2000年以降、タイオートバイ産業は輸出を本格化させ、国際的な競争優位を顕在化させた。これは単にタイに進出した日系企業が元来備えていた競争優位に由来するものではなかった。こうした国際競争優位の確立は、第一に進出先であるタイにおける厳しい企業間競争と、第二に日系完成車企業を主体としたタイにおける漸進的な能力構築行動、の二つが結実したものであった。
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