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日本教科教育学会誌
Online ISSN : 2424-1784
Print ISSN : 0288-0334
ISSN-L : 0288-0334
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22 巻 (1999)
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21 巻 (1998)
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20 巻 (1997)
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19 巻 (1996)
4 号 p. 163-
3 号 p. 123-
2 号 p. 57-
1 号 p. 1-
18 巻 (1995)
4 号 p. 177-
3 号 p. 111-
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17 巻 (1994)
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3 号 p. 103-
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16 巻 (1993)
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3 号 p. 81-
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3-4 号 p. 79-
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12 巻 (1987)
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11 巻 (1986)
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2 号 p. 51-
1 号 p. 1-
10 巻 (1985)
3-4 号 p. 87-
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9 巻 (1984)
4 号 p. 159-
3 号 p. 113-
2 号 p. 37-
1 号 p. 1-
8 巻 (1983)
3-4 号 p. 31-
2 号 p. 73-
1 号 p. 1-
7 巻 (1982)
4 号 p. 177-
3 号 p. 129-
2 号 p. 55-
1 号 p. 1-
6 巻 (1981)
4 号 p. 1-
3 号 p. 175-
2 号 p. 89-
1 号 p. 1-
5 巻 (1980)
4 号 p. 181-
3 号 p. 127-
2 号 p. 47-
1 号 p. 3-
4 巻 (1979)
4 号 p. 201-
3 号 p. 127-
2 号 p. 61-
1 号 p. 1-
3 巻 (1978)
3 号 p. 89-
2 号 p. 36-
1 号 p. 1-
2 巻 (1977)
1-2 号 p. 1-
1 巻 (1976)
2 号 p. 156-
1 号 p. 1-
41 巻, 3 号
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小学校説明的文章の「論理」の読解方略指導における条件的知識の学習可能性
― 高学年の場合 ―
古賀 洋一
2018 年 41 巻 3 号 p. 1-14
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_1
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本稿では,説明的文章の「論理」の読解方略指導において,小学校高学年がどの程度条件的知識を学習できるのかを検討するとともに,その学習を促進するカリキュラムについての示唆を得るために,小学校教諭との共同研究による授業実践を分析した。分析の結果,次の成果が得られた。一点目に,意図的・計画的な指導を行えば,小学校高学年であっても,「論理」の読解方略の条件的知識を十分に学習できることである。二点目に,学習者が「論理」に注目して批評的意見を表現できるようになるうえで,「方略を『選択』『統合』できることを『理解目標』とした指導」から「批評的意見の表現を『理解目標』とし,その中で方略を『選択』『統合』させる指導」への段階的なカリキュラムが有効なことである。三点目に,学習者に躓きを乗り越えさせ,条件的知識の学習過程を辿らせるための指導方法の観点からカリキュラムが精緻化されたことである。
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(426K)
小学校国語科における主題単元と生活綴方の連関
― 昭和49年度岐阜県美濃市立中有知小学校の取り組みを中心に ―
池田 匡史
2018 年 41 巻 3 号 p. 15-28
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_15
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本稿では,小学校国語科における,主題単元による読書指導の展開の一つを明らかにし,特に,主題単元と生活綴方とを関連させた取り組みの存在を指摘した。検討の対象は,岐阜県美濃市立中有知小学校の昭和49年度の校内研究である。中有知小学校は,読書指導を目指し,主題単元という方法を選択した。そして学習者の成果を,学校文集に表現させたのである。この文集は,生活綴方の影響を受けたものである。つまり,主題単元と生活綴方とを関連させた取り組みがなされていたことを意味する。ただ,この取り組みの課題に,教員間で具体的な実践として主題単元の概念を共有できていなかったこと,「労働」以外の主題ではどのように展開するのかが明確ではないことなどがある。
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(454K)
社会科におけるリテラシー教育の統合方法
― アメリカに見られるアプローチを類型化して ―
山田 秀和
2018 年 41 巻 3 号 p. 29-42
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_29
