脳神経外科ジャーナル

表紙

原稿種別: 表紙
2004 年 13 巻 8 号 p. Cover29-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.Cover29

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目次

原稿種別: 表紙
2004 年 13 巻 8 号 p. Cover30-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.Cover30

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CONTENTS

原稿種別: 目次
2004 年 13 巻 8 号 p. Toc6-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.Toc6

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日本脳神経外科コングレス委員会等

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. App31-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.App31

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汎下垂体機能低下症を伴ったラトケ嚢胞の周囲下垂体組織における炎症性変化

高橋潤, 北条雅人, 西川智文, 森久恵, 平野朝雄, 橋本信夫

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 565-571
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.565

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ラトケ嚢胞における汎下垂体機能低下症の発現機序について検討した.過去20年に手術を行ったラトケ嚢胞27例について,MRI所見や下垂体ホルモン基礎値を検討し,また10例の症例においては嚢胞周囲の下垂体組織の変化を検討した.ラトケ嚢胞の病変サイズと汎下垂体機能低下症の有無については,統計学的相関が認められなかった.剖検例を含め,下垂体機能低下の認められなかった症例では,ラトケ嚢胞周囲の正常下垂体前葉組織が温存されていたのに対し,汎下垂体機能低下症を伴った症例では,周囲の正常下垂体組織にはリンパ球浸潤や肉芽形成などの炎症反応が認められ,腺房組織の破壊が目立った.

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内頸動脈閉塞試験の合併症 : 119例の経験から

勝間田篤, 杉生憲志, 佐々原渉, 渡邊恭一, 西田あゆみ, 日下昇, 徳永浩司, 伊達勲

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 572-577
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.572

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過去12年間の内頸動脈に対するballoon test occlusion(BTO)の,特に合併症につき検討した.118例120血管に対してBTOを施行し,テスト陰性94血管,陽性26血管であった.陽性例では閉塞開始後10秒以内に神経症状が出現した例が多く,ほとんどが1分以内であった.症候性合併症を2例(1.7%)で認め,1例はバルーンカテーテル留置の際に内頸動脈に血管解離を起こし広範な脳梗塞をきたしたものの,他の1例はバルーン解除直後に中大脳動脈M2部に脳塞栓を認めたもので,神経症状は一過性で数分間で回復した.無症候性合併症とした腹部大動脈の血管解離1例,バルーン拡張部に一致した内頸動脈血管攣縮2例を認めた.BTOは比較的安全に行われる検査であるが,過去の報告からも1〜2%の恒久的合併症が起こり得るため,熟練した術者のもとで慎重に施行されるべきである.

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頭部外傷後に嚢胞内出血がみられた後頭蓋窩クモ膜嚢胞の1例

内田一好, 田口芳雄, 榊原陽太郎, 岡田正昭, 星晶子

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 578-582
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.578

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後頭蓋窩クモ膜嚢胞が外傷を契機に頭蓋内出血を生じたまれな症例を経験した.バイク運転中に乗用車と衝突し後頭部・顔面を打撲した.来院時JCS300,頭部CTにて急性脳腫脹,外傷性クモ膜下出血がみられ,また,大槽部クモ膜嚢胞内に高吸収域がみられ嚢胞内出血と診断した.その後,嚢胞の増大や硬膜下血腫などの発生もなく経過した.約3ヵ月後の頭部CTでは,高吸収域は消失していた.後頭蓋窩の病変では,脳可動性が少ない分,並進加速度,回転加速度による脳損傷が発生しにくいと考えられる.しかし,本症例のように,びまん性脳損傷を呈するようなかなり強い衝撃が加わると後頭蓋窩のクモ膜嚢胞でも出血する可能性があると考えられた.

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脳神経外科ジャーナル次号予告

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 582-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.582

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頸動脈ステント留置術に続発したコレステロール塞栓症の1例

中原一郎, 渡邉芳彦, 東登志夫, 岩室康司, 藤本基秋, 奥高行, 平田英周

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 583-587
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.583

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症例は76歳,男性.症候性右頸部頸動脈高度狭窄の症例である.狭窄はステント留置術によって十分な拡張が得られ治療後の経過は良好であった.しかし,治療翌日(第1病日)より,体幹および両下肢の虚血性皮斑,急性腎不全,肝障害や筋,軟部組織崩壊を認め,コレステロール塞栓症と診断した.人工透析やLDL血漿交換療法を行ったが,急性循環不全をきたし,さまざまな昇圧,蘇生療法にもかかわらず,第3病日に死の転帰に至った.コレステロール塞栓症は脳血管領域においては稀であるが,今後,頸動脈ステント留置術をはじめ,高齢者,ハイリスク患者の血管内治療を施行する際に起こり得る重症合併症であり,十分な認識,早期の診断,治療が望まれる.

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脳動脈瘤塞栓術の際にcoilの回収困難を生じた2例

百次仁, 島袋洋

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 588-592
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.588

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脳動脈瘤内へのGuglielmi detachable coil挿入時にコイルの回収困難を生じた2例を経験したので報告する.症例1は挿入中のコイルが別のコイルを引っかけ,その先端はUターンして再びcatheter先端にはまりこんでいた.シャフトの強いcatheterをcoil mesh内に挿入して自由度のない状態で無理にコイルを進めたために生じたと考えられた.症例2はbroad neckの動脈瘤でremodeling techniqueの際にコイルに結び目が生じた.コイルの先端が次のループと交差後,バルーンと血管壁との間に挟み込まれた状態でコイルを引いたために生じたと考えられた.

