製造業の進出が一段落した近年、小売業の海外進出が激化している。その中、高い市場成長が期待される中国は、各国の小売大手企業の激戦区となっている。本稿は2009年に実施した現地調査に基づき、中国・北京に進出しているイトーヨーカ堂とセブン-イレブンの実態を探り、日系小売業進出の成功要因を分析する。分析の枠組みとして、「マーチャンダイジング」の概念を用い、小売企業のマーチャダイジング能力と関連しているオペレーション活動に着目している。
本報告ではマイクロソフトの歴史や事業モデルについて説明した上で、クラウドコンピューティングの可能性と課題について説明する。クラウドコンピューティングは企業にとって強力な選択肢となるが、全てのサービスがこれに変わるわけではなく、既存のサーバとの選択が求められるだろう。また、クラウドコンピューティングが今後普及していくには、議論しなければならない制度的課題も多数存在している。