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汎用的な資質・能力の育成をめぐる近年の議論の中で,教科の性格や枠組みが問い直されている。こうした状況を踏まえ,本研究は,アメリカで議論されている「統合(integration)」に着目し,社会科におけるリテラシー教育の統合方法を探ることを目的とする。アメリカの取り組みを類型化した結果,以下の三つのタイプの統合方法を抽出した。それぞれ,リテラシー教育を,1)社会科の内容面で関連づける内容関連型,2)社会科の方法面で関連づける方法関連型,3)社会科の目標面で関連づける目標関連型,である。各類型の事例を分析した結果,後者のものほど社会科の理念を意識し,社会への関わりや社会の形成に必要な資質・能力の育成に重きを置いていることが明らかになった。
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(424K)
学習者の「自己内対話」活性化の手立てに関する考察
― 大河原忠蔵氏「状況認識の文学教育」論を手がかりに ―
武田 裕司
2018 年 41 巻 3 号 p. 43-55
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_43
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国語科における読みの学習指導においては,読むという行為を通して「自己」という存在を社会との関係の中で捉えることの出来る「自立した読者」育成が目指されてきた。そこでは,絶えず自らを問い直す,「自己内対話」の重要性が指摘されている。しかしながら,学習指導の実際の場においては,他者からの評価にさらされることによって,学習者が真に「自己」を追究する場とはなり得ていない現状がある。そこで本研究では,ハーマンスらの提案した「対話的自己」論を理論的枠組みとしながら,大河原忠蔵氏の理論と実践について検討した。大河原氏は,学習者を彼らの生きる問題状況と関わらせることによって,学習者が問題を我がこととして捉えるとともに,他者の意見によって学習者が新たな視点を獲得している。このことは,学習者が,自らを取り巻く問題を自己内のポジションとして位置づけるとともに,自己内の他のポジションとその問題の間で対話が行われることによって生み出されるものであることを論じた。このように大河原実践の意義を明らかにするとともに,学習者の実際の記述から,「自己」を追究できていないものを取り上げ,その原因と有効な手立てについても明らかにした。
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(414K)
理科における仮説設定の合理性に影響を及ぼす要因の検討
中村 大輝, 松浦 拓也
2018 年 41 巻 3 号 p. 57-66
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_57
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理科における問題解決や探究の入り口として,学習者自身に仮説を立てさせることが重要視されている。一方で,先行研究においては仮説設定における思考の質に影響を及ぼす要因があまり検討されてこなかった。そこで本研究では,仮説を立てることを求める調査問題を3問作成するとともに,高校生を対象とした調査を実施し,仮説設定の合理性に影響を及ぼす要因を検討した。その結果,1)目標・方向性の確認が仮設設定の合理性を向上させること,2)創造性を重視する価値観や認知欲求が変数の同定過程の合理性に正の影響を及ぼすこと,3)変数の同定過程における合理性が因果関係の認識過程における合理性に正の影響を及ぼすことが明らかになった。
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(460K)
白井春男『人間の歴史』にみる1960~1970年代社会科教育「現代化」の実相
― 一国史を超越する視点と「ものづくり」という方途の獲得 ―
香川 七海
2018 年 41 巻 3 号 p. 67-80
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_67
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本稿は,教育実践家の白井春男によって編纂された自主編成教材『人間の歴史』をもとに,1960年代から1970年代にかけての「教育の現代化」の実相を明らかにするものである。『人間の歴史』は,国家や為政者の歴史を前提にするのではなく,無名の庶民を中心軸とする歴史教育論にもとづいて編纂された社会科教育の教材である。本稿では,当該教材の編纂の意図と経緯について検討し,①白井が歴史学者の関与なしに,独学で当該の教材を編纂したこと,②この教材が社会史や民衆史に依拠しつつ,有史と一国史に限定されない視点を持ち合わせていたこと,③「ものづくり」という方途による児童生徒の「リアリティ」の喚起を試みていたことを明らかとした。
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(457K)
読み深めのための発展的再読を促す学習指導の開発
― 芥川龍之介「地獄変」の場合 ―
松岡 礼子
2018 年 41 巻 3 号 p. 81-90
発行日: 2018年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.41.3_81
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本研究は小説「地獄変」の教材性を明らかにし,読み深めのための発展的再読を促す学習指導を提案するものである。考察対象に高2「現代文B」の単元「芥川『地獄変』を読む」[以下「前半単元]]と単元「芥川短編小説群を読む」[以下「後半単元」]を取り上げる。両単元ともにねらいは作家の創意に留意した作品の批判的な読みである。小説「地獄変」の場合,それは結末部の分析であり,「信頼できない語り手」への着目であり,「芸術至上主義」という語の問い直しであった。前半単元は批判的な読みのための観点を示し,後半単元では教科書教材の芸術論に照らした作品再読と条件付き短歌創作を試みる。後半単元における再読の手立てはどのように機能し得たか,学習者反応分析を通して後半単元の成果を明らかにし,本学習指導構想の可能性と課題とを述べる。
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