犬の鳴き声の翻訳機「バウリンガル」や電気自動車の「Q-CAR」など、ユニークな商品でヒットを連発するタカラ。5月に発表した中期計画では3年で売上高を倍近くにする強気のシナリオを書き上げた。少子化で玩具市場が伸び悩むなか、タカラはなぜ右肩上がりの成長を目指せるのか。佐藤慶太社長は、商品開発でボトムアップ式の会議をやめ、風通しを良くするとともに「遊び心を最大限に追求した」ことがヒット連発につながったと振り返る。今後の課題は世界展開。「近い将来、売上高の半分以上は海外を見込む」という。海外での「タカラ」ブランド構築は急務だ。
ぬるま湯的体質の研究が出来るまでの過程を学会や周囲の反応などの裏話も含めて整理する。当初は論文や本にすることを意識していなかったが、学会などで叩かれたことで逆に発奮し、10年以上にわたって継続的に調査研究を続けることになった。その結果、思いもかけない事実や現象もとらえられることになる。
タイの自動車産業は、1997年の通貨危機(アジア経済危機)を契機に、それまでの高成長から一転、まさに存亡の危機に立たされた。タイでは生き残りを掛けて各社が必死の対応を行った。それを概観すると共に、最近のタイ自動車産業の状況と課題を検証する。