国際戦略提携の研究分野では、提携の初期条件とその後の学習プロセスは提携成果に影響を与えると考えられてきた。本稿では中国における日産・東風提携の事例を取り上げて、提携締結プロセスと創業期の再交渉によって形成された初期条件、および市場環境に対する学習に基づいたマーケティング戦略の策定・実行を分析することによって、近年、中国乗用車市場で東風日産が急成長を遂げた理由を明らかにする。
現在家庭用ゲームの市場が停滞・縮小している中で、SNS の普及に伴い、ソーシャルゲームの市場が急速に拡大している。ソーシャルゲームと家庭用ゲームの間には開発・運営の部分で違いが多々あるが、大きな違いとしてソーシャルゲームは基本プレイ無料であるという違いがある。そのような状況下でマネタイズする要素として、ユーザーをゲームに没入させ、時間のマネタイズなどをしてもらう。その手軽さや基本プレイ無料などの利点を生かし、今後ソーシャルゲームの市場はますます拡大していくであろう。