を算出した.〔結果〕若年者群と比較して,高齢者群の立ち上がり動作・座り動作の下腿前傾角度が有意に大きく,動作速度は有意に小さかった.加えて高齢者群内の比較では,立ち上がり動作より,座り動作の速度が有意に小さかった.両群とも体幹前傾角度,下腿前傾角度,動作速度間の相関は有意ではなかった.〔結語〕高齢者の特徴として,下腿前傾角度が若年者より大きく,動作速度が小さいことが考えられた.
  • 内田 全城, 丸山 仁司
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 489-492
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕閉脚動作について,後足部肢位と足底中心軌跡の関係を検証し,閉脚動作における足部機能を考察することである.〔対象〕健常成人13名(男性8名,女性5名,平均年齢21.6±2.5歳)とした.〔方法〕開脚立位から閉脚立位に向けた一側下肢閉脚動作時の足底中心軌跡を計測した.さらにステップ脚の立脚後足部肢位の区分において内反群と外反群による群間比較を行った.〔結果〕ステップ脚離床期の足圧中心左右値と支持脚へ移行した直後の移行期前後左右値に有意な相関が認められた.また,ステップ脚後足部肢位によって離床期の左右成分および移行期の前後左右成分に有意な差が認められた.〔結語〕ステップ脚後足部肢位が閉脚動作中の足圧中心軌跡に影響を及ぼすことが示唆された.
  • 芝原 美由紀
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 493-498
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕肢体不自由児の家族が情報提供している現状とその課題を明らかにするため調査をした.また,家族からの情報提供を具体的に支援する方法を検討した.〔対象〕T市肢体不自由児父母会に所属し特別支援学校や特別支援学級に通学の小学生中学生の家族28名である.〔方法〕家族が情報をどこに提供しているか,またその提供方法と内容を質問紙調査した.〔結果〕家族は全員,学校に情報提供し,学校以外に障害福祉サービス事業者や保健福祉事務所の保健師,行政の担当者等に23名(82.1%)が提供していた.この情報は受診医療機関や治療歴と家庭生活の介助方法であった.家族は提供時に負担を感じ,正しく伝えられているか不安を感じていた.これらの情報を家族が記録し保持することについて20名が必要と回答した.11名(39.3%)が情報を記録するものがほしいと回答した.〔結語〕今後,肢体不自由児家族の情報提供を支援するツールとして,情報を記録し保持する手帳など具体的に検討する必要がある.
  • 徳永 由太, 江原 義弘, 田中 悠也, 久保 雅義
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 499-505
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究は矢状面膝関節モデルを用いて,着地動作時に膝前十字靭帯(ACL)に生じる張力負荷を推定することを目的とした.〔方法〕健常成人男性6名を対象とし,60 cmの高さからの着地動作を行った.計測には3次元動作解析装置,床反力計,表面筋電計を使用した.筋電図情報を取り入れた最適化手法により推定された筋張力を膝関節モデルに入力することでACL張力負荷の算出を行った.〔結果〕ACLにかかる張力負荷は最大で約330 Nであった.〔結語〕ACLの破断荷重は約2000 Nであることが報告されている.本研究で推定された結果はこの値に比べて低く,矢状面の力学的関与だけではACL損傷は引き起こされない可能性が示唆された.
  • 芳川 晃久, 小形 洋悦, 楊箸 隆哉, 藤原 孝之, 阿部 康二
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 507-510
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕Mulliganコンセプトに基づく自動運動に徒手的な操作を加えた持続的椎間関節自然滑走法(以下SNAGS)による頸椎回旋運動と徒手操作の力学的解析と回旋距離を比較した.〔対象〕頸椎に既往のない健常成人26名(男性24名,女性2名,平均年齢26歳,23歳~35歳)を対象とした.〔方法〕頸椎の回旋距離をテープメジャー測定法にて比較した.対象を頸椎回旋に伴う椎間関節の頭側への滑りを促す操作による介入SNAGS群とSNAGS群と逆方向の尾側方向への操作(Anti-SNAGS)群の2群に分けて,その介入前後で比べた.〔結果〕SNAGS群には介入によって有意な回旋距離の短縮がみられた.しかし,Anti-SNAGS群では有意な変化は認められなかった.徒手操作の合成力はSNAGS群とAnti-SNAGS群で差がみられなかったが,頭側‐尾側方向の力(Fy: 頭側(-),尾側(+))はSNAGS群でFy: -5.3±2.4(N),Anti-SNAGS群はFy: 7.0±2.2(N)であり逆方向の徒手操作が行われていた.〔結語〕Mulliganコンセプトにおける関節可動域の拡大には関節構造とその運動学的な理解に基づく操作の重要性が示唆された.
