脳神経外科ジャーナル
Online ISSN : 2187-3100
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2 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1993 年2 巻1 号 p. Cover1-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1993 年2 巻1 号 p. Cover2-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    1993 年2 巻1 号 p. 1-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. App1-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 植村 研一
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 3-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 窪田 惺, 長島 親男, 増田 俊和, 大森 重宏, 小倉 弘章, 仁平 光昭, 福嶋 廣巳
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 4-8
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    破裂性脳動脈瘤柄部クリッピング後に,新たな脳動脈瘤の発生や再発によらないで,遅発性に脳内血腫を呈した5例について検討した.年齢は25〜61歳(平均46歳),血腫部位は皮質下2例,被殼2例,視床1例で,手術と同側のもの3例,反対側のもの2例であった.また5例中2例は,2回それぞれ別の部位に出血をきたした.血腫発生時期は,柄部クリッピング後8カ月〜5年(平均2年5カ月)であった.4例は症状の改善をみたが,1例は死亡した.本症の発生機序を考察し,高血圧,血管禦縮,手術操作による脳血管の脆弱化などの因子が複雑に関与しているものと推論した.
  • 平 孝臣, 河村 弘庸, 谷川 達也, 伊関 洋
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 9-14
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    後頭蓋窩や後頭葉の病変に対する定位的生検は,全身麻酔下に患者を腹臥位にして行われるのが一般的である.これに対し,著者らが行っている局所麻酔下座位での定位的生検は,患者にとって腹臥位や側臥位に比べ,より自然な体位で行うことができる利点がある.また本法は局所麻酔下で患者と対話しながら手術を進めることができ,術中の患者の状態を的確に把握することが可能である.定位的生検はあくまでblind surgeryであるため,後頭蓋窩病変に対する場合は特に出血などの合併症の早期発見に努めることが必須で,局所麻酔下でのこのようなモニターは重要である.本論文では著者らが行っている座位での局所麻酔下定位的生検の方法を紹介し,代表的な症例を提示する.
  • 川上 勝弘, 河村 悌夫, 松本 昊一, 河本 圭司, 辻 裕之, 行木 英生
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 15-22
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    前頭蓋底悪性腫瘍に対する腫瘍の一塊切除の手術を5症例に施行し,良好な成績を得たのでその手術術式を報告した.本法は従来著者らがすでに発表しているextensive transbasal approachを上方からのアプローチとして用い(supraorbital barを骨切り除去した1後に腫瘍周囲の前頭蓋底を骨切りする),さらに下方からのアプローチとして顔面皮切によるtransfacial approachを組み合わせ一る術式である.これら両者からのアプローチを用い,前頭蓋底の硬嘆や眼窩内容とともに腫瘍を一塊として摘出することを本法の特徴としているため,著者らはcombined transbasal and transfacial approachによる一塊切除手術と称しているが,本法は頭蓋底外科の手術術式の一つとして臨床的価値は高いと考えている.
  • 柴田 靖, 杉本 耕一, 鬼塚 博子, 松木 孝之, 能勢 忠男
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 23-28
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    脳梗塞に対するgadolinium増強MRI,T_1強調画像所見をパターン分類し,その経時的変化を検討した.対象は本院に入院し脳梗塞と診断された33例で,計91回のGd-MRIが撮影された.発症からの日数とGd増強効果の関係は皮質領域では良好な曲線回帰を示し,2週前後にピークを示し,増強効果は長く継続した.穿通枝領域では皮質領域より早期から増強効果の低下がみられ,増強程度に個体差が大きかった.T_2 強調画像では梗塞巣と周囲の浮腫の区別は困難であるが,Gd増強T_1像はより正確に梗塞の範囲を示した.多くの梗塞巣がT2延長を示したが,T_2像にて検出されにくい梗塞巣もあり,これにはGd増強T_1像が有用であった.Gdは多発病巣のうち1病巣のみを増強し,責任病巣の同定に有用であった.増強MRIは増強CTよりあらゆる脳梗塞に対して高い有用性を示した.
