経営戦略とは、個別の競争行動の背後にあって、それらに一貫性をもたらすような、企業活動を導くガイドラインやシナリオである。本稿では、ヤマト運輸の宅配便事業およびホンダの北米モーターサイクル事業の二事例の比較検討に基づいて、長期的なシナリオとしての戦略が策定されるプロセスには、計画的策定と創発的形成の二側面があることを議論する。
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