皮膚の科学
Online ISSN : 1883-9614
Print ISSN : 1347-1813
ISSN-L : 1347-1813
16 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
カラーライブラリー
症例
  • 竹内 博美, 平澤 祐輔, 西岡 いずみ, 白石 映里子, 長谷川 敏男, 池田 志斈
    2017 年 16 巻 1 号 p. 80-83
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/12
    ジャーナル 認証あり
    10歳代と10歳代,男性。仙骨部に,それぞれ,直径 50×30mm,60×30mm の結節を生じ,いずれも局所麻酔下で切除した。病理組織学的所見では,表皮の肥厚および真皮における膠原線維の増生を認め,coccygeal pad と診断した。術後2年間,結節の再発はない。2例とも痩せ型であり,いわゆる「猫背」の姿勢をとる傾向にあった。腹筋運動や自転車通学,椅子への崩した座り方などの生活習慣が影響して,反応性に生じたものと考える。Coccygeal pad の発症要因として椅子の材質や座位姿勢についても検討する必要がある。(皮膚の科学,16: 80-83, 2017)
  • 小林 佑佳, 藤井 麻美, 宮崎 明子, 小澤 健太郎, 田所 丈嗣, 爲政 大幾
    2017 年 16 巻 1 号 p. 84-87
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/12
    ジャーナル 認証あり
    60歳代,男性。約1年前より右頭部に皮下腫瘤を自覚し,近医で穿刺・排液するも再発を繰り返すため切除した。病理組織学的には,皮下に多房性の嚢腫構造を認め,嚢腫壁を構成する細胞は立方状でやや大型の好酸性の細胞質を有し,嚢腫壁の内腔側には断頭分泌像と乳頭状増殖を伴っていた。また,胞体の明るい細胞が管腔を形成して増殖する部分も認めた。免疫染色では,乳頭状増殖部の嚢腫壁を構成する細胞は GCDFP-15 および CK7 が陽性であった。アポクリン腺分化を示す嚢胞性腫瘍には,apocrine cystadenoma や apocrine hidrocystoma,apocrine papillay cystadenoma などがあり,それらの名称に関して文献的にも様々な見解はあるが,自験例は組織学的特徴から apocrine cystadenoma と診断した。(皮膚の科学,16: 84-87, 2017)
使用試験
  • 伊藤 実, 南 和広, 高野 圭司, 西谷 美雪, 相根 義昌, 渡部 俊弘, 丹羽 光一
    2017 年 16 巻 1 号 p. 88-92
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/12
    ジャーナル 認証あり
    エミューオイルを含む基材にレシチン乳化法によるナノカプセル処方を施した保湿剤「エミュランス EE セラム」の安全性を検討するために,3週間の累積刺激試験と感作性試験を実施した。対象者は,アトピー性皮膚炎や湿疹等の皮膚疾患や皮膚異常をもたない年齢20歳以上60歳未満の健康状態が良好な男女の計27例であった。本保湿剤は,2%エミューオイルを含む基材にレシチン乳化法を適用した化粧品であり,エミューオイルを含む保湿剤でレシチン乳化法を用いた化粧品は日本では初めてである。累積刺激試験は,傍脊椎部に試験試料を24時間閉塞貼布,これを3週間の間に9回繰り返し行なった。また,感作性試験は,累積刺激試験10~14日後に,再び,試験試料を24時間閉塞貼布し,除去直後および24時間後に,皮膚の様子を判定した。その結果,累積刺激試験および感作性試験のいずれにおいても,陽性例は一例も見られなかった。(皮膚の科学,16: 88-92, 2017)
feedback
Top