  • 山本 潔, 外山 孚, 増田 浩, 小林 勉, 川口 正
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 29-34
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    前頭蓋窩硬膜動静脈奇形(dAVM)に外頸動脈末梢部の動脈瘤を合併した1例を報告した.症例は53歳の男性で,右前頭葉の脳内出血にて発症した.脳血管撮影では右嗅窩部にnidusを有するdAVMおよび左外頸動脈末梢部に動脈瘤を認めた.dAVMに対してはnidus.coagulationおよびdrainer dissectionを施行し,外頸動脈末梢部の動脈瘤に対しては,後日embolizationを施行した.本症例に認められたdAVMと外頸動脈末梢部の動脈瘤は血行力学的な関係はなく,いずれも稀な疾患であることより,外頸動脈の発生段階における異常により発生したものと考えられた.
  • 木村 知一郎, 田代 学, 宮原 郷士, 脇坂 信一郎, 木下 和夫
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 35-38
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    症例は62歳男性.一過性の左上下肢脱力と左手のしびれを主訴に入院した.CT scanで右内頸動脈領域の多発性脳梗塞を,脳血管撮影で右内頸動脈の解離性動脈瘤を認め,^<123>I-IMPによる脳血流検査では右内頸動脈領域の血流は著明に低下していた.保存的に治療したが1カ月後の脳血管撮影にて寛解を認めず,発症2カ日後に右STA-MCA吻合術を施行した.術後の脳血管撮影では吻合部は開存し,右内頸動脈領域の脳血流の改善がみられた.内頸動脈の特発性解離性動脈瘤の治療について文献的考察を加え報告する.
  • 深谷 親, 前田 剛, 山本 隆充, 片山 容一, 坪川 孝志
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 39-45
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    白血病治療中に発生し,短期間に著明な石灰化を示したアスペルギルス性脳膿瘍の1治験例を報告する.深在性真菌であるAspergillus の中枢神経系への感染は比較的稀なこととされているが,Aspergillusが脳に到達した場合には髄膜脳炎,動脈瘤形成,膿瘍,梗塞など多彩な病像を呈しうる.しかし,本症例のように著しい石灰化を伴った肉芽腫1生被嘆を有する膿瘍を形成することは非常に稀で,われわれが渉猟したかぎり本邦では報告をみない.症例の概要に若干の文献的考察を加え報告した.
  • 新島 京, 米川 泰弘, Narayan Sundaresan, 風川 清
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 46-50
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    前屈位で増強する腰痛,両側膝蓋健反射底下とアキレス健反射万進を呈し,L_4腰椎のすべり,および椎体・関節突起・黄色靱帯の変性肥大による脊髄・脊髄根の圧迫が認められた74歳の女性に,椎弓・関節突起切除,黄色靱帯除去,Cotrel-Dubousset(C-D)instrumentationを施行した.手術翌日より腰痛は消失し,術後2日目からは患者は外固定装具を着けることなく独歩可能となり,6カ月後の現在に至っている.放射線検査で,生理的前蛮を保ったまま腰椎のすべりが矯正され,thecaが減圧されているのが確認された.従来の方法と比べて多くの利点を有するC-D instrumentationを,手術手技を含めて紹介した.
  • 大城 真也, 井上 亨, 濱田 康宏, 松野 治雄
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 51-56
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    2つの独立した圧迫血管により,顔面痙曇と三叉神経痛が共存した症例を経験した.症例は33歳,女性.古顔面痙撃と古顔面痛を主訴に当科を受診した.神経学的には,発作間欠期には特に異常を認めなかった.右後頭下開頭の同じ術野にて,顔面痙撃に対してはinferior paramastoid approach,三叉神経痛に対してはinfratentorial lateral supracerebellar approachを行い,2つの独立した圧迫器官減圧術を行った.術後症状は消失し,合併症も認めなかった。これら2つの独立した病変に対しては,同一視野でも手術可能ではあるが,術中の聴神経への牽引を防ぐため,それぞれの病変への解剖学的アプローチの違いを理解し,2つの異なったアプローチで神経血管減圧術を行った方が,合併症を起こさずにより安全に手術できると思われた.
