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原稿種別: 表紙
1995 年4 巻5 号 p.
Cover13-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 表紙
1995 年4 巻5 号 p.
Cover14-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 目次
1995 年4 巻5 号 p.
447-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
App9-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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冨永 悌二, 甲州 啓二, 吉本 高志
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
449-457
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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頸椎前方固定におけるプレート固定の有用性が最近注目されている.頸椎前方内固定におけるCasparプレートシステムとSynthesプレートシステムのバイオメカニカルな特性や手術手技,術後成績や合併症について,使用経験および文献に基づき比較検討した.これらの前方プレート固定を用いた22症例はいずれも良好な固定が得られた.重篤な合併症はみられなかった.文献上骨癒合はほぼ100%に得られ,morta1ityや神経損傷はなかった.プレート固定に起因する合併症はスクリューのゆるみが最も多く約5%であった.特にSynthesプレートシステムは,簡便な手術手技で効果的な固定が得られると考えられた.
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庄野 禎久, 池崎 清信, 松島 俊夫, 井上 亨, 藤井 清孝, 福井 仁士
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
458-464
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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ウイリス動脈輔閉塞症の診断には脳血管撮影が必須とされているが,より非侵襲的な検査での診断が望まれる.われわれは脳血管撮影で本症と診断された20症例(脳血管撮影上37側がstage3)にMRIおよびtime-of-flight MR angiographyを施行し,現時点でMRI,MRAのみで確定診断が可能か否か検討した.内頸動脈終末部の閉塞性変化は,3D-TOF法でほぼ可能であった.basal moyamoyaの描出率は,3D-TOF法で65%,2D-TOF法で79%,Gd造影3D-TOF法で80%であった.またMRI T1強調像でのbasal moyamoyaのflow voidの描出率は95%であった.stage3の本症の90%が,3D-TOF法とMRI T1強調像の組み合わせで確定診断が可能と考えられた.
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
464-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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片岡 和夫, 山田 恭史, 柳原 章, 植嶋 利文, 黒田 良太郎, 種子田 護
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
465-471
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
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われわれはくも膜下出血(SAH)を生じた椎骨動脈解離10例を経験した.7例ではSAHのみにて発症した.3例ではSAHと小脳あるいは脳幹梗塞を合併した.SAH単独群とSAH・梗塞合併群の病態を比較検討した.SAH単独発症群では椎骨動脈に限局したaneurysma1 dilatationを伴う解離性動脈瘤像を示し,4例は慢性期,1例は急性期に直達手術を施行し,いずれも良好な結果を得ることができた.SAH・梗塞合併群はaneurysmal dilatationは伴わず,椎骨動脈のtapering, string状の造影あるいは椎骨動脈のわずかな拡張,局所の狭窄を認めたが,血管撮影,手術所見にても出血部位を確認することは容易でなく,確実な再出血防止のための手術法,手術の時期など,治療方針を決定することは困難であった.
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斉藤 厚志, 成島 浄, 松村 明, 目黒 琴生, 能勢 忠男
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
472-477
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
肝硬変を伴った非外傷性脳出血9症例について臨床的に検討した.男性が7例と多く,肝硬変の原因はC型肝炎ウイルスが4例と多かった.脳出血の部位は,大脳皮質下出血が4例で最も多かった.術前の血小板数は,全例で底下しており,PT・APTTを術前に測定できた6例中,PT延長を2例に認めた.開頭血腫除去術が2例に行われたが,出血傾向による合併症を生じた.穿頭血腫ドレナージ術は3例行われ,いずれも補充療法を併用し,術後経過は良好であった.長期経過は,肝不全,食道静脈瘤破裂などの肝硬変に直接起因する死亡例が3例あり,不良のものが多かった.独歩退院は,皮質下出血に対する穿頭血腫ドレナージ術後の2例のみであった.