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多房性でosteolyticな画像所見を呈したintraosseous meningiomaの1例

嶋田淳一, 武田信昭, 川口洋, 平井周

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 593-598
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.593

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69歳,女性のintraosseous meningioma症例を経験した.左頭頂部に4cm径の可動性のない無痛性の腫瘤を認め,頭皮には外見上異常はなかった.頭蓋単純写真で左頭頂部に多房性の骨透亮像を認めた.CT上腫瘍は板間層内にあり,内板および外板は不規則に菲薄化していた.MRIではGd併用下T1強調画像にて不均一に造影され,dural tail signもみられた.脳血管撮影にて中硬膜動脈や浅側頭動脈から腫瘍の濃染像を認め,手術に先立ち塞栓術を施行した.隣接した硬膜に腫瘍の浸潤を認めたためこれも除去した.病理組織学的所見はmeningothellomatous meningiomaであり,硬膜へは全層にわたり細胞浸潤が認められた.

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治療に苦慮した外傷性頸動脈海綿静脈洞瘻再発の1例

堀口健太郎, 小林英一, 小林繁樹, 平井伸治, 内野福生, 伊藤誠朗, 佐伯直勝, 山浦晶

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 599-604
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.599

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離脱式バルーンにて完全閉塞後,約6カ月を経て再発した外傷性頸動脈海綿静脈洞瘻(traumatic carotid-cavernous fistula ; TCCF)の1例を経験した.症例は15歳男性で,交通事故後1週間して右耳鳴,複視で発症し,内頸動脈海綿静脈洞部にシャントを認め,TCCFと診断された.離脱式バルーンを用いた血管内治療が施行され,瘻孔の完全閉塞を認めたが,約6カ月後に再発をきたした.大量のシャントのため,頭蓋内動脈の描出は認めず,流出静脈路が変化しており,著明なcortical refluxが生じていた.最終的にはコイルを用いた親動脈塞栓によりシャントの消失をみた.離脱式バルーン治療後のCCF再発例の報告はほとんどがバルーンの移動・縮小による早期の再発であり,6カ月を経て再発した例は稀であり,文献的考察を加えて報告する.

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視神経を貫通し,分割せしめていた未破裂前交通動脈瘤の1例

葛泰孝, 小笠原邦昭, 菊地康文, 小川彰

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 605-607
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.605

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われわれは,他部位の破裂脳動脈瘤に合併した未破裂前交通動脈瘤が左視神経に貫通していた症例を経験したので報告する.本症例は,クモ膜下出血を認め,脳血管造影にて3カ所に脳動脈瘤を認めた.手術にて右中大脳動脈瘤が破裂脳動脈瘤と診断した.続いて,未破裂右内頸動脈-後交通動脈瘤,未破裂前交通動脈瘤を露出した.未破裂前交通動脈瘤は視神経を貫通していた.術後,視野検査上,左眼のみの左下四分半盲を認めた.術中に視神経にダメージを与えた可能性は少ないことから,術前にすでに左下四分半盲が出現していたと考えられる.したがって,後天的に発生した脳動脈瘤が増大し,視野障害が出現したと考えられる.

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定位的脳生検術後に生検ルートに沿って腫瘍再発をきたしたglioblastomaの1症例 : 症例報告および文献的考察

川原一郎, 上之郷眞木雄, 林之茂, 奥永知宏, 松尾孝之, 永田泉, 林徳真吉

原稿種別: 本文
2004 年 13 巻 8 号 p. 608-613
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.608

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脳腫瘍に対する定位的生検術後に,そのtractに沿って播種をきたしたgemistocytic astocytomaからの悪性転化によるglioblastomaの1症例を経験した.一般的に,本手技は安全かつ簡便であると考えられているが,稀な合併症として腫瘍の播種をきたし得る.このような合併症の報告例は少なく,腫瘍細胞自体のcytokineticな特質や粘着性,implantされる側の肥沃さ,細胞数などが重要な因子であると考えられており,悪性度の高い腫瘍であれば,より播種するリスクは高い.合併症を最小限にとどめる工夫が必要で,本手技を行う際には常に念頭に置くべきである.

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会員の皆様へ

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 614-616
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.614

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第25回日本脳神経外科コングレス開催のお知らせ

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 616-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.616

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会員の皆様へ

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 617-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.617_1

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読者の意見(Letters to the Editor)原稿募集

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 617-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.617_2

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主要国内学会・研究会一覧

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 618-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.618

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主要国際学会

原稿種別: 文献目録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 619-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.619_1

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訂正とお詫び

原稿種別: 文献目録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 619-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.619_2

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「VIDEO JOURNAL of Japan Neurosurgery」新年度会員募集のお知らせ

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 620-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.620

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「脳神経外科ジャーナル」(Japanese Journal of Neurosurgey)投稿ならびに執筆規定

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 621-622
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.621

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連絡票

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 623-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.623

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投稿申請書

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 624-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.624

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編集後記

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 625-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.625_1

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奥付

原稿種別: 付録等
2004 年 13 巻 8 号 p. 625-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.625_2

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2004 年 13 巻 8 号 p. Cover31-
発行日: 2004/08/20
公開日: 2017/06/02

DOIhttps://doi.org/10.7887/jcns.13.Cover31

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