脳神経外科ジャーナル
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10 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2001 年 10 巻 6 号 p. Cover24-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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  • 原稿種別: 表紙
    2001 年 10 巻 6 号 p. Cover25-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    2001 年 10 巻 6 号 p. 375-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 376-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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  • 宮本 享, 山田 圭介, 織田 祥史, 石川 正恒, 岡本 新一郎, 山形 専, 平井 収, 上村 喜彦, 橋本 研二, 橋本 信夫, 菊地 ...
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 377-383
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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    生体吸収性高分子材料を用いた組織置換型人口硬膜を開発し, 66例の臨床試験を行った.術中の操作性は良好で, water-tightに縫合可能であり, 半透明であるために内部の脳表観察が可能であった.追跡調査において, 明らかに人口硬膜に起因する副作用は認められず, 長期埋入後の再開頭例において自己コラーゲン組織に置換されていることが確認された.以上の結果により硬膜欠損の再建において本材料は有効な治療手段であると考えられた.
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 383-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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  • 上野 雅巳, 福田 充宏, 山根 一和, 熊田 恵介, 小濱 啓次
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 384-388
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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    頭蓋内解離性動脈瘤の報告は増加しているが, 前大脳動脈領域は稀である.今回クモ膜下出血で発症した右前大脳動脈水平部の解離性動脈瘤を経験したので報告する.術中所見ではA1部は紡錘状に拡張して暗赤色を呈しており, 同部をtrappingした.報告されている前大脳動脈解離性動脈瘤32例のうち22例は男性であった.incidentalにみつかった1例を除くとA1部に発生した11例は全例クモ膜下出血にて発症し, 末梢部に発生した20例中16例は脳梗塞で発症した.女性10例中8例はA1部に発生した.本稿では前大脳動脈解離性動脈瘤の特徴について考察する.
  • 梶原 基弘, 花北 順哉, 諏訪 英行, 塩川 和彦, 斉木 雅章, 織田 雅
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 389-393
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
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    9年前に背部打撲の既往があり, Brown-Sequard症候群を呈した脊髄ヘルニアの症例を報告した。MRI上Th4/5レベルにおいて, 脊髄が腹側に偏位しており, その背側にクモ膜嚢胞と思われる領域を認めた.手術にて脊髄背側のクモ膜嚢胞と腹側硬膜欠損部への脊髄ヘルニアを確認し, これを整復, 硬膜形成術を行った.MRIの登場以後, 脊髄ヘルニアの報告例は増加してきており, 従来考えられてきたほど稀な疾患ではないと思われる.硬膜欠損の成因が病態の基本であるが, そのメカニズムについては推論の域をでていない.大きく, 特発性と外傷性に分類されるが, 文献的考察にてそれぞれの臨床的特徴を考察した.今回われわれが報告した症例は, 背部打撲の既往を有するものの, 特発性の範疇に入ると考えた.
  • 矢野 昭正, 三好 康之, 西本 健
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 394-398
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    特発性頭蓋内圧低下症(SIH)の診断に最も有効かつ簡便で非侵襲的な方法として, 頭部造影MRIがあげられる.頭部造影MRIでは脳表に沿った広範な髄膜の造影効果を認めることがSIHの特徴とされており, また, 近年脊髄造影MRIでも脊髄髄膜全体の広範な造影像が認められることが報告されている.今回, 背部痛, 根性痛で発症したSIHの1例を経験したが, 本例の脊髄造影MRI所見は従来のものと異なり, 頸椎および上位胸椎レベルでは髄膜造影効果が認められたものの, それ以下の胸椎レベルでは造影効果が認められなかった.また, この脊髄髄膜造影効果については経時的変化を追うことができた.これらの所見に関しては現在まで報告がなく, 興味深い所見と考え報告した.本例のように背部痛, 根性痛が, SIHの前駆症状である場合もあり, 低髄圧症状を伴う場合には頭部および脊髄造影MRIを用いて積極的に鑑別診断を進めることが重要と考えた.
  • 高瀬 敬一郎, 松野 治雄, 坂田 修治
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 399-403
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    53歳, 女性の脳底動脈左上小脳動脈分岐部破裂動脈瘤にSecond posterior cerebral artery(2nd PCA)の破格血管を伴った症例を報告した.2nd PCAは内頸動脈から分岐し, 本来なら後大脳動脈の還流領域(本症例では左下側頭枝)に栄養血管を送る破格血管である.剖検脳で0。25%にしかみられないと報告されている.胎生初期では後部大脳半球は前脈絡動脈によって栄養されているが, 胎生後期になると後大脳動脈が代わって後部大脳半球を栄養する.2nd PCAとは後大脳動脈の発達が不十分なとき, その還流部位を遺残した前脈絡動脈が代わって栄養する破格血管である.名称については発生学的に考えるとpersistent primitive PCAといえる.