  • 細井 俊希, 新井 智之, 藤田 博曉
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 511-514
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究では,行動科学の理論に基づいた運動プログラム「ロコトレBBS」が,地域在住高齢女性の運動の継続につながっているかを検証すること,および指導した運動を継続することが地域高齢女性の身体機能にどのような影響を与えるかについて検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は,埼玉県M町の老人福祉センターに通う地域在住高齢女性のうち,運動プログラム「ロコトレBBS」に参加した地域高齢女性12名とした.評価および介入は,6ヶ月間,計6回実施し,運動の実施率,心理的要因,身体機能について調査した.〔結果〕運動実施率は84.2%であった.対象者12名中11名(91.6%)が,ロコトレは楽しかったと答えていた.また,対象者の多くが膝痛,腰痛などが改善したと感じていた.さらに,身体機能の向上も認められた.〔結語〕行動科学の理論に基づいた「ロコトレBBS」は,地域在住高齢女性の運動継続に寄与しており,指導した運動を継続することで身体機能を向上させる効果が認められた.
  • 小貫 睦巳, 丸山 仁司
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 515-520
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕理学療法学生のeラーニングにおける自己効力感を評価するために新たに作成した自己効力感促進尺度を共分散構造分析にて交差妥当性を検証した.〔対象・方法〕2009年度・2010年度の理学療法専門学校2年生77名にeラーニングを行い,終了後に自己効力感促進尺度を測定した.それぞれの年度の集団が同等の因子構造を有していると仮定して多母集団同時分析を施行しモデルを検討した.〔結果〕すべての係数に等値制約を課して行ったMIMICモデルの適合度指標はCFIが.922,RMSEAは.083であった.モデル構造では「達成感」の観測変数のうち「経験の蓄積」に最も影響を与えている変数は「eラーニングを行って達成感があった」であった.〔結語〕eラーニング自己効力感促進尺度の交差妥当性が検証され,eラーニングを行う上で自己効力感を促進させるのには,「経験の蓄積」の潜在因子を高めるように働きかけることであり,そのために「達成感」を感じることのできるeラーニングを行うことが重要である.
  • 古後 晴基
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 521-524
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕立位での股関節屈曲運動における寛骨後傾運動を検討すること,および左右寛骨の運動に相違があるかを検討することを目的とした.〔対象〕健常成人男性15名(平均年齢21.8±1.8歳)とした.〔方法〕矢状面にて,上前腸骨棘と上後腸骨棘とを結ぶ線が,水平線となす角度を寛骨後傾角度とし,被験者は,立位にて右股関節の自動屈曲運動を行い,股関節屈曲0°,45°,90°,最大屈曲位のときの寛骨後傾角度をゴニオメーターにて左右で測定した.〔結果〕股関節屈曲に伴い寛骨が有意に後傾した.右寛骨後傾に対する左寛骨後傾の割合は,1/2であった.また,股関節の屈曲運動に対する寛骨の後傾運動の割合は,股関節屈曲45°では1/7,股関節屈曲90°では1/6,股関節最大屈曲では1/4であり,股関節の屈曲角度が増すにつれて,骨盤後傾運動の割合が増加した.〔結語〕股関節屈曲運動において,寛骨後傾運動が行われていることが示唆され,左右の仙腸関節の運動が関与していることが推察された.寛骨大腿リズムは股関節屈曲角度が増すにつれて寛骨後傾運動の割合が増加することが示唆された.
  • 堀本 ゆかり, 丸山 仁司, 黒澤 和生
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 525-530
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕学生の性格と情動に注目し,学力に影響を与える要因を分析することにある.〔対象〕理学療法士養成校1年生から4年生の学生290名(男性164名・女性126名,平均年齢20.69歳±2.78歳)とした.〔方法〕Goldbergチェックリスト,気分プロフィール検査(POMS),SDSなどの心理テストと定期試験成績との関係について検討を行った.〔結果〕POMS項目の「抑うつ」と「混乱」のT得点は各学年とも大きくなる傾向であった.また,成績下位の学生は「活力」の得点が小さい傾向であった.Goldbergチェックリスト項目の中で学力を特徴づける因子は「勤勉性」であり,構造方程式モデリング解析では原級留置の学生は,「計画性のある」「徹底的」「実際的」の3項目の得点が低かった.〔結語〕成績下位群は試験や臨床実習など課題の差ではなく,状況把握や問題解決能力に関する性格的要因の関与を示唆していた.
