37歳,男性。パモ酸ヒドロキシジン(アタラックス
®P)の内服後に,38℃台の発熱と全身の小膿疱を伴うび慢性の紅斑が出現した。血液検査では白血球19,800/μl,CRP9.0mg/dlと上昇していた。組織所見では角層下膿疱,真皮上層の好中球,リンパ球,好酸球浸潤を認めた。アタラックス
®Pを用いたパッチテスト,皮内テストは陽性,DLSTは陰性であった。また,アタラックス
®Pの内服により,全身の紅斑が誘発された。以上より,アタラックス
®PによるAcute generalized exanthematous pustulosis(AGEP)と診断した。
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