  • 中村 淑恵, 山元 一樹, 亀井 聖史, 水川 克, 上地 貴, 玉木 紀彦
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 404-408
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    埋込式骨延長器を使用して頭蓋拡張を行った1例を報告する.症例は3歳, 男児で, 誕生直後に後頭部脳髄膜瘤修復術と脳室-腹腔短絡術を受けた.徐々に舟状頭蓋変形が進行し, 後頭部の二分頭蓋による骨欠損部が著明に膨隆した.手術では, コの字型の骨切りにより両側頭頂後頭部に有茎の骨弁作成した.両側傍正中の骨縁に埋込式骨延長器を取りつけた.1日0.5〜1mmの骨延長を3週間施行し, 片側17.5mm, 両側35mmの拡張を行った.術後頭蓋骨横径が増大, 後頭部骨欠損の膨隆もなくなった.本法には, 急性期の硬膜外死腔や皮膚伸展が避けられる, 単純な骨切りで硬膜や骨膜の剥離が少ないので出血が減り, 骨弁への血流も保たれるなどの利点がある.今後, 適応や長期予後の検討, 器具の改良などが必要である.
  • 宮脇 貴裕, 草鹿 元, 篠田 宗次, 増澤 紀男
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 409-413
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    悪性リンパ腫が脊髄髄内に原発することはきわめて稀といわれている.われわれは41歳, 男性で, 両下肢の温痛覚障害, 両下肢の筋力低下, 膀胱直腸障害で発症した1例を報告する.MRIを含む画像所見では, Th7〜9に及ぶGd-DTPAにて増強される腫瘍を認め, 脊髄髄内腫瘍の診断で同部位の椎弓切除と生検術を施行した.病理組織所見はB-cell type diffuse large non-Hodgkin malignant lymphomaであった.発症から緩徐な経過をとり, ステロイドが効果のなかったことが診断まで時間を要した原因と思われた稀な脊髄悪性リンパ腫を経験した.
  • 田中 俊英, 赤崎 安晴, 諸岡 暁, 結城 研司, 米本 友明, 阿部 俊昭
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 414-418
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    症例は49歳, 男性で, 製紙工場にて作業中に圧縮ロールに両側頭部を左右方向から挟まれ, 両側鼻出血, 耳出血で主訴に救急搬送された.頭部CTにて気脳症, 蝶形骨洞内出血, 斜台骨折を認めたが錐体骨骨折は判明せず, 頭部MRIにて脳挫傷等の出血性病変は認められなかった.受傷12日目より両側顔面神経麻痺(House-Brackman grade IV)が明らかとなり, prednisoloneとMethycobalの投与を開始した.経過中にめまい, 耳鳴は出現しなかったが, アブミ骨筋反射の消失と唾液分泌の低下を認めた.聴力検査にて左伝音性難聴を認めた.受傷48日目の右顔面神経麻痺, 60日後に左顔面神経麻痺がそれぞれ改善した.本症例は両側より頭蓋骨にゆっくり加わる外力により頭蓋骨が変形する, low velocity crushing head injuryに起因する頭蓋底骨折に合併した両側外傷性顔面神経麻痺である.損傷部位としては, 涙腺分泌が保たれており唾液分泌, アブミ骨筋反射の消失, 閉眼不能を含む表情筋麻痺が認められたことにより, geniculate ganglionと鼓索神経の分岐部の間のfallopian canal内と考えられた.錐体骨骨折を伴わず, 斜台骨折のみによる遅発性顔面神経麻痺は, static loadingを原因とする頭蓋底骨折に伴う脳神経, 血管, 脳損傷を1つのclinical entityとする頭蓋底中部損傷の1つの病態として考慮し得ると思われた.
  • 塚本 春寿, 西村 博行
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 419-423
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    大脳鎌髄膜腫の開頭術後に発生した緊張性気脳症を経験した.症例は58歳, 男性で, 右下肢から始まり上肢に及ぶ部分運動発作で発症した.頭部MRIで左傍中心小葉に位置する大脳鎌髄膜腫と診断した.仰臥位で開頭腫瘍全摘出術を行った.この際, 開頭部は最上部に位置しなかった.手術終了直後に瞳孔不同が出現した.頭部CTで緊張性気脳症と診断後, 直ちに前頭部を穿頭し脱気を行った.術後, 覚醒遅延を生じたが軽快し, 独歩退院した.テント上開頭術においても, 特に開頭部が最上部に位置しない場合は, 合併症として緊張性気脳症が発生し得ることを認識する必要があり, 治療としては迅速な脱気が重要であると考えられた.
  • 後藤 正樹, 半田 明, 津野 和幸, 西浦 司, 石光 宏, 西田 あゆみ
    原稿種別: 本文
    2001 年 10 巻 6 号 p. 424-426
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
    開頭術後の骨弁陥没を防ぐため, 近年その固定には主としてチタンを素材としたプレートが汎用されているが, その高価格が欠点である.threadwire saw(T-saw)は本来脊椎手術の器具として開発されたものであるが, われわれは本器具を開頭術へ応用してみた.使用法はGigli sawと同様であるが, Gigli sawに比して非常に細く, 表面も滑らかであるため, 軟部組織の損傷や切り幅のロスが少ない.骨縁は斜めに切断されるため, 必要に応じて外板を温存したまま内板・板間層を削除できるので, 手術に必要な骨削除を行えると同時に閉頭時の骨弁の安定性も良好である.T-sawは開頭術に際しても有用な器具となり得, 試みるべき1方法と考える.
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 427-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 427-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 428-429
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 430-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 431-432
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 433-434
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 10 巻 6 号 p. 435-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 表紙
    2001 年 10 巻 6 号 p. Cover26-
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル オープンアクセス
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