  • 解良 武士, 大島 洋平, 玉木 彰
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 531-535
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕運動呼吸同調現象(LRC)誘導時の自転車エルゴメータのペダル回転数の影響を換気指標と唾液クロモグラニンAから検討した.対象:健康な成人男性25名を対象者とした.〔方法〕次に対象者を2群に分け,一方のペダル回転数を50 rpm(高回転群),もう一方を40 rpm(低回転群)に設定した.それぞれ自由呼吸下で10分間無酸素性作業閾値(AT)レベルの定常運動を行い,次いで運動と呼吸を同調させて同様に運動を行った.〔結果〕高回転群はLRC時にも呼吸困難感は減少しなかったが,低回転群は呼吸数と呼吸困難感が有意に減少した.唾液クロモグラニンA量は運動と呼吸の同調とは無関係であった.〔結語〕LRCにより呼吸数が減少するように調整されると呼吸困難感が減少しやすいと考えられた.
  • 杉谷 竜司, 本田 憲胤, 東本 有司, 前田 和成, 岡島 聡, 白石 匡, 福田 寛二
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 537-540
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕三宅式記銘力検査時の脳血流反応を明らかにするために,近赤外光脳イメージング装置を用いて検討した.〔対象〕健常ボランティア男性8名(25.6±3.9歳)とした.〔方法〕近赤外光脳イメージング装置を用いて,三宅式記銘力検査時における前頭前野領域での脳血流反応を測定した.有関係対語と無関係対語の2条件にて,それぞれ3回の繰り返し課題での得点と脳血流の変化について評価した.〔結果〕有関係対語,無関係対語ともに,1回目と3回目での比較にて,正答数の増加が認められ,Oxy-Hb値に関しては有意な低下を認めた.〔結語〕言語性記憶課題においても,同一課題を頻回繰り返すことによる正答数の増加は,脳血流量を減少させることが示唆された.
  • 堀本 ゆかり, 丸山 仁司, 黒澤 和生
    原稿種別: 原 著
    2011 年 26 巻 4 号 p. 541-547
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕臨床実習教育に役立てるために,学生の性格特性を分析し,コーチング技法に結び付けることにある.〔対象と方法〕4年制専門学校に在籍する1~3年生166名とした.定期試験結果,生活態度およびPRESIDENT版「ビッグファイブ」性格シート,POMS短縮版,コーチングに基づく行動のチェック表を用いて調査を行い,臨床実習に影響を与える性格的特性と因果関係について検討した.〔結果〕PRESIDENT版「ビッグファイブ」で「神経症傾向」の学生は不安要素が強く,さらに日常的な気分特性では「緊張」「抑うつ」が高く,「活気」の値が低い傾向であった.この傾向は男子に著明であった.さらに本校ではコーチングタイプで「分析・観察型(アナライザー)」タイプの学生が多い傾向であった.〔結語〕学内教育では入学後早期にその性格的特性を把握し,見合ったコーチング技法によりサポートしていくことが望まれる.内面的なストレスを見極め十分な情報と時間を与えて行動変容を促すよう心がけることが重要であると考える.
症例研究
  • 二階堂 泰隆, 佐藤 久友, 高山 竜二, 大野 博司, 佐浦 隆一
    原稿種別: 症例研究
    2011 年 26 巻 4 号 p. 549-553
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕パーキンソン病(Parkinson’s Disease: PD)の症状のひとつである前屈姿勢は動作の自由度を制限し転倒リスクを増加させる.近年,後進歩行運動によるPD患者の姿勢や前進歩行能力の改善が報告されているが,その効果の詳細は不明である.本研究の目的はPD患者に対する後進歩行運動後の即時的な姿勢及び姿勢制御の変化を明らかにすることである.〔対象〕前屈姿勢を呈するPD患者1名(Hoehn & Yahr重症度分類III)とした.〔方法〕課題は静止立位とFunctional Reach Test (FR),Cross Test (CT)とし,5分間の後進歩行運動前後に三次元動作解析装置と床反力計を用いて課題中の姿勢と重心の変化を測定した.〔結果〕後進歩行運動後の静止立位では身体重心,足圧中心の後方移動を認め,即時的に前屈姿勢が軽減した.また,FRでは足関節戦略による姿勢制御の割合が増加し,CTでは前後方向,特に前への身体重心,足圧中心移動距離の増加を認めた.〔結語〕後進歩行運動は前屈姿勢の軽減と足関節を主とした姿勢制御能力を向上させ,安定性限界の範囲を拡大させる可能性がある.
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