  • 落合 秀信, 脇坂 信一郎, 麻生 和義, 山本 良高
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 57-60
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    血液透析患者における神経膠芽腫の1手術例について報告した.透析療法の進歩した今日においても,出血傾向,脳浮腫をはじめとした多山支にわたる合併症が起こる可能性が高いため,脳神経外科的手術ならびに周術期管理には十分な注意が必要である.今回われわれは自験例をふまえ,その周術期管理における問題点について検討した.
  • 尾崎 文教, 龍神 幸明, 寺田 友昭, 中井 國雄, 板倉 徹, 駒井 則彦, 辻 直樹
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 61-65
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    今回われわれは,キアリーI型を伴う脊髄空洞症の1例に対して,細いファイバーカテーテルを用いて空洞内を安全に観察することが可能であったので報告した.症例は23歳の女性で,MRIで頸髄から下部脳髄に広がる空洞があり,5カ月前にsyringo-subarachnoid Shunt術を受けたが,shunt malfunctionのため再手術となった.術中には直径0.75mmのファイバーカテーテルを用いて,閉塞したチューブや空洞内を観察した.チューブ内は肉芽様組織で充満され閉塞していた.さらに空洞内にファイバーカテーテルを進めると,空洞壁の平滑な状態,空洞内を主に前後に走る細い血管とtrabecula様の結合組織や空洞の尾側は盲管になっているところまで観察可能であった.この方法は将来的には空洞内の腫瘍の発見や空洞と第4脳室との交通性,空洞内の隔壁の巫通性の判定に利用できる可能性があると考えられる.
  • 橋本 直哉, 藤本 正人, 山本 和明, 榊原 毅彦, 山木 垂水
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 66-69
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    多発性嚢胞腎症(polycystic kidney disease,以下PKD)は家族性に発症し,脳動脈瘤や脳内出血を合併することで知られる.われわれは破裂脳動脈瘤に家族性のPKDを合併し,動脈瘤術後に脳内出皿をきたした症例を経験し,その家族についてPKDの有無を検索した.PKDと診断された実子にMR angiographyによる脳動脈瘤の検索を行ったが異常は認められなかった.PKD患者において,脳動脈瘤の合併はその患者の生命予後に大きく関与するため,できるかぎりの検索が重要であることを強調する.また,脳動脈瘤,脳内出血患者におけるPKD合併の可能性,PKD患者の手術に際して脳血管の先天的脆弱性を考慮すべきである.
  • 原田 俊一, 中村 恒夫, 井上 洋, 佐々木 光, 佐川 浩規
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 70-73
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    従来の平板状の脳べらに改良を加え,脳圧迫の際に脳神経や動静脈の損傷を予防しうる改良型脳べらを試作した.脳べらの一端をプレスすることによって丸みをもたせたものであり,使用方法は従来のものとまったく同様である.この改良型脳べらを用いると後頭蓋窩の手術で脳幹や小脳を圧排する際,脳べらの横滑りによる下部脳神経の損傷を防げる.また,皮質下に存在する腫瘍や血腫を摘出する時, corticotomyの部位を広げる際安定した円形の視野が展開し,両端がtearするのを予防できる.既存の脳べらを加工したためコストも廉価である.現在まで10例以上の手術にこの改良型脳べらを用い,きわめて良好な感触を得た.
  • 森 貴久, 有澤 雅彦, 本田 信也, 福岡 正晃, 栗坂 昌宏, 森 惟明
    原稿種別: 本文
    1993 年2 巻1 号 p. 74-76
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    治療のために内頸動脈閉塞や遮断を行う際に,脳の虚血に対する予備カを調べる目的で,近年balloon Matas testを行う機会が多くなった.しかし,stump pressure測定も併せて施行しようとすると,内頸動脈起始部狭窄例では安全性が問題となる.そこでわれわれは,double balloon catheterを用いて,外頸動脈と総頸動脈同時閉塞時の頸動脈分岐部圧を測定することで,内頸動脈stump pressureに代用できないかと考えた.その結果,抵侵襲かつ簡便な操作で満足のいく結果が得られたので報告する.
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. 77-78
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. App2-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. App3-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. 81-82
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. 83-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    1993 年2 巻1 号 p. 84-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    1993 年2 巻1 号 p. Cover3-
    発行日: 1993/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
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