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谷本 敦夫, 玉木 紀彦, 冨田 洋司, 長嶋 達也, 花田 友成, 河村 淳史
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
478-483
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
斜台上部から中部脊索腫に対し,Le Fort l maxillotomyを用い,前下方より進入する際の術野の狭さを克服し,全摘出術が可能であった1例を経験したので報告した.本アプローチの問題点として,骨切りの際の出血,気管切開の必要性,術後の咬合不全,髄液漏,感染が強調されてきた.しかし,最近では手術機器などの発達によりこれらは高率に予防することができ,本到達法は斜台部病変に対してきわめて有用なアプローチの一つであると考えられる.
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浦西 龍之介, 二階堂 雄次, 江口 隆彦, 藤本 京利, 別所 啓伸, 乾 多久夫
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
484-488
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
頭頂部に発生した骨肥厚を伴う髄膜腫の1例を報告した.症例は46歳の女性で,頭頂部の皮下腫瘤を主訴に来院.頭蓋単純写では頭頂骨の著明な骨肥厚を認めた.CT,MRIでは頭頂正中部に均一に造影される腫瘍を認め,血管撮影では頭頂部皮下に左右の浅側頭動脈から栄養される腫瘍濃染像と,左の中硬膜動脈から栄養されるextraaxial massを認め,上矢状静脈洞はこの部で閉塞していた.両側頭頂開頭にて腫瘍を摘出したが,皮下にも腫瘍を認めた.組織学的に両者はmeningotheliomatous meningiomaであり,また肥厚した骨肉にはまったく腫瘍細胞は認められなかった.したがって皮下の腫瘍は,肥厚した骨肉の導出静脈を経由する転移により形成されたと考えられた.
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工藤 弘志, 堀尾 光三, 高本 剛, 前田 盛, 玉木 紀彦
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
489-493
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
腎摘出後10年を経て脳に転移する腎細胞癌(RCC)の晩期再発は稀であり,われわれは腎摘出23年後に脳転移した76歳の男性例を報告した.本患者は腎摘出後17年目に肺癌を診断されたが放置していたため,入院時にはこの肺癌からの転移と思われた.しかしながら,摘出標本の病理診断はRCCであった.入院後の画像および血液生化学検査では,右腎摘出後の瘢痕や尿路系,左腎に再発の所見はなく,23年前に摘出された腎の組織診断および肺癌の組織は不明であるが,23年前のRCCが肺に転移し,その後脳へ転移したものと考えられた.RCCの既往のある症例に対しては,たとえ10年,20年を経ても脳転移の可能性を念頭に入れるべきである.また,その治療に関しては,患者のperformance statusを考慮に入れて決定すべきと思われた.
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宮澤 隆仁, 柳川 洋一, 石原 正一郎, 松下 芳太郎, 大川 英徳, 瀧口 博司, 島 克司, 千ヶ崎 裕夫
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
494-498
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
症例は22歳,男性.バイク走行中の事故により頭部打撲,前頸部を挫創し,また第6胸椎骨折による脊髄損傷に対し後方固定術を受けた.意識レベルは当初昏睡状態であったが,頭部CT上特記すべき異常所見はなく,その後意識レベルは徐々に清明となった.受傷より5ヶ月目,機能訓練を行っていたところ突然意識消失し,球麻癖,眼球運動障害が出現し,MRIにて橋梗塞と診断された.脳血管造影では左総頸動脈(起始部より分岐部直前まで),左椎骨動脈(環椎横突起人孔部より後下小脳動脈分山交直後まで),脳底動脈(前下小脳動脈分岐直後より先端部まで)の閉塞が確認され,左内頸動脈領域は左椎骨動脈から側副路を介して造影された.本症例は,頭頸部外傷後,数ヶ月を経ても"超"遅発性に頭蓋内外の動脈の閉塞が起こりうることを示した.
