日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
Online ISSN : 1881-1442
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24 巻, 4 号
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  • 山本 脩太郎, 石田 葵一
    1962 年 24 巻 4 号 p. 169-182_2
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
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  • 藤岡 俊健
    1962 年 24 巻 4 号 p. 183-199_6
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
  • 松岡 理, 榎本 好和, 大久保 義夫
    1962 年 24 巻 4 号 p. 201-214
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    放射性降下物(Fallout)の牛乳への移行を研究する基礎の段階として, 家兎およびラットに Sr89 および Ca45 を投与して, Sr が乳に移行する状態を検討した. また投与された Sr および Ca の血中での消長と, 糞および尿への排泄の量的関係を追求した. その結果, 投与された Sr は血液から急速に消失すること, Sr は一般に尿より糞に多く排泄されること(家兎で投与後の24時間を除く), そして哺乳中のラットでは, その差が数倍から数十倍に及ぶことが明らかになった. そして Carrier-free の Sr では, 投与量の21%が10日間に排泄されるのに対し, Carrier を加えたものでは, これが53.1%であった. 乳中の Sr89 の濃度は, 血中濃度にくらべて非常に高い. これは血中の Ca 濃度と, 乳中の Ca 濃度との大差に由来するものと推定された. 一回注射によって投与されると, Sr の乳への移行は, 血中での消長と同様に, 急速に減少すること, また連続同量投与がくりかえされると, 乳への移行量は漸増することがわかった. さらに飲料水に Sr89 を混合して経口的に摂取させ, 乳への移行を経時的に追求した. その結果, 摂取量の約10%が吸収され, そのうち約20%が乳に移行するものと推定された. またこのとき, 飲料水に非放射性の Ca が大量に加えられると, 乳への移行が抑制される. しかし同様に非放射性の Sr が加えられても, 乳への移行は抑制されないことがわかった. 乳中の Sr が, 化学的にいかなる形で存在しているかを, 種々の方法で検討した. その結果, 大部分は乳中のカゼインと結合していることが明らかとなった. このことから, 乳製品への Sr の移行に一つの方向が考えられるので, in vitro で家兎乳および牛乳に Sr89, Ca45 および Y90 を付加して実験した. またこれらを付加した牛乳を超遠心分離にかけ, レンネットで凝固させて実験した. これによって, 付加された Sr89 も Ca45 も, 生体を通過したものと同様に, カゼインと結合すること, およびレンネット凝固によって, カゼイン側, すなわちチーズ側に移行することが確かめられた. さらにこれらの場合に, 非放射性の Sr または Ca が, 同時に大量に加えられたとき, カゼインへの移行が, 量的にどのように変化するかを検討した. そしてこの現象が, 汚染牛乳の除毒に役立つ可能性について考察した.
  • 葛野 浩, 岡田 敏秋
    1962 年 24 巻 4 号 p. 215-223
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
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    安静呼吸時における家鶏の胸部, 腹部および背部にある諸筋の筋電図を, 機械的呼吸曲線を指標とし, 電磁オッシログラフで記録し, 筋と呼吸運動との関係を明らかにした. 誘導電極には, 同心型針電極, あるいは GESELL が用いたいわゆる floating electrode を使用し, 単一 NMU を分離導出した. さらに単一 NMU の放電間隔を測定し, interval diagram を描き, 放電パターンについて検討を加えた. 1) 肋間筋のうち, 第2~4外肋間筋, 内肋間筋の肋軟骨部, および第1, 2内肋間筋の骨部では吸息相に同期した放電が見られた. その他の肋間筋, すなわち第5, 6外肋間筋, 肋軟骨部の筋, および第3肋骨腔以後の内肋間筋の骨部は, 呼息筋であった, ただし, 第5外肋間筋と, この部の内肋間筋の肋軟骨部では, 個体によって, 吸息時に放電が見られることもあれば, また吸息・呼息の両相において, 交互に放電が観察される例もあった. 2) 腹筋は, いずれも積極的に呼息運動に参加する呼息筋であった. 斜角筋, 胸横筋, 肋骨挙筋, 鈎突肋筋からは, 吸息時に放電が見られた. 広背筋, 憎帽筋, 菱形筋など, 背部にあるものでは, 一般に, 呼息相に同期した放電の出現または増加が認められた. 3) 以上の諸筋の interval diagram から示される放電型は, GESELL のいう slowly augmenting pattern である. 多くの呼息筋もこの型を示すことは, 他の動物と異なる家鶏呼吸筋の特微と考えられる. なお肋間にある呼息筋からは,まれに steady-state pattern も検出された. 放電頻度には, かなり広範囲にわたる変動が見られた. 多くの場合, これは1秒5~40回の範囲にあった. 吸息または呼息, いずれかの相に現われる spike の数は, 7~40であった. 4) 家鶏で呼吸運動に関与する諸筋から得られた interval diagram は, 4つの型に分類することができる. A型は, 筋の収縮期間中, 放電間隔が次第に短縮して行く典型的な slowly augmenting pattern である. B型は, 最初の1~2個の放電間隔が短縮しているが, その後はA型と同様の経過をとる型である. C型は,これに反して, 最後の1~2個の放電間隔がやや廷長している型である. B型とC型は, A型の変形と考えられるが, 本実験では, かなり頻繁に認められた. D型は steady-state pattern である(Fig. 7).
  • 川島 秀雄
    1962 年 24 巻 4 号 p. 225-235
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
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  • 玉崎 幸二
    1962 年 24 巻 4 号 p. 237-241
    発行日: 1962/08/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
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