赤門マネジメント・レビュー
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15 巻, 3 号
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査読つき研究ノート
  • 芳賀 裕子, 立本 博文
    2016 年 15 巻 3 号 p. 109-166
    発行日: 2016/03/25
    公開日: 2017/02/25
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    M&Aに関する実証研究の文献レビューを行った。M&Aが効果的な戦略であるということは、既存研究から必ずしも明らかになってはいない。既存研究ではM&Aの株価効果は買収企業にとって負の影響があると結論している。M&Aの業績効果はターゲット企業との事業関連性があるときに正の影響をもたらすと報告されているが、既存研究における事業関連の定義が曖昧であるため、どのような場合に正の影響をもたらすかはわかっていない。今後の研究として三つの方向が求められる。(1) ビジネスセグメント間の補完関係も考慮して事業関連性を明確に定義する (2) リソース・ベースド・ビューを用いたM&A研究をイノベーションと収益性の測定まで拡張する (3) ダイナミック・ケイパビリティ理論を用いて本社のM&A能力を実証的に検討する。

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コンピュータ産業研究会報告
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