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土持 廣仁, 継 仁, 阪元 政三郎, 池田 耕一, 松田 年浩, 福島 武雄, 朝長 正道, 河野 雅幸, 穴井 堅能
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
499-502
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
気管切開の致死的な合併症である気管無名動脈瘻について報告した.患者は脳幹出血,海綿状血管腫摘出術後の21歳の女性で気管切開1年2ヶ月後,気管切開孔よりの大量の出血で発症した.気管チューブのカフ圧を上昇させることで一時的に止血できた.ただちに開胸し,動脈および気管の瘻孔閉鎖を行ったが,術後9日目に再出血きたして再開胸,人工血管によるright axillofemoral bypassを行い,救命できた.術後,脳虚血症状は起きなかった.気管無名動脈瘤を予防するため,次のことに注意する必要がある.1)第4気管輔以下での不気管切開を避ける,2)気管切開孔周囲の炎症に注意する,3)圧迫による気管壁の壊死を防止するためカニューレの異常運動を避ける,4)カフ圧はできるかぎり低圧にする,などが重要と思われた.
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奥野 修三, 落合 慈之, 川俣 和美, 永井 政勝
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
503-508
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
頭頂部頭蓋骨に巨大な形質細胞腫を形成した多発性骨髄腫(MM)の79歳,女性例を報告した.術前の全身所見ではほかに限局性の小病変が認められたが,外利治療に耐え得ると判断し,同腫瘤の摘出術を施行した.術後,化学療法(melophalan, predonisolone)を行い,約1年を経過するが,摘出部位の再発は認めず,日常生活を送っている.頭部に巨大な形質細胞腫をきたしたMM症例では,こうした腫瘤出現後の生存期間は1ヶ月に満たないこともあり,その予後に少なからず影響を与えている.一部には全身状態が良好で,摘出術後1年以上の生存も報告もされており,手術手技の進渉した現在では外科適応も見直されるべきであろう.
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中嶌 教夫, 松本 圭蔵, 西田 憲記, 中川 義信, 牧野 章
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
509-513
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
海綿状血管腫を疑い,γ-knife治療を行ったところ,治療後,著明な脳浮腫をきたしたgliomaの1例を経験し,γ-knife治療の際,その副作用として現れる脳浮腫の機序に関し若干の文献的考察を加え報告した.CT上石灰化巣のみを呈する場合でも悪性のgliomaの可能性があり,注意深い精査が必要と思われた.γ-knife治療をgliomaに行うと,広範な脳浮腫をきたすことがあり,安易に行うべきではないと思われた.
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半田 隆, 根来 真, 宮地 茂, 杉田 虔一郎
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
514-517
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
ポータブルX線装置にても,簡便に良好な血管撮影が可能なX線フィルムカセットホルダー付き頭部固定枠を考案した.半円状の杉田固定枠の特徴であるローテーション機能をもたせつつ,多方向よりの撮影が可能である.X線フィルムを頭部と固定枠の間に収納させることにより,ポータブルX線装置にても脳血管の撮影が行え,ほぼ実物大の像を得ることができる.フィルムの固定性もよいので,術前・術中撮影をまったく同じフイルム位置で行えば,再現性よく像の比較ができる.本方法によって,手術アプローチに即した血管撮影像を得ることで,より確実に動脈瘤クリッピングやAVM摘出術を行うことができる.
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中原 紀元, 山本 直人, 大須賀 浩二, 渋谷 正人
原稿種別: 本文
1995 年4 巻5 号 p.
518-521
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
49歳,男性で,大後頭孔まで進展した稀な頭蓋咽頭腫の1症例を報告した.後頭蓋窩に進展する頭蓋咽頭腫は比較的若年者にみられ,嚢胞を伴うことが多い.臨床症状は多彩で,脳幹部の圧迫によるさまざまな脳神経症状が生じるが,内分泌学的には下垂体前葉機能正常例が多いことが特徴である.本症例は二期的手術により腫瘍をほぼ全摘することができたが,積極的な手術,放射線療法により良好な予後が期待される.また今回の手術で用いた2つのapproachは,頭蓋底および後頭蓋窩の良好な視野が得られ,同部の腫瘍摘出には適していると考えられた.
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
522-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
523-524
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
App10-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
527-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
528-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
1995 年4 巻5 号 p.
529-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス
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原稿種別: 表紙
1995 年4 巻5 号 p.
Cover15-
発行日: 1995/09/20
公開日: 2017/06/02
ジャーナル
